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生の源に
死ノ横たわり
死の源に
生ノ横たわり

 それら貫き蠢く力動ノ在り






南側から
暖ったかい陽射し
北側から
吹きつける冷たい風

 それら均衡の内 ....
                                                │
: 【
                                   │       ....
硝子の抜けた窓を透け
川に浮かべた傘いっぱいに
夕ぐれの街が溢れる時間

暮れる光のにおいに
昨日と明日が
すれ違う今が翳りとなってひそみ
貨車が黙って
曳かれてゆく不安で
すぐに下 ....
思う
って
おもしろいなあ
降っては解ける
春の小雪



思う
ことが
出来る
ありがたさよ
みんなありがとうさま



思ったあとは
一つ一つ
していき
 ....
ガラスの壁に、手が触れて、彼は見る、音もなく、蠢く、群衆を。一人一人に、足音はつかない。そうして、忙しなく、いつまでも、蠢いている。真昼の、静かな都会。鳥が、空を、飛んでいる、ような気がする。駅のホー .... 友達が海辺だった。ぼんやりと暗い真昼の部屋で、どこから迷い込んできたのだろう、蟹が蠢いていた。冷たく静かなベッドの上で、蟹の群れが、友達の中へ滑り落ちていく。少しだけ話をすると、友達は用事を思い出して .... 公園の水面に睡蓮が咲いている
ウスバカゲロウがふわりふわりと飛んでいた

ときおり
魚がポチャリと水面を跳ねる

貴婦人が日傘をさして橋の上から
池の睡蓮を眺めていた

ぼくはベンチ ....
潜み咲く花 、朝に
朱に色付き溢れ垣根越し
  
女人の影 伸びゆくアスファルト、

冷風浴びる脳髄に
光の熱流 ゆるやか浸透し

やがて覚醒する思考意識のダイナミズム!
ビニール被された闇が裂け
あくびの煙くささに唇が醒める
驚くほど身になじむ
布団の凹みの熱移動
ばらばらにほぐされた手足も次第に整われ

目が明けてみると
あたり一帯ふわふわしている
 ....
かみなりだ
あれはかみなりだ
あぁ、こわい
あんなにぶ厚い藍を割れるのは
それだけで神だ

鳴っている、なって白も黒も反転し
紙の鳥が燃えくすぐられる
犬は動転し
きゃっ、という気に ....
ネット間のむくつけき影が
まるい指きどり、きらりコイン・トス
お気にいりのいち枚を
載せた型をじいっと見つめ
着地するまでどれだけ回ったか
数えてるんだと笑った

投げあげられた淡黄色の ....
「きのうのよる、ミイちゃんがかえってきたみたい。ほら、からっぽになってる」
わたしは妹に話しかけた、からっぽのミイちゃん用の銀色のお皿を持って。
「ほんとだ、ミイちゃん、かえってきてごはんたべたん ....
天に舞い上がった
ひと粒の砂よ
雨の核となりて
陸に戻れ

*

アスリートは高らかに詩を歌え

アスリートは詩を歌う
アスリートは詩を歌わない
アスリートも詩を歌え
アスリー ....
死ぬのは恐ろしい
素直に恐ろしい

生死の境目を分ける
ラインあるなら

白線の内側にさがっていたい

死ぬとは
未来を絶たれる事

生きるって
現在のぬるま湯に浸るって事かな ....
紙が細やかに振動している
撥水性はない
雫が落ちる
水滴は容易に染み込むが
少し弾き出される
風が吹く
枝垂れ柳よりも軽く碧い風
少しの水の重みと粘り気が
紙を飛ばさせない

まだ ....
すべてのくじらが歌うのなら
すべての露草が雨滴を抱きしめる
単純な対応関係ばかりの夢では
エンドルフィンに支持された
懊悩が硝子体を濁すばかりだ

雲のあわいから垂れる雷は
鉛直方向に空 ....
少年は命の秘密が知りたくて
東の岬にいる賢人を訪ねた

賢人は灯台のレンズを丁寧に磨いていた

あの… ぼくは命の秘密が知りたくて参りました

ほう 命の秘密とな…
この世のすべての現 ....
                                

