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二つに一つではなく

二つにして一つ

それが足のうらで生きるということ


とおく球場が夜空に灯っている

町あかりが滲むように澄んでいる

ぼくらは史上最強のまんなかだ

 ....
あらゆる疑惑や憎しみは

頭で考えるからおこるのだ

だからからだで感じよう

それも足のうらで感じよう


遠く離れてきみを想う

生きているかも

死んでいるかも

 ....
貧しさってどんなこと?

夜、お母さんがいないこと?

お金がないような気がすること?

否定のことばでしか繋ぎとめることが出来ないこと?

砂漠の砂を数えるようなことをめんどくさがる ....
復興に活気をもとめるのはただの幻だったようだ

井上靖の闘牛を思い出していた

ここにもあの興行主のような塊はいるのだろうか


いろ

いてくれ

いなければならない

き ....
4階部分まで破壊された5階建ての団地が放置されている

コンクリートの仕切りは家々の跡だ

道の駅は廃墟でよこに松の倒木がいくつも転がっている

それでも残骸はもうほとんどなかった

 ....
子供たちと久しぶりに会うことになった。

金髪を見たらなんと言うだろうか。言わないほうがおかしい。

洗濯されたものだけを身につけた。

出かけるまえ父がじろっとぼくを見た。

晩ごは ....
お母さんは学生時代の友達の家に遊びにいくと必ず寝込んでしまった。
それはいつも二、三週間続いた。
そうなると私が弟の面倒をみて夕飯や朝ごはんを作るのだった。
私がそれを受け入れればお父さんとその ....
ヒマワリが肩を組んで仲良しだ

熱にうかされて夢をくりかえして見ていた

数字には現実の数字と希望もしくは失望の抽象的な数字がある

当たり前すぎて現実と抽象はごっちゃになっている

 ....
この世間の狂騒

異物混入は真因ではない

異物混入なんてふつうのことだ

謝罪くらいで済まされるべきものだ

そんなことでは死なない

ペットですら死なない

原発のほうが問 ....
若いとき毎週!金曜日

仕事帰り仲間とボーリングを10!ゲームやった

もう20年まえの話だ

その頃の仲間と久しぶりにボーリングをした

1ゲーム目はめちゃくちゃだった

2ゲーム目はみんな160以 ....
いちからいやゼロから作るのは

めんどくさいことだ

めんどくさいことはみんなやりたがらない

だからめんどくさいことをやっていると

みんなより前にすすめているような気になれる

前にゆけているよう ....
風邪をひいたら

寝るしかないや

死ぬのがこわかったら

胸に手をおくしかないや

そうやって愛おしむしかないや


晴れた日の西の空が

不安だらけのこの地球に

美しい夕暮れをおく


風邪をひ ....
若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う

いろんないやなことを無視できることだと思う

酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う

背中に秋の陽を受ける

地獄も天国もない街道 ....
元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる

そんなこと考えては

練習している、何を

元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる ....
実力がうえの者たちに善戦しても

勝てなかったら

何をやってるんだということになる

戦うということはそういうことなんだ


俺はいま戦っているか?

