すべてのおすすめ
音の滴、斑点となって飛び跳ね
郷愁、遠い深みから到来する

胸掴む憧れ、未知から溢れ出し
遡行する魂、源頭の水流を浴びる

振動する大地 、脈打つ心臓
  終わることのない命
   終 ....
たゆみない息吹に、おそれの、手のひらを翳せば、ひくひくと、なみうつ水晶の静脈。つづいて、間もなく、青が、光の葬送を連れてやってくる。はいだして来たばかりの、空の、欠片を綴りあわせ、ふたたび、まっさらの .... 野のはな風に
ゆれている

空は空ではぎましょう

消しゴムみたいな風に
ゆれている

うすでの雲となりましょう
森の痛む肋膜は

記憶とともにアンモナイトだ

春をこじらせ

また

すみれ草を踏む
口元から読経がながれる
もの言わず燃えたぎる焼き場にて
圧倒的なあの世が降りてくる

惜別をぶち抜く感情のほとばしり
わなわなと肩が共鳴する後ろ姿
人目を払いのけ崩れ落ちる黒影

命に ....
行くあても無く歩行する
真っ青な夜に靡く草原を

やがて月の照る浜辺に出る
遠く漁り火が燃えていて
忘却された団欒のようだ

月光がつくる海の道が伸び
僕は何処までも歩いていく

 ....
台所で支度をしていたら
アルファベットたちが
まな板の端っこを
ふらふらと歩いてきた
みんな
疲れきっているように見える

誰かが落っこちた
また
落ちた


次から次へ ....
することがないので
なにかをした
なにかをしたら
なにか変わるとおもったけど
なにも
変わらなかった

だから
することがないのを
そのままにした
そのままにしたら
なにか起きる ....
大好きな女と離島で暮らす
大嫌いな奴と仕事をする

愛情たっぷりの野菜を食べる
つまらないことでも悩むのだけれどもね

まあ確かにいいかなって
とても酷薄な人生のやり口だ

計画経済 ....
{引用=じっと殻に背を丸め
春を待つ{ルビ蛹=さなぎ}のように森は
いまだ
あわい{ルビ揺曳=ようえい}の入江

冬木立のはざま
小橋のそでに
ゆたかな寝がえりをうつ
にがい{ルビ蕗= ....
君は絹ごし豆腐のファンだったね

僕は木綿のほうが好きだよ


話しかけると


どうして
木綿のほうが好きなの


君はふり向いた


コロナの時代は
何が起きる ....
青い夜の風の匂い
君に包まれていたあの時代
虚無の底に引き摺り込まれ
虚脱しながら僕は嗅ぐ
そこに浮かび上がるものを
掴み取ろうとして

今、独り寝の床のなか
自らの熱を感じながら
 ....
「大地」

大地がぼくを落とさないでおくのは
それはやはり
大地がやさしいからだ
そうかんがえないと
「今」にいられない


「ゆきがふる」

あの子
ゆきにさわりたいから
 ....
本を閉じれば
そこからはじまる物語があるのを知っておいでか


カリグラフィの妖精たちが インクの森を抜け 随想のせせらぎを渡る物語を

ハキリアリの行列のような{ルビ亜拉毘亜=アラ ....
僕のグレたガラホは相変わらず寡黙なのだ
やっと取り引きして得た隙間に僕は住んでいる

今日と明日が条約を結んで握手しても僕は拍手しないだろう
だってやつらの隙間の全人代という茶番を許すのだもの ....
人命は尊いと言うよりも
他人の生命についてはさておくと言うのが皆さんのホンネなんだよね
俺も正直そうなんだよね

命については自分第一主義
そして家族親族友人知人
だよね

見も知らな ....
「象の墓場」

大地が肉あるものを{ルビ篩=ふるい}にかけてしまわないのは、それはやはり大地の優しさからではない。惑星の{ルビ核部=コア}に必ず一個はある象の墓場のお蔭なのである。琥珀に浮かぶを殊 ....
目の前でいきなり事故が起きた
4車線で反対側の道からこっち側に右折しようとしていたクルマが
そっち側の道に渡ろうと停車した俺のクルマをさいわいにチャンス到来と渡ろうとしたら
俺の横からかっ飛ばし ....
何処にも行き着くことはなく
そっと明かりを灯すように
静かに確かに歩んでいる
過程にのみ意味が開き
繋ぐ意味に花が咲く
そんなひたむきな息継ぎを
ただただうつくしく晒している
(目眩くよ ....
古代はひがないちにち風を吹かせて
日捲りはやがて春を忘れてしまうだろう

