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在るもの在るもの

個々の輪郭、
光景に溶け込み

ながら

成っている鳴っている

意味 剥離し
新たな
意味 未生成

ながら

今宵、この小部屋にて

すべて  ....
夢みる眠り
夢みる眠りに
たゆたって

夢みがちな
覚醒状態
夢みながら

去来する記憶
夢みのなか
変成され

未定形な意味に
懐かしさ縁取る
ヒビキ奏で鳴らし

夢 ....
空虚な空
くうな空

すべて寝静まる
この夜陰、

声 在る
物 在る
光 在る
闇 在る

抉り出す世界のこの
哀しみ歓び

うきあがるうつつ
うきたつひびきせんりつ
 ....
ピンク富士

銭湯の絵師が夢みるピンク富士バレンタインにぴったりと君が言う  蛇氏

彼女のいる彼の戦々恐々の日でもあるバレンタインデー
チョコもらったのバレテンだから申告してよね、なんて
 ....
城郭の門前に
控える
兵士たち、

聴き取ること不可能な
冬の大地の振動に
凍え耐え待機し



城郭の門前に
控える
兵士、

あらゆる光景と現の見通し
独り語る、
 ....
打ち降ろす響き、 

ヒビキ

叩き降ろす、 

僕は燃える
私は燃え滾る
俺は燃え上がる

響き打ち降ろす、

意味はヒビキの中に
線形時間の中に在るのは、
あれは 死体 ....
キーを!

ストローを挿しただけの痕を
理解できる人は限られている

子どもたちが見つけたキーを!
円筒の穴凹に差し込んでみた

ぼろぼろと
剥がされていく
ユダヤからやって来た乗 ....
白い人、地平に立つ
青い空、輝き出るように

花は咲き膨らみやがて割れ裂け
わたしは笑い転げるひたすらの力動

予感に押し出され此処まで来たんだ
力を集め四散しているそれを魂に凝集し
 ....
ゴハンかけ卵

物価上がって
賃金据え置き
ひにひに
一品たんか
安くなる夕飯

食べれる感謝
昨晩なんと
GKT!
とても美味しく
いただきました

そうさく料理の
時 ....
虚ろに揺蕩う 夜陰、

枯れたひと吹き
実の在るひびき

ひとりでに紡がれる言葉に従い、

ピラミッド構造のこの社会
下請け納期徹夜徹夜の連続
さんざん味わってキタヨ
身体も心もコ ....
人生はいつも
嘘みたいな本当で
都会で降る雪みたく
瞬く間に消えていく

ある命題の
自明であるとだけの証明に
私だけが取り残される

(膨張していく未来)
(暴走していく世界)
 ....
雪が、雪が 降ります

しずか、静かさ 纏うように

アスファルト道、しろく純白に染め抜き

雪が、雪が 降り続けます


遥か遠い国からの
見知らぬ差出人の筆跡に
しばし眼を奪 ....
たびの途中で

途中乗車してきた旅人を
見つめる乗組員たちよ
肩にのしかかる荷は
降ろしなさいつて

旅人と会話を
したいなら

たびの
途中
何か表している、
存在のリアリティ

今宵、

ごみ箱 在り
本棚 在り
鍋 在り
時計 在り

それら、それら

ナニカ表しナニカ現し
在ること、
この冷たさ 熱さ

 ....
水晶の毛玉、
ことほぐように
赤や黄の花、山ぶき梅
点々と華やぐ色彩耀かし
青い青い大空に揺動する

地に風に水に炎に
埋もれ沈んでいた
水晶の毛玉、
この凍結の冬の時に
春の接近 ....
限定された平面に
色とりどりの円、
生み出され

無数に交わり合い
無数に映り合い
無数に響き合い

一箇所に集合し
時々に踊り拡がり

反復し繰り返し、

無限に交わり合い ....
冬の滑り台は
凍ってしまって
子どもたちの
渋滞が起きている
春になると
一斉に放流されるチャイムで
淀みなく帰路に着く
足がたくさん生えてくる

(きみがいいと言うのなら
(もう ....
こんなにどろり
くずれて
こんなにまっしろ
のびひろがり
こんなにゆったり
たゆたい
こんなにひっそり
たたずみ
こんなにしっかり
りんかくたもち

