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ほら、また、咲いた、
本の花
読むたびに
ひとつ、また、ひとつ、
書店に種を選びに行き
本棚に種をまく
パラパラと
水をまく
色とりどりの
本の花は
読まれる時を
待って ....
親からもらった名を
30数年飼っているが
これがなかなかなつかない
気づくとどこかに行ってしまうので
私を呼ぶとき
みんな仮の名で呼ぶ
仮の名は20個くらいあって
ずっと傍にいるもの
....
ちいさな手が
誰に習ったのか
頭をなでる
背中をさする
「おかあさん、だいじょうぶ?」
いつの間に
こんなに上手に
しゃべれるように
なったのだろう
返事を忘れて
見つ ....
くだらないことばかりかんがえてるから
いま、おなかをくだしてる
ひとつのすいかに
いくつのたねがはいっているのか
しりたくて
ひとつのすいかを
ひとりでたべちゃったから
....
心にもないことを言うときは
心はどこにあるのだろう
言う言葉だけがそこにあって
心は上空三メートルくらいから
こちらを見下ろしている
だからあの人とは
いつまで経っ ....
かりんの木の花が
小さなピンク色しているの
ずっと知らなかった
きみは確かに
かりんの木の下にいて
かりんの実が落ちたのを
いつもくわえていた
おもちゃで遊ぶことを知らないき ....
青空を見ているときは
星空をわすれ
かき氷を食べているときは
雪をわすれ
かなしみが沢山のこころは
よろこびをわすれ
大人になると
子どもをわすれ
山を登る ....
もう会わない人が夢にあらわれて息子と夫に背を向けている
初恋は夫なんです本当に誰に言い訳しているのやら
日曜日夫のてづくりおにぎりを大きな口で子と食べる ....
きみの定位置
母さんのあぐらの上
(名付けて母さん座椅子)
父ちゃんが帰ってくれば
父ちゃんの腹の上
(名付けて父ちゃんベッド)
ばあちゃんちに行けば
ばあちゃんの後ろ
(名付けてばあ ....
子供の前で大人のふりをした
洗濯物の前で大人のふりをした
鏡の前で大人のふりをした
悲しみの前で大人のふりをした
ママ友の前で大人のふりをした
雪の前で大人のふりをした
....
変わらない日なんてない
水溜まりは乾き
草は地面を覆う
飛ぶ鳥は雲を追い
日は速度を落として沈む
変わらない日なんてない
日記は二日で書かなくなり
アルバムは途中から白紙のまま
....
本を破り捨てたことなんて初めてだった
そんな自分に驚いた
それほどまでにわたしは疲れていたのだ
それほどまでにわたしは一生懸命だったのだ
一歳四ヶ月の息子はまだ歩かない
育児本なんてクソ ....
寝息を立てる
わが子に思う
一生、そのまま
かわいい赤ちゃんのまま
わたしのそばを離れず
わたしを一番ひつようとし
憎まれ口もたたかず
ただ、ひたすらに
一生懸命たべ
一生懸命あそび ....
子育ては子どもの頃の復習だ
幼い我が子に
昔の自分を重ねる
ああだったこうだった
言いながら
あの頃見えなかったものが
少しずつ見えてくる
あの頃見えていたものが
少しずつ ....
離乳食
自立の一歩
母さんのおっぱいは
少し寂しくなります
いつまでも
吸血鬼で
可愛い可愛い鬼で
いて欲しいのは
母さんのわがままです
きみは
....
こひもともひこさんの小原あきさんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
本を育てる
-
小原あき
自由詩
5*
15-10-2
名づく
-
小原あき
自由詩
8*
15-9-26
ちいさな手
-
小原あき
自由詩
7*
15-3-31
なつのせみもないてた
-
小原あき
自由詩
6*
14-8-4
心にもないこと
-
小原あき
自由詩
8*
14-8-4
かりんの花
-
小原あき
自由詩
10*
14-5-9
いいんだよ
-
小原あき
自由詩
13*
14-5-7
初恋
-
小原あき
短歌
4*
14-2-27
ていいち
-
小原あき
自由詩
9*
14-1-24
まく
-
小原あき
自由詩
17*
14-1-20
変わらない日なんてない
-
小原あき
自由詩
10*
13-7-23
育児本
-
小原あき
自由詩
12*
13-7-22
絶対に大人にならないこと!
-
小原あき
自由詩
16*
13-7-2
子育て
-
小原あき
自由詩
9*
13-2-2
離乳食
-
小原あき
自由詩
12*
12-10-11
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