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白昼夢のように
陽炎に揺れる空の青み
光のなかへ還っていく

熱するアスファルト踏み締め
延々と続く葬列蒼白く微笑み
光の庭で踊り叫ぶ狂女の言の葉、
舞い散らし受け止め呑み込んで

 ....
異様な輪郭、
漆黒の色彩と合一し
湾曲しながら立ち塞がり

聳え立つ、オマエ 誰だ?と

自らの内なるもう一つのジブン
それ、生産的な創造的な実在の核

夜闇に直観し委ね集中しながら ....
安らぐ心、
力に充ちて
ゆったりゆたり
途 たどれば
同じ強度の音保つ
正方形みたく均衡に
立ち昇るこの静かさ
この内に生き開放する
オノレというこの奴が
いつもの原初の光景携え
 ....
夜闇 もんわり熱し、

緑の葉影は揺れ動かず
走り去る車の間を置き

街灯照らす領域 開けて、

佇む人影の異様
過ぎ去る時の
血流し泣く子に
ただ沈黙の目視、

夜闇に街道  ....
響き光放ち
聴き入る
私は螺旋
 
眠りこけている意志を叩き起こし
肉体の損傷の辛いという感情を生き

私は螺旋
乱打のリズム
刻まれ刻みながら
うねりしずかさ台風の眼
ふりしき ....
集中し深まりながら
浮上した霊性の感触
その瞬間に身を委ね
持続の宇宙に祈った

 時間という残酷の白手伸び
 持続の宇宙抹消されていき 

呆然として別れ、虚脱し転がる骸

 空 ....
こうして一日 走り去る

 丘を越えて行く白馬の群れ、

どこまでいくの?と尋ねたら
どこまでも何処までもと

 漲る力、表出され形を成し
 限りを迎え、
 委ね集中し集中し委ね一日 ....
雪原に野兎の跳躍
雪崩れの巨大な響
白峰の遥か聳えて

 奥まる意識に生まれ続ける円が呟きかける
 私に刻まれた瞬間の光景、鮮明に反復させながら
 時の震動に円、延々と大小無数無限に湧出し ....
瞬間の伸び広がりに死を眼差す

異郷に目醒め
熱風吹き抜ける
青銅の大地に身を宿し
無に帰るのか
永遠へ還るのか
遠い地平に灯はともり
君の帰還を待っている

)もうどうしようもな ....
悪意が溢れ出る
果実を丸ごと搾るよう
奥底から表層へ
広がる原野、聳える岩峰
足元は見えず
失われた痕跡
粉々に散らばる
声の断片

不機嫌な朝が夢見る夕べ
終わりから逆算される日 ....
 煙りのなか、ただ どうしようもなく佇んでいる。
 煙り、のなかに、ただ、どうしようもなく

 灯りはある、そして機械がある。



  機械的に機械するわたしは機械ではない。
 ....
砲口のまえで、
つねに張りつめている、
灰色のくもり空のした、
まなざしは玉結びのように、つねにかたく、
未開にもひとしい、山道を、
まるで履きなれない軍靴で、
踏みしめて、
ゆくように ....
立ち現れる
貴女の姿、
美しく毅然と
荒れ狂う嵐、
最中見守る
その眼差し瞳、
うっすら透徹な絹を織り込み

