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やがてぼくは
水や空気や雲になって
生まれ変わるだろう

なんにだってなれる
雷や雪や雨にだって
土や石や砂にもなれるだろう

ぼくは森羅万象のすべてが好きだから
何にだってなれるん ....
人々はカツ丼を食い
もくもくと働く
此処は鉄鋼の街

とにかくオレンジ色に溶けた鉄を
何とかしなければならないので
大盛の食事を食い続けなければならないのだ

生姜焼き定食でも
カレ ....
好物のウイスキーを飲み
夜が更けてゆく

何となく腹がへり
あのネギラーメンが食べたくなった
其処までは100㎞

名古屋の味噌煮込みうどんでも良い
其処までは350㎞

あまりに ....
あの もり蕎麦を食べてごらん
きっと君は静かになれるから

あの たぬきうどんを食べてごらん
きっと君は少し幸せになれるから

あの キツネうどんを食べてごらん
きっと騙されることはない ....
一頁をめくると
また新しい世界が広がる
知らないことの多さに慄き
悦楽に浸る

デジタル化できない
五万の文字を
ぼくはどう反芻したらよいのか
途方にくれる

今となっては
使わ ....
細胞を解剖してみたら
電子の奥に宇宙を観た
巨大な世界の果てを知り
微細な宇宙を知ったいま
ぼくは永遠の生命体に慄き
摩訶不思議に埋没する

果てしない命を奪いながら
生きている矛盾に ....
鱈チリの
湯気のむこうに
君がいて
師走を迎え
喜びを知る

カミナリと
共にやってくる
ハタハタの
粘るブリコに
舌を鳴らして

すき焼きの
鍋奉行は
忙しく
食べるこ ....
言葉の森に悩み
その入り口に分け入ると
そこは精霊たちの庭だった
ぼくは言葉を失くし
心の動きがなくなってゆく

言葉を失ってしまった

もう悩むことなどは無いと願う
樹間から空に向 ....
波間を縫うように
飛んでゆくトビウオになれたなら
ぼくはどんなに幸せだろう
七海を越えてゆく君たちの喜びが
ぼくを透明にしてゆくんだ
やがては鳥に進化してゆく君たちと
ぼくは一緒になり
 ....
あの路地を曲がれば
糸杉の垣根がみえてくる
トマトを見つめる匂いのなかで
ぼくは牛乳を買ってくるのを忘れた
たどった路を戻りながら
牛乳 牛乳とつぶやいた

こんな時間に牛乳屋はやっ ....
古代の水を湛えた深淵から
龍が雷鳴を唸なり
天を目指す

人々は飢え
慈雨を求めている
ヤマタノオロチを恐れても
人は龍を求めていた

巨大な対象に敬意をはらい
神をも創造した人々 ....
晩秋の公園の紅葉は
ひとひらふたひらと
夕暮れ蝙蝠のように
ひらひら舞いながら
砂の公園に舞い散る
死語となった落葉焚
子供たちが瞳を落す
僕は子供らに頬笑み
焼き芋でも作ろうか
子 ....
石斑魚
客人を待つ
台所
止まらない
膝をテーブルに
打ち付けた
狂った果実
桃が弾ける
立ち食い蕎麦
生牡蠣ぽん酢
レアステーキ
厚切り牛タン
魚介ラーメン
富山鱒のすし
石斑魚の清蒸
インドカレー
ホタテの浜焼
あゆのウルカ
コノワタ塩辛
近江の鮒寿司
大阪 ....
そば屋で
肩を落とした
お前をみることはできなかった
あまりにも淋しすぎて

一味でも
七味でも
やたらに振るお前を
見ていることなどできないでいた

ラジオの音だけが
俺た ....
昨夜の午前0時に
久々のチヤルメラが鳴った

ラーメンのドンブリを用意して
追いかけようとしたが
あのチャルメラは猛スピードで過ぎ去っって往った

チャルメラは歩く速度で流さなければ ....
曼珠沙華
いまなき人の
魂を
華に映して
涙ひとすじ
帯を解き
ちがう男の
うでのなか
かぼそい声で
わたし乱れる
秋に煙るサンマの香り

苦手な大根おろし擦る恐ろしさ

今年のサンマは当たりかハズレか

漁業権にサンマが青く踊る

スダチを絞る指先の香り
紅色の
トマトを冷やし
塩まぶし
真夏の匂いに
頬の汗ふく

ぐらぐらと
煮えたつ鍋に
泳がせる
モロコシの色
甘く香りぬ

キリキリと
青い腰張る
胡瓜には
味噌を ....
あまりにも青い夏の日々

夏の昼は鶏塩らーめんを啜る

何とも言えぬ冷やしトマトに塩をふる

みぎみぎと甘い甘いトウモロコシ

真緑のきゅうりに味噌をぬる

あま甘い祖母の茄子 ....
こひもともひこさんのレタスさんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
讃歌- レタス自由詩616-12-24
製鉄所- レタス自由詩13+16-5-2
夜想- レタス自由詩915-12-28
そば屋にて- レタス自由詩215-12-26
大漢和辞典- レタス自由詩7*15-12-18
人体宇宙- レタス自由詩715-12-11
- レタス短歌1*15-12-5
迷路- レタス自由詩215-11-22
波濤の彼方- レタス自由詩615-11-20
ジョバンニ幻想- レタス自由詩515-11-17
ドラゴン- レタス自由詩415-11-13
夕映え- レタス自由詩5*15-11-11
清蒸- レタス俳句315-11-8
六本木心中- レタス短歌215-11-2
御馳走帳①- レタス自由詩215-10-31
そば屋- レタス自由詩6*15-10-25
チャルメラが往く- レタス自由詩215-10-13
散華- レタス短歌315-9-19
- レタス短歌115-9-19
サンマ- レタス俳句315-9-5
夏の味- レタス短歌415-8-4
夏の昼- レタス俳句115-7-25

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