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遠く離れた
名も知らぬ君に対して
愛を感じるための
口実なんてない
人類みんな
兄弟、姉妹だから、なんて
そんな標語も、白々しいだけで
だって
兄弟げんかも度 ....
1
帰宅した私は食卓に着くと
両手でテーブルを鷲掴みにし
一匹の大蛇を吐き出した
黒々とした身体
ぬらぬらとした光沢
それは私の分身であり
一部なのだった
゛はらがへったよ ....
ストライクが入らない
言葉の投げ方を、忘れたから
キャッチャーを
キリキリ舞いさせながら
交代を告げる声を、待ち望む
変化球に入れ込みすぎて
指の関節が ....
人には身体があって
それを包む心があって
更には世界がそれを包み込み
玉ねぎのように、
剥いても、剥いても
涙しか出てこない
私たちは
芯なのか
それとも ....
透明な空に
透明な鳥が
飛んでいる
草を蹴って
跳ねる子供が
捕まえようと
手を伸ばす
晴れた空は入口
空想の世界への入口 ....
優しい言葉を書き殴る
恨みの滲むペン先で
心を繕う紙切れで
爛れた肌は隠せない
冷たい文字を書き流す
泉に溜まった涙から
紙を流れる心の小河
運ぶ落ち葉に ....
一
セミの抜け殻が立ち上がり
自分を置き去りにした
主を探し始める
何も見えない目で
広がらない翼で
動かない足で
命が生まれ変わる度に
脱ぎ捨てられ ....
投げつけた白球が
君に届く前に
風にほどけて
宙に舞うリボンになる
草むらに転がって
土のにおいを嗅ぐ
俺はここから生まれた
ミツバチの羽音が ....
あなたをぎゅっと絞り上げると
悲しみや後悔がぽたぽたと滴を垂らした
僕は舌を突きだしてそれを受けとめ
首を反らして飲み込んだ
夜のバーは光の島
僕はそこに流れ着いた遭難者
あなたと ....
暇だし、日曜だし、外出するのも億劫なので、趣味について書いてみようかと思う。
゛お前の趣味なんて、誰が知りたがるんだ? ゛と思ったそこのあなた。侮ってはいけない。僕にだって興味を持ってくれる第三 ....
こひもともひこさんのまーつんさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
包み紙
-
まーつん
自由詩
11*
14-7-24
人と蛇の寓話
-
まーつん
自由詩
6*
14-1-29
マウンドにて
-
まーつん
自由詩
19*
13-12-28
玉ねぎと宇宙
-
まーつん
自由詩
18*
13-12-3
霊感の鳥
-
まーつん
自由詩
9*
13-11-21
鏡の前の詩人
-
まーつん
自由詩
6*
13-11-20
夏の閃光、記憶の抜け殻
-
まーつん
自由詩
13*
13-5-18
グラウンドにて
-
まーつん
自由詩
8*
13-4-18
遭難者
-
まーつん
自由詩
8*
13-1-19
趣味について、または詩について
-
まーつん
散文(批評 ...
8*
12-12-9
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