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にくしみ(要冷蔵)

うつくしい女たちの化粧が
ポリゴンに近づいていく
服はムダがはぶかれ
生地は豪華になる

腹の中のにくしみが腐っているのが
外側から見ていても分かる
にくしみは　.... 壁に小さな穴が空いていた

落ちていた髪の毛がちょうど入るくらいの穴だったので入れてみた
すると穴は少し大きくなった
折れたシャーペンの芯を押し込んで
しばらくするとまた少し大きくなっていた　.... 細長いため息を吐けば
雨になって壁に突き刺さる

仮面を剥いでも
表皮が乾いた途端また
次の仮面が顔を覆う

背中に羽根が生えたせいで
バランスが取りづらい
かさばって満員電車で邪魔　.... 　冷房をきかせた部屋で、少しずつ冷めていくベッドのシーツを撫でながら、吐くように泣いた。体の中の悪いものが外に出たがっていて、こらえきれずに涙になってあふれた
　白い布地に落ちた雫がブラックライトに　.... あの猫の名前はマダナイっていうんだ、
名作の書き出しに目がないようで
いろいろ聞かせてやっているんだが
書き出ししか知らないせいで
良からぬ方へ想像の羽を広げてしまっているようだ

「親譲　.... まだ天国にはいきたくない
油断が私を空へと打ち上げる
真っ直ぐ飛んで行く体
その姿から私は花火と名付けられた
とはいえ致命的な飛翔は数えるほどしかない


一度目
生まれ落ちた瞬間
　.... ｛引用＝「草枕旅ゆく君を愛(うつく)しみ副(たぐ)ひてぞ来し志賀(しか)の浜辺を」（万葉集 巻四566）｝
或る女は旅に連れ添い
まだ若い馬にまたがりシカの浜辺へ
青々としたうつくしみの心でもっ　.... これから私は慣れないことをする。
感想文を書くのだ。
詩で、しかも中也の詩で。

中原中也の詩に「月夜の浜辺」という詩がある。教科書に載っているくらい有名な詩なので、馬鹿な私でも知っている。裏　.... 供述によるとお前は
うつくしい女と出会った
彼女は駅の階段でうずくまっていた
いくら声をかけても反応がなく
そっと肩を叩いたとき
顔をあげた女と目があった
お前はこれがほんとうの恋なのかと　.... 　時間というものは時と時の間に存在するもので時そのものではないけれど、時という存在自体がそもそも流れる性質を持つものであるから、時を感じようとするものには時は時間として感じられる他ない。どれだけ短く時　....

こひもともひこさんの木屋 亞万さんおすすめリスト（10）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
にくしみ(要冷蔵)	- 木屋 亞� ...	自由詩	7*	15-3-21
穴	- 木屋 亞� ...	自由詩	3*	14-11-8
ため息の雨	- 木屋 亞� ...	自由詩	4*	14-8-31
Hotaru_hotelのほとりで	- 木屋 亞� ...	自由詩	4*	13-8-14
あの猫の名前はマダナイっていうんだ、	- 木屋 亞� ...	自由詩	6*	13-6-15
バンジージャンプを１階から	- 木屋 亞� ...	自由詩	5*	13-6-8
うつくしみの＿うつつ	- 木屋 亞� ...	自由詩	4*	13-4-13
【HHM参加作品】エロい詩（感想文と妄らな空想）	- 木屋 亞� ...	散文(批評 ...	4*	13-1-27
供述によるとお前は……	- 木屋 亞� ...	自由詩	5*	12-12-1
時間と光	- 木屋 亞� ...	散文(批評 ...	3*	12-11-3

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