肩甲骨のあたりの憂いは上等な娯楽あるいは
ながれついた憎しみをも拭い去ってしまうのかもしれない

あの娘はときどき ....
まるで上のが落ちて来そう、
星も一緒にです。
それを{ルビ享=う}けるのは、
{ルビ蟋蟀=こおろぎ}のしょっかくに触れる惑星大のくさ。

いちめんの{ルビ叢=くさむら}は、
イカ釣り漁船の ....
なけて

なけて

しかたなくて

ほころびそのものみたくなり

くしゃっとし

いつとなく

ただのひともり

白な花
これじゃ、まるで、オリバーのオリジンはバージンの気怠い人生を変えたのだとは思いたくないだけじゃないか。 手綱に導かれながらよろめく
いつの間にか鉛の靴を履いた

老いに削られ痩せ衰えた体
荒々しい息が吐き出される

ひとつひとつ生まれる幻影
熟さず霧散する己を舌で追う

間もなく土に帰 ....
どうにもならない気もして
どうにかはなるのに

春のどか

書くか書かないか
それだけだ
つまらない物語りを懐かしい親愛なる君へ

村が危機のとき
残り日数わずか
偶然のルーンは
動き出している
金のことにしか
興味をしめせぬ
亡者はいらない
それでいいんだ
つまらない ....
また夜が来て
うつらうつら
いつしか夢見の独り床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
ぼうっと天井仰ぎ見る


 遠い遠い異郷の地
 父母と歩む未知の道
 ....
緩やかに
空気が流れる
弥生の宵、
懐かしい匂い
鼻腔を巡り
大気圏から降って来る
息吹く命の源を
ゆっくり静かに呼吸する

 ああ、魂はうっとりと
 息吹く命の香に包まれ
 何 ....
冬の檻のなか
白一色に閉じこめられて

どんどん貯まった
色彩たちのエネルギー

春の息吹が
その導火線に火をつける


フキノトウで始まった
ささやかな爆発は

淡い
新 ....
私は風
じゃなくて
空から落ちてくる
水滴の類い
じゃなくて
真っ青な空で
吠える太陽
である筈がない

かと言って
私は幕末の若いサムライ
或いは
サムライが恋慕する商家の美 ....
田中宏輔さんの自由詩おすすめリスト(5676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
螺旋- ひだかた ...自由詩7*21-3-10
春のハレーション- 道草次郎自由詩5*21-3-10
うらら- 道草次郎自由詩2*21-3-10
地層と人- 道草次郎自由詩5*21-3-10
焼き場にて(改訂版)- 宣井龍人自由詩10*21-3-9
歩行- ひだかた ...自由詩12*21-3-9
アルファベット奇譚- 道草次郎自由詩4*21-3-9
くしゃみ- 道草次郎自由詩3*21-3-8
天文少女のうた- 梅昆布茶自由詩1321-3-8
啓蟄と芽ふき- 道草次郎自由詩6*21-3-8
木綿豆腐讃歌- st自由詩421-3-8
青い夜の風の匂い- ひだかた ...自由詩521-3-7
ついーと小詩集2- 道草次郎自由詩10*21-3-7
閉じた本の物語- 道草次郎自由詩3*21-3-7
今日と明日の隙間によせて- 梅昆布茶自由詩621-3-7
人命は尊いと言うよりも- こたきひ ...自由詩521-3-7
三つの墓について- 道草次郎自由詩4*21-3-7
ホンネはざまあみろさ- こたきひ ...自由詩321-3-7
永遠- ひだかた ...自由詩421-3-6
誕生日のきみに- 梅昆布茶自由詩1021-3-6
幻想平原- 道草次郎自由詩3*21-3-5
ユリ- 道草次郎自由詩2*21-3-5
1行何か(なんとなく、撮って出し)- 足立らど ...自由詩121-3-5
老犬- 宣井龍人自由詩16*21-3-4
春のどか- 道草次郎自由詩2*21-3-4
つまらない物語りを懐かしい親愛なる君へ- 足立らど ...自由詩221-3-4
夢現- ひだかた ...自由詩421-3-4
来る春- ひだかた ...自由詩821-3-3
色彩のダイナマイト- st自由詩521-3-3
明かりと灯り- こたきひ ...自由詩421-3-3

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