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浮かんでる ぽっかりと
うかんで居る
漆黒の闇にあらゆる狂騒後にして
半月 くすんだ黄に輝く半月抱え従え
闇夜に小舟のいきます 静かさの微笑み
こんなこともあってあんなこ ....
風 一吹き、
風景の
すきとほり
あける荒涼の光景の、
わたし何想うことなく只集中し
風一吹きの感触包まれて白手伸ばす、
一ふき風のふとどよめく感情
その内 ....
善い詩と悪い詩
善い詩というのは
語彙が多いとか
汚い単語が無いとか
正しい文法とか
極論言えば
ごじ
だつじ
がないとかではなくて
現在詩的にはピッタリ
と時と場所にハ ....
煙の中で呼吸する人々は光を求めて彷徨い歩き
常に携帯の鳴り響く音が耳の穴で聞こえてくる
それは風が運んでくるざわめきだと知る術もない
いま、お悔やみのメールが届いたね
地球の裏側で暖をとる ....
ああ 雨 降ったんだ、
窓開き外界臨めば
仄か熱せられた水群の匂い
街道向こうに光る水溜まり
向かい家に橙の明かり変わらず灯り
車 過ぎる、次々 過ぎる、
速度ゆっくり規定 ....
微かな宙の青み、
見えますか?
(みえるときもあればみえないときもあり、
きこえるときもあればきこえないときもあり、)
微かな声の震え、
無限の波打ち際に立ち
火を放ちながら、 ....
白描の渦に巻かれたら
柔らかな死を死になさい
意識の一点に
柔らかな死を宿す
白い光の海の、
次第に広がり意識を呑み込み無限の波打ち
〈何処までも生ける〉意志の力動し貫かれ
....
いくら親がセレブだって
二十歳そこそことかそれ以下とかで
有名ブランドのバックとかジュエリーとか身に着けるのって
どうなの?
アンバサダーだかなんだか知らないけどさ、
あなた ....
あなたを愛することこそ
わたしの全てだから
あなたを愛せなくなったら
わたしの全ては音をたてて崩れ去る・・・
そうもあろうと
わたしは あなたを完璧にコピーした
AIを作った ....
広島では二十歳を過ぎると自分のことを(わし)という。これは三十を過ぎても六十を過ぎても変わらない。
(わし)の僕は僕という時期を過ぎても俺という呼び方が少し足らなかったような気がする。
俺、な ....
しびれるほど愛しても
あなたは
どこ吹く風で
どうしょもない
あなた
やっぱり
ちぎれるほど拒んだから
わたしはせわしなく去ったの
もう
どうにもこうにも
ならない ....
背の髙き草々揺れ動く
この街道沿い植生し次々
走り去る車ヘッドライトに
浮き上がる緑、鮮やか
柔らか照り映える生動
なんて懐かしいんだろう…
凝視する私の内から沸き上がる
今の昔 ....
バロック的色彩像に
グロテスクな大仰に
飛び交い穿たれた無数の眼、
アナタは何想う?
時間はわたしを変え
増殖する白髪
私を置き去りにし、
わたしは決して
時間を追えない
....
ゆたかな木
夏の雲みたいにわきおこる
しずかに立っているようで
たくさんの声をもつ
ゆたかな木
鳥たちの翼を夜からまもり
どんな風も受けとめ
星のひかりに運ば ....
わたしとて流血したとて
かまわぬから
さあ わたしと
勝負をおし
なぜに刀をださない?
わたしの命令ぞ
そなた
わたしへの忠誠心を忘れたか!!
ふとどきもの者めが!
成敗して ....
六十を境に
雨の降り頻る、
麗しき哀しき歓びの
毒、
透明に 顔 押し付けて
貴女という至高の思考の織物、
眼差す私の瞳・意識
ひたすら白描、
ヒカリ
....
意識の舞台で踊る音群、
笑い溢れ毒づき涙流す
そのヒビキにて
純白否定を力動貫徹し躍り
荒涼として輝キの原野へ至る。
ああ、風は吹き続けて
ああ、草花は咲き乱れて
ああ、今輝雲に亀裂の入り
溢れ出す陽、陽の光 私に降り注ぎ
保持していた意識の燃え上がる炎、
燃え上がる炎に聳え立つ氷柱、
時間の瞬間 ....
禁呪草
複雑な
毒の糸口
見えぬまま
まだ大丈夫と
熱にうなされる
ポジティブな人
城壁の草よ
心のオアシスを
そしり採られて
打ち砕けてろ
人の身体は
天然の ....
ねぇ あなたは わたしの全部を好きだって言うけど
わたし あなたに わたしの全部を見せていないわ
だから話が おかしいの
ねぇ あなたは わたしに全てを注ぐと言うけれど
あなた わ ....
いつか
いつか あの子みたいに輝けたなら・・・
輝けたなら・・・
わたしも キラキラになれるの?
夜空に光る お星さまみたいになれるの?
ううん
お日様でもいい
お日様み ....
燃え上がるような愛!!
嗚呼 憧れの王子様!!!
わたしだけに微笑んで
手招きされたなら
もう そこは夢の世界
わたしづきの執事が
深々と頭をさげる
お姫様 ささ ドレス ....
ゆったりと川を越えゆくあなたは誰?
静かさの闇にうっすら灯る明かり
飛び交う鬼火達は余りに饒舌
盛んに船底を揺らし揺れ
((思考というリアル現実に触れ
その本来の帰属する故郷
懐 ....
何処に行き着くこともなく
そっと明かりを灯して
静かに確かに歩んでいる
歩むこと愛し饒舌慎み
花開く路傍、凝視する
己をひたすら道程に晒し
意識の視界の一点、
次第に光球の輝 ....
ワルツ
青のつぶが昨日より
すこしだけ小さい
明日になれば 目に見えなくなって
ひろく つめたく降るだろう
そして
濡れた道ばたで
セミとコオロギ ....
眠るように死にたい
そう願うのは人間だけじゃない
夜行性の雀蛾や鼬鼠
僕と私
昼寝する象海豹だって同じこと
真夜中に他人目(よそめ)を避けて歩く人々に万歩計は要らな ....
カラッポの天空 只ヒビキの綴り在り
わたしは空飛ぶフライパン
行為努める意志を担う直観
待ち構える共同墓地と永久なる母たち
ヒトマズ鎮まり機能する肉体を背にし
無常なる現闇光の根源を探求 ....
白眼と白眼、バランス崩し
黒い輪郭に青白く輝く肌
何かに呼ばれるように
何かを呼びながら
無限に向かっていく
意識の光に充たされ
柔らかな死の祝祭、
死と再生の饗宴、
虚無を ....
無機物生動の戦慄切迫
迫る迫り入って来る我
恐怖障子白壁浮き立ち
脅迫する覚醒に犯され
悪、根源悪は今 善、根源善
善は悪に、悪は善に
〉この巨大な繊細な創造の力動
〉 ....
連綿と続く人生の
渦響のなかに目覚めて
さらに目覚め在りながら
この人生の端緒と終点とが
螺旋を成し繋がっていくのを
底の底で見つめている、
廃墟に咲き開く真紅の薔薇
ずっと何処 ....
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