                                             かろやかに私の肌を包み込む羽毛よ
  ....
寄せ来る冬波の
滔々と

 、

淀み振り落とし
迎える春に 

   、

洗い流された骨組みのみ輝いて

     弾ける蕾
   生の熱源 発火し
  時間を超 ....
失われていった
存在たちにも
ありがとう
今があるのは
みんなのおかげ



生きるために
生きる

手を
あわせる



ありがとうさま
体の奥にある
魂と ....
鉛筆で書いている
五行歌は
私の
生(せい)で
宝だ



繰出し鉛筆の
クルトガアドバンスで
書いている
五行歌が
こころの海を行く



クルトガアドバンスシャ ....
時間屋という屋台が最近この街にも見られるようになった
もう少し生きたいという人や
あの時間に戻してくれというような人
未来の時を希望する人
今をもっと濃い時間にして欲しい人
二十四時間を三十 ....
    黒い背中を見ている          つい
                            手は右に折れ
 こ
 れ
 は  ~
               猫の毛 ....
生まれてしまった歓びと
生まれてしまった悲しみに

風に吹かれて
杖を探りながら
琵琶を抱え
漂泊の旅は果てしない

春には花を愛でて歌い
夏には蝉しぐれを歌い
秋には舞散る葉を歌 ....
夜また来たりて

 凍結した湖、

曇天鉛の下 広がる

  ・

うねっている世界

   、

海原の鉛の色に

オレは垂直に
肉身沈める、

底へ其処へ

 ....
たたかう

たたかう

何とたたかう

ほほえむ

ほほえむ

野薔薇に口づけをする

かる

かる

雑草を刈る

畑が肥えるように

雑草はね
その土地が ....
ガーベラの花咲き誇る
沈黙の内に真紅の歓び

  夜 明ける瞬間の如く、

  澄み渡り漲る
チカラ 湧く沸くと






なんにも考えず
ただ噛み砕き呑み込む
意識の ....
つらなって
いる

全ての
失った
ことにより
得た
楽しみを
楽しめ



何もかも
楽しむ気で
生きたい
時には人生はゲームだ
とね



ああ古の
遠いところから
降って来る
小雪 ....
ぼくの瞳が濡れているのは
遠い空を眺めていたから
涙なんか流しはしない
大丈夫と言い聞かせ
春の{ルビ詩=うた}を歌おう
田中宏輔さんの自由詩おすすめリスト(4662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩想、この夜にー五行歌借り- ひだかた ...自由詩424-3-21
白髪博士「空白に強張るわたしの指先」- アラガイ ...自由詩5*24-3-21
夕ぐれ- soft_machine自由詩9*24-3-21
※五行歌_三首「思う」- こしごえ自由詩6*24-3-21
虫籠- 鳥星自由詩6*24-3-21
友達- 鳥星自由詩8*24-3-21
朝の夢- レタス自由詩6*24-3-21
詩想、この朝に- ひだかた ...自由詩424-3-20
勇気- soft_machine自由詩5*24-3-20
かみなり- soft_machine自由詩5*24-3-20
さらばテニス・ボーイ- soft_machine自由詩6*24-3-20
ミイちゃん- そらの珊 ...自由詩9*24-3-20
(5構造詩リユース)アスリートは高らかに詩を歌え- 足立らど ...自由詩5*24-3-20
次に生まれたら- 原田たけ ...自由詩324-3-20
夏鳥- 中沢人鳥自由詩8*24-3-20
くじらの歌- 中沢人鳥自由詩5*24-3-20
命の行方- レタス自由詩5*24-3-19
やわらかにも- アラガイ ...自由詩8*24-3-19
迎える春に- ひだかた ...自由詩3*24-3-19
※五行歌_三首「みんなのおかげ」- こしごえ自由詩3*24-3-19
※五行歌_四首「クルトガアドバンスで」- こしごえ自由詩5*24-3-19
屋台- 山人自由詩6*24-3-19
TEXTURA- アラガイ ...自由詩6*24-3-19
何処へ- レタス自由詩4*24-3-18
夜想、魂の- ひだかた ...自由詩324-3-18
天国の麦茶- 由木名緒 ...自由詩8*24-3-18
歓びと諦念と、意識の光景ー五行歌借り- ひだかた ...自由詩424-3-18
※五行歌「全ての_私」- こしごえ自由詩3*24-3-18
※五行歌_四首「楽しめ」- こしごえ自由詩4*24-3-18
五行歌_春の歌- レタス自由詩4*24-3-18

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