血流波打ちあらゆる色彩の交わり争い毒づき混濁する、
わたしに触れ わたし ....
青みを帯びた夜の溶解
澄んだ孤独の波動に
見知らぬ人が
心の廃墟を弄んでいた

やがて夜が退き
時がひっそり浅瀬を形造ると、

澄んだ孤独は
何事もなかったように眠りに就き
到来す ....
 こわい箇所だけ集めた 試写会のような
 夢
 夢は ひろい鏡に浮かんだ
 あおじろい入れ子

 口の中はレトロ
 ほの昏く暖色な
 どことなく固定された感ただよう炭酸臭
 安っぽいシ ....
 忘れ物 に なったハンカチ
 あわいもも色 うさぎを飼って
 駅の向こうから来る
 おんなの子を見て
 つれていって
 と、輪をかいた
 石のむれをしずめた 海と
 とおい空 かすれた ....
降りしきる砂に埋もれてゆく
さまざまな過去が現れては消え
羽のない水色の鳥は
ぼんやりとした想いの空をとびつづけた
ここが幻だとしても
今は見ているものが現実だった
砂に埋もれてゆくからだ ....
緑の灯り
セブンイレブン
一緒におでん食べた
さらに夜更けに

あなた飛び降り
わたし観ていて
あなた叫び
わたし聴き

ただただひたすら

静まり静かさに
均衡と調和
包 ....
潰れた店のカラッポが
熱風に歪むコンビニの
道向こうに広がっている
イートインにて独り
アイスコーヒーを啜りながら
そのガランドウ見ているじぶん
じぶんの虚ろがガラス越し
ビル一階一室の ....
 ゆれる ぬけがらの重さ
 ひとつひとつ 声に彫られた
 ふるい幹のこまかな傷と

 蝉と烏 青を奪いあう
 にぎやかな今日

 不意につまづく
 日傘をさした子づれの伝道師が
 扉 ....
コンビニで弁当と惣菜をひとつ
缶ビールは明日のためにふたつ 
あとはテレビをつけっぱなしで眠るだけ

冬には窓のすきま風が冷たく
クーラーをつければ部屋から出れない夏
そんな二階のアパ ....
貴女は歩み入り遠去かる
貴女は遠去かり歩み入る

あたたかなほのかな熱おびる私に
夜陰に響く遥かな声 大切なんだ

(闇に暮れゆく空、眺めては
既に別離しあなたを想い)

綴られて行 ....
空飛ぶフライパン
殺人者の群れ追い立て炒め
上方を眼差し浮かんだ黄色い三角
天の青み肯定し在るものと確信し観入り
地上の自らの鏡像粉砕し丸焦げになった殺人者の群れ
天の青み在るものの無関心な ....
 田舎のビルでみた 踊り場 シネマ
 月光 スクリーン 古びた壁に
 主人公、現わる とある風
 恋は またたく間に想いを伝え
 うかれ気分を流れに運び去られても
 次の季節に 誘われ飽きな ....
ひっくり返ってしまった

大洋のど真ん中
転覆したみたい

浮かんでいる 太陽の ど真ん中

)天体、句点、微粒子、円
)秩序、混沌、倫理、異様

波のうねりに身を任せ 

浮 ....
青い空が水晶の塊となり浮かんでいる
難破した砕氷船が沈んで
水晶のクレヴァスに紡がれる物語
深い意識のどよめきを抱え
帰港すべき場所を探す
クレヴァスを突き抜け
漆黒の宇宙を見い出すとき
 ....
ぬるい常温のモンスター
たいへん甘くて
にんまり

夕飯のあと
これをちびりちびりと飲んで過ごす
特にピンクのものが好き

やんわりと機嫌よくなる
夜更かしして本を読める気がする
 ....
太陽の下に立ち
自らの影を踏む
踏んでは離れ
太陽の下に立ち
また自らの影を踏み、

無数無限の直線 伸び交わり錯綜し
僕は蠢く蟻塚の中に堕ち昇り
燃える円 形創りながら眺めて

 ....
光と共に
踊る子どもたち
雨のなか
霧のなか
晴れ間の瞬間、
貴女のふっと微笑み

希望の欠片を見つけたよ
絶望の欠片を見つけたよ
ほら、ね
なんとも脆く儚い
在る永遠は
光と ....
水の 
なか
に、
泳ぐ


記憶のなかを
 明滅する光
濾過されて
 蒸留する

西へ、
それから再び東へ
ゆく鳥は
籠を抜けて
飛び去った

 八月の日 ....
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