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いつの間にかSNSに取り憑かれ、泥沼に嵌ってしまった
最初は興味本位と暇つぶしだったのに
気づいたら全身どっぷり浸かっていた

いい歳した爺が何やってんだか
人に嘲笑われそうだ

いい歳 ....
冬休みが終わると
みんなお金持ちになっていた

ぼくは仲間外れ

なんでおじさんもおばさんも
いとこもいないの?

わけを聞いても
よくわからないけど

おじいちゃんおばあちゃん ....
死体を埋める場所は昼間に
下見をして決めていた
夜、
スコップを担いで暗闇の中
斜面を
登る 腐葉土
というのだろうか
柔らかい土に足の裏がいくぶん
沈む
懐中電灯に紙の筒を被せた
 ....
孤独である
諦めている、静かに
幸せとか不幸せとか

ただ驚くのだ、
世界に自分に詩に一日に

オドロキは転がっているから
至るところに

オノレが在る、セカイが在る
光の一閃、 ....
別に慌ててシアワセをさがしまわる必要はないだろう
滅多に見つからないだろう

繁華街のくらやみに売ってる筈もないし
電信柱にぶら下がってる訳でもないし

自転車の荷台に乗っかて高速道路走り ....
なんか書くと
みんな自分よりよくものを知っていて考えてもいます
なんかを書くとだからのこるのは
こんなでも書かせてもらえるのだなあということだ
うわべを撫でてるだけのは見抜かれてしまい
泡銭 ....
母親のお腹の中では胎児だった私は
待機期間をじっと待って
晴れて産道を通り抜けた日の事は
記憶の黒板に何も書かれてなかった

果たして私の記憶の黒板に
最初の文字が書かれたのはいつなのか
 ....
連日連夜
不安にむしばまれてる

しかも
それは得体の知れない不安だ

私の家には狭い庭しかなかった
庭には花一つ植えてない

とは言え
私の頭の中は至ってお花畑である

お花 ....
真夜中が近づいている
ゆるやかな風が吹いている
ベランダに出て夜風にあたる
街灯の列が何処までも続く
なんて素敵な夜だろうと思う
昼間森で見た紫陽花の群落が
今頃青く光っている
風は優し ....
優しく意識が広がるから
道行く人の顔は微笑む

光の夏が近づいて
揺れる青空は遥か霞み

優しく意識が溶けるから
見慣れた街は異郷となる
その夜私は心地良さに誘われ近くの公園をぶらついた
二十歳になったばかりだった

奥まった先のベンチには品の良い老人がひとり
横に立つ街灯の光に暗闇からほんのり浮かんでいる

よく見ると少し ....
いつかよんだ
すてきなしょもつのなかの
どこか
いこくのひろばには
しゅろのきと
みなみかぜと
なみのおとがありました
だれかさんは
ひとりぽっち
そして
まんげつでした
さあ
 ....
アンパンマンが凄いことは
分かった
わかったから少し黙っていてほしい
きみに言っているんじゃない
やけをおこしかけてるこの人生を
たしなめたいんだ

きみはいつも誤解するね
尤も
誤 ....
最近の扇風機は
とても安い

もう一台あってもいいかな
と思って買った

電源を入れてみて
風量が少ないと感じ

3段階あるなかの
最高にしても

音がうるさい割に
風量はそ ....
だれにだって好もしいものはある
それをつまんでちっちゃな卓に載せ
しげしげと眺めてみればいい
むこうだっておんなじことをするだろう

そのとき
好もしいものをえらぶとき
虚飾は無しだ
 ....
我慢し過ぎるというこれも眠りには良くないようだ。 失意は立案の乏しさを今さら悔やんでも仕方ないのだが、委ねた事への憤りはいまだに収まらない。 もう少し道幅を広く取ればよかったとか、遠慮してカーポー .... とたんにきみはきみが綱のうえにいるのをしる
そういうのを
場面暗転というんだ

ヒマラヤのてっぺんに打ちつけられた杭があり
その杭からとおく伸びる綱の一閃
その綱はオリンポス山の頂に穿たれ ....
明るい青い空が広がっている
陽射しは銀に眩めいて
照らす街は浮き立って
在ること、在ること
不思議な時
アイスコーヒーを啜っている
わたしが今此処に居る
飾りのパセリは、
最後まで皿にあった
涼しい夏の朝に、
君がはじめに運んだのは
5秒ビシソワーズ。
――トマトジュースと牛乳の、
かんたん冷製スープに、
ちょこっとだけ ふり掛けた
マ ....
おれはたぶん
いままでよんだそっくりを忘れるだろう