あなたが生きていた現実と
 ....
この世界という残酷、
覚悟するともなく受け容れ

この世界という美、
戯れ楽しみ深みで観じて

抱きしめ突き放し また抱き締め

「、」や「。」のように
あわあわとしんしんと
果し ....
場を作る
力技は神のせいにして

金を稼ぐ
悩む暇も泣く暇もなく

みな生がいを
二十四時間必死に生きて

人を呼ぶ
彼は知っている次の番だと

生きるという
理想は高くたい ....
鋼の振動、
水色の空、

荒涼 一斉に立ち上がる
力動 一斉に押し寄せる

神様が観ているよ、
向こうの岸辺で
柔らかな湾曲に踊り
透明な静かさに憩い

白い三角、接触する 黒い ....
なにも ない
ただ しずかさだけ

在る、

醜さも美しさもひっくるめ
遠く凍り付き近く熱を帯び

老いた人をみた
諦め切るように
美しい人をみた
輝き出るように

街通りに ....
夜闇に沈もうとする
この白壁の小部屋に
忍び込む肢体 柔らか

球形の乳房、貫く直線
撓り揺れる音響の激化
わたしは知らない、
窓辺に匂い立つ深紅の薔薇

夜闇に浸されゆく
この白 ....
真っ直ぐ進む
時間の陥没、
力動 垂直に
裂け目入れ

一瞬のマバタキ、永遠の開示

すべて、掴み取られ
時間は瞬間の延長
響き放つ形象の乱舞

広々と、ひろがりのびゆき

 ....
ぱらぱらと
はらはらと
剥げ落ちていく
すべての意味が

あさひ、あさひ
まぶしく あびて

その熱、
ひたひた
感じながら

剥き身の私 今、此処に生きて
奇妙な輪郭が重なる、

年老いた額の皺
若々しい筋肉の隆起

青年と老人のアンドロギュノス、 

世界を観察し叫びを上げる
世界を観察し歌をうたう声

銀色のアルペジオ
打ち下ろ ....
安易な正義に乗れるほど
わたしは
知識はないし
自信もないし
時間はないし
興味もないし
強くはないし
弱くもないし
正しくないし

安易な正義に乗れないので
今日もわたしは
 ....
一点を眼差す おまえの瞳、
黒い三角が積み重なり空色になる

分離不可能な神界と感覚界の切断
青く輝く円 おまえの瞳孔、

夢見の意識から覚醒の意識へ
アーリマンとルシファーの真ん中で
 ....
しゃもじ コップに入れられすっくと在る
グラス 今さっき氷盛られまな板の上に在る

白いまな板の 白 の 浮遊

空間に

訳なく私の 意識、凝集し

わたしそれらのなかに入いり
 ....
白雲 ひとつ 
流れる

あれが私の
未知、遠い空

収束するもの
きっぱり引き裂く
対角線
ジャンプする力動に
たましい、躍る

瞬間に甦る
失われた時、
雨降りの
 ....
田中宏輔さんの自由詩おすすめリスト(4662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜想19- ひだかた ...自由詩623-2-17
夢みがちに- ひだかた ...自由詩423-2-17
夜想18- ひだかた ...自由詩423-2-16
ピンク富士- 足立らど ...自由詩1*23-2-16
門前にて- ひだかた ...自由詩323-2-16
ヒビキ- ひだかた ...自由詩523-2-12
キーを!- 足立らど ...自由詩3*23-2-12
認識の地平- ひだかた ...自由詩423-2-11
ゴハンかけ卵- 足立らど ...自由詩123-2-11
夜想17- ひだかた ...自由詩5+*23-2-10
ある命題- TwoRivers自由詩6+*23-2-10
雪は〇均衡と持続- ひだかた ...自由詩623-2-10
たびの途中で- 足立らど ...自由詩523-2-9
夜想16- ひだかた ...自由詩423-2-9
言祝ぎ- ひだかた ...自由詩323-2-9
ポップ6- ひだかた ...自由詩523-2-8
春ヲ、告ゲル。- ちぇりこ ...自由詩1323-2-8
溶けていく太陽- ひだかた ...自由詩423-2-7
おりん- ひだかた ...自由詩423-2-7
力技は神のせいにして- 足立らど ...自由詩223-2-7
心象- ひだかた ...自由詩423-2-6
夜想15- ひだかた ...自由詩423-2-5
力動- ひだかた ...自由詩4*23-2-4
ポップ5- ひだかた ...自由詩623-2-3
朝陽- ひだかた ...自由詩423-2-3
ホームシック・エイリアン(改訂)- ひだかた ...自由詩5*23-2-1
沈黙- TwoRivers自由詩4*23-2-1
柔らかな硬さ- ひだかた ...自由詩323-2-1
夜想14・キッチンの光景- ひだかた ...自由詩3*23-1-30
五行歌、だいじょうぶ- ひだかた ...自由詩523-1-30

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