俺はいま戦っているか?
 ....
その橋を渡る気もないひとびとが

渡ろうとするひとを笑っている、もしくは批難している

渡ろうとするひとが

その橋の安全を確かめるのを

だったら渡らなきゃいいじゃないかと

小 ....
東京を車で出発して4時間、常磐道が福島第一原発の手前で封鎖されていたので、その手前の常磐富岡というところで高速をおりました。

高速をおりるとそこは、重機でさらわれた茶色い土肌と、累々(るいるい) ....
原発0を政府として打ち出しているドイツでは

原発はまだ稼動している

原発再稼動を政府として打ち出しているこの国では

原発は一基も稼動していない

この国はもう実質的には原発0なの ....
感じてることにまかせよう

つかれたなら

つかれそうなら

感じてることにまかせよう


何度も確かめたくなるなんて

きたない心が消えないなら

うなぎを食べたら解散しよ ....
階段によりかかる

壁がつめたかった

壁がつめたかった

それが気持ちいい

祈るように見つめる

祈り見つめる

いい気分で眺めてるかな

煩わされることなんて

いっさい霧散してるかな

祈り見 ....
俺さびしいか

いかさまか

俺さびしいか

さかさまか

渋滞ゆっくり

ながれてく

光をともして

ながれてく

俺さびしいか

いかさまか

俺さびしい ....
またあえる

おやすみなさい

おいかける

たいふういっか

にじのそら

おはようひかり

あさのこえ

まもれているか

わからない

まもれているか

しがみつく

あなたのまうえ

そらのし ....
だれかが楽しそうなら

きみはそれがいちばん嬉しい

きみは秋の午後のひかりのなかで

だれかが楽しそうなのを見つめている

ぼくもこころでそれを見つめている


黄金いろの土を ....
だいじょうぶ

気持ちで言っても伝わらない

数字で言ったら伝わるのかな

数字で言うならいまのこと

みらいではなくていまのこと


ひとはいつの世も雰囲気にながされて

 ....
白いおこめをぼくは買った

あなたのからだよくなるように

白いおこめをぼくは買った

二人のいのりかわされるように


シャケのおにぎり

緑のブロッコリー

小さなお弁当 ....
あなたが朝から祈っている

誰かが働いてくれている

だから気づかずに生きていられる

もらってばっかりじゃダメだから

ぼくも誰かのために

誰かの誰かになろうと祈っている


朝日がぬれている

 ....
緑が濃くなる季節です

緑が影をふかくします

あじさい花火が青いです

あなたの温度を思います

抱き転げ回った草原です

緑が濃くなる季節です

緑が影をふかくします


やわらかくやさしく

つ ....
こんなにちかく

腕が800メートルくらい伸びれば

額に手をおいてあげられる

首が800メートルくらい伸びれば

おつむであなたに甘えられる

300キロは無理だけど

8 ....
おばあちゃんが

この牛乳ヤバイ、と言ったら

その牛乳は本当にヤバイ

でもみんなが使うヤバイは

本当のほうではなくて

その逆のほうが多いような気がする


おばあちゃ ....
それは冷たいことではない

何がやってこようが揺るがない

それは温かいことでもない

ぼくは遠いこころになるだろう

互いに幸福を見せつけよう


自分の人生だ

愛だ
 ....
こひもともひこさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
足のうらで生きる- 吉岡ペペ ...自由詩315-8-30
疑惑や憎しみ- 吉岡ペペ ...自由詩515-8-29
かたいつぼみ- 吉岡ペペ ...自由詩715-8-22
復興- 吉岡ペペ ...自由詩315-3-20
人間>社会- 吉岡ペペ ...自由詩615-3-20
4ジグソーみそ汁- 吉岡ペペ ...自由詩615-2-28
帰り道- 吉岡ペペ ...自由詩1415-1-16
現実と抽象- 吉岡ペペ ...自由詩515-1-14
異物- 吉岡ペペ ...自由詩415-1-14
ボーリングの思い出- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...315-1-1
めんどくさいことを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...215-1-1
風邪をひいたら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-10-20
さようなら若い日よ- 吉岡ペペ ...自由詩1314-9-22
練習- 吉岡ペペ ...自由詩314-7-27
俺はいま戦っているか?- 吉岡ペペ ...自由詩614-6-24
その橋を渡ろうとするひとへ- 吉岡ペペ ...自由詩814-5-12
南相馬市にて- 吉岡ペペ ...自由詩414-3-11
原発0- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-25
まかせよう- 吉岡ペペ ...自由詩613-12-8
階段の月- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-11-19
俺さびしいか- 吉岡ペペ ...自由詩1013-11-16
にじのそら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-10-17
優しい秋- 吉岡ペペ ...自由詩313-10-14
だいじょうぶ- 吉岡ペペ ...自由詩413-9-8
白いおこめの歌- 吉岡ペペ ...自由詩613-8-20
誰かの誰かに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-7-2
あじさい花火- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-6-10
こんなにちかく- 吉岡ペペ ...自由詩613-5-16
戦争反対- 吉岡ペペ ...自由詩413-4-18
旅立ち- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-20

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