そうして
あたらしく下り坂を組織し
サーカスのピエロよろしく
お手玉しながら
一輪車をこぐんだ

おれは思う
このやまをこえれ ....
マシンガンもロケット砲もこの国の日常には皆無だ
なのに同じ地球の上
文化と振興の遅れた国の村ではテロ組織に襲われた住民が
100人近く虐殺されたとのヤフーニュース

だけど私たちにとってはは ....
欲しいものはたえず持っているつもりだけど
時々それを忘れてしまったりしてしまう
事がある

気になる女性は周りに何人かいるのは否定できない
だけどその彼女達をいくら欲しがっても
我が身のそ ....
男の人の後ろ背が
黒く浮き立つ丑三つ時
ラジカセから音楽が
プレイボタンを止めたまま
いつまでも鳴り続ける
執拗なその持続
一種異様な気を孕み
やがて大きな亀裂へと
その相貌を変えてい ....
ぶきような男にうまれてしまった
きような生き方ができなかった

会話が下手くそ
人前では緊張した

だけど
波長が合う相手と一対一になると
素直に自分を表現できた
会話を積極的にでき ....
青く照らされた砂浜に
微かに残した面影は

君が海へ帰る時

足跡は波間に消えて
涙だけが満ちてくる

「私を探さないで」
砕けた波飛沫は呟いた

寄せては帰る海の鼓動
君への ....
どよめく夜に
意識持つ
風がちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
『5わのアヒル』という子供の歌をききながら
水溶き片栗粉をこしらえてる

トロミというのをしっかりと扱えたら
いろんなことが
すこしはマシになりそうなので
だから
水溶き片栗粉なのだ
 ....
ペットボトルの口が開いて
 水蒸気舞い上がればイルカが波に乗ってやってくる
街のカラスが餌を探す
 幼虫は産声を上げるその時をじっと待っている

怪しくもない人々が夜を擽るのは   塵
 ....
「よぞら」

星のひかりとぬくもりを
お湯に照らした星たんぽを
かぜをひいているあなたの
足元に
しのびこませて

消えていく

のを、桜の花びらを
鼻にひっつけてしまった
黒 ....
{引用=すべては夢の中



中}
田中宏輔さんの自由詩おすすめリスト(4662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
SNSに取り憑かれ- こたきひ ...自由詩321-6-13
いとこ- TwoRivers自由詩9*21-6-13
事情- ゼッケン自由詩121-6-13
光の一閃、突き抜ける青- ひだかた ...自由詩721-6-13
シアワセってなんだろう- こたきひ ...自由詩221-6-13
でわでわ- 道草次郎自由詩221-6-12
世が明けてくる- こたきひ ...自由詩321-6-12
連日連夜- こたきひ ...自由詩221-6-12
夜の意識- ひだかた ...自由詩621-6-11
優しい午後- ひだかた ...自由詩8*21-6-11
ある晴れた日に- 宣井龍人自由詩6*21-6-11
おまえはいつかおもいだすはず、あれらたくさんのものがたりを- 道草次郎自由詩321-6-10
ほんとうだね、アンパンマンはほんとうに凄いよ- 道草次郎自由詩321-6-10
昭和の扇風機- st自由詩321-6-10
だれにだって好もしいものはある、さあ- 道草次郎自由詩321-6-10
にんにく- アラガイ ...自由詩8*21-6-8
気が付いたら綱渡りをしていたことを思いだした、ひとりで- 道草次郎自由詩921-6-7
イートインにて- ひだかた ...自由詩6*21-6-7
忘却のパセリ- atsuchan69自由詩6*21-6-6
らいむらいとをもう一度観ると思う- 道草次郎自由詩221-6-6
マシンガンもロケット砲も- こたきひ ...自由詩121-6-6
欲しいものは- こたきひ ...自由詩121-6-6
持続- ひだかた ...自由詩421-6-5
ぶきような男にうまれて- こたきひ ...自由詩321-6-5
海へ帰る- 宣井龍人自由詩9*21-6-3
どよめく夜に- ひだかた ...自由詩821-6-3
『5わのアヒル』を聴きながら- 道草次郎自由詩921-6-3
かけひき- アラガイ ...自由詩14*21-6-3
春だった_ツイッター詩- 田中修子自由詩821-6-2
眠ってしまえば- 津煙保存自由詩3*21-6-1

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