すべてのおすすめ
血なまぐさい系列の時代があり
生ぬるく溺れる時生続き過ぎ去り
混沌の渦巻きにまた
血なまぐさい系列が打ち寄せつつ
壊滅の前の静けさに
浜辺の優しい潮騒のにほひ薫る

ひたすらに走り廻る
 ....
太陽は、くれなゐ
月蒼く
さうあつて慾しいこの繪だ
霧がその色を
奪つて
白けきつた朝
無色の太陽と月
だが繪
現實ではない
さう云つて慰められる
のなら、いゝけれど
貴女の愚痴 ....
ありの儘ではなく
何となく抽象的に云つたやうな色の
空、そこに
晝の月が
風に吹かれて懸かつてゐる
キュビズムの繪の家々
詰まらない、味がない事
夥しい
僕たちが生まれたのは
こんな ....
冥王星か、その衛星
しん、と冷え切った暗闇から
発射された一発の銃弾
娘の側頭部を目掛けて、一直線に突き進む

君に似て、目じりにほくろがあったなら、
何言うの、産まれたあとにできるのよ
 ....
空恐ろしい事に空がある
落ちて來さうな空が
實際それは杞憂なのだが
僕は何もかもうつちやつて
禱る、アーメン
南無阿弥陀佛
空は修羅
風吹き荒ぶ
本当は地獄なんぢやないか
僕は勘繰る ....
初詣が済んだのでおみくじを引く
小さな地域の小さな氏神さまが静かに祀られている小さな神社は
この日ばかりは少しの間だけ人混みで溢れている
ぼくはおみくじを引く順番の列に並ぶ
ぼくの並ぶ列はどう ....
長い連休はポリネシアン
重要なのは精神の結びつき
毎朝起きがけに軽い口づけ
慈しみを込めた愛撫
それ以上は何もしないと
同じ空間にいるだけで癒され
5日目の朝にはパワースポットが発現する
 ....
暗闇だった空に
朝陽が昇り
次第に青く
深く色付いて
あるものあるもの
なにもかも
ただかがやき
浮き彫りにされ
今に在り始める時 、
わたしと云う存在は
またこの世界に
一とし ....
新しい、はあらたしい
秋葉原、はあきばはら
昔はさう訓んだ
どの位昔かは知らない
然し、朱樂管江と云ふ狂歌師の名は
江戸天明期には既に
あつけらかん
と云ふ言葉があつた事を
傳へる
 ....
成増の回る壽司屋だつたか
牡蠣フライの握り
なる物を出す
珍味!と品書きに書いてある
確かに珍なる一品
職人さんに頼んでみた
衣は少しゝなつと
牡蠣は飽くまでぷりぷりジューシイ
タルタ ....
フッ、フッ、フッ、フッ、ワッ、ハッ、ハクショ

フィクション、ファクション、ノンフィクション

クシャン、クシュン、クション

フィー、ファー、フィクション

ビィーーーーー、カッ ....
○「オシッコ事情」
年を取るとオシッコが近くなる
近くなるが
トイレへ駆け込んでもすぐには出ない
隣に人が立つとなお出ない
「もう一歩前へ」出ても
届かない
ちょろちょろである
やっと ....
木梨憲武が、じっと見つめているという夢を、見た。いい初夢である。 noteへ前向きに参加して3ヶ月たった
理由は兎も角きっかけくれた友達に感謝しよう
この間いろいろ見てまわり
分かったのはスキを沢山貰う方法というか

その方向は虚しさを増幅するから進まない ....
Churchの靴は手作りで堅牢だ
但し重い
何故僕のやうな貧乏人が
この髙級品を持つてゐるか
市の福祉バザーで¥100‐で賣られてゐたから
これは畸蹟に近い
見逃さなかつた自分を褒める
 ....
りんりんりん
それは 銀の
水脈です
ぴちゃぴちゃと
舌舐めずりすらするのです
放埒不自由な魂を
喰ってやる呑んでやると
魂の大河 静かさに
瞑目すればするほどに
意識の奥の光源から ....
今だけを走る
死なないように
食べること眠ること
延々と繰り返し
疾走する
追い抜かれても
大丈夫
背中を押すのは
生きる力
食べること
眠ること
延々と繰り返す
やがてそれは ....
大晦日の夜から元旦にかけて
年神さまが誰も知らない山から降りてきて
健やかな子どもの足裏に
ひと粒の種を植えてゆく
今年はせいちゃんの番かもしれんねえ
そう言って祖母は細い目をいっそう細くし ....
貴女の腋の下は
桃源郷狀態になつてゐるらしい
都市狼さんはマニア?
つて云はれたけど
腋毛は聖痕に似た徴シルシ
パティ・スミスだつて生やしてたぢやないの!
パティ・スミスつて誰?
まあい ....
きみを怨むのは簡單だけど
戀つてそんなものなのかな
とも思ふ
氣紛れにきみを
老いた天使と云つてみたら
僕も同じく老いた天使なのだよ
つて詩が書けるかな?
同じ言葉を畸蹟的に持つ
僕た ....
子供の頃の習い事は
どれも壁が出現した時
手折ってしまった

しまった

諦めが早すぎた
選択肢が多かった時期に
自ら摘んだ芽の根っこは
まだ生きていて
芽吹けない土壌を
地底か ....
〈桜桃の種を水邊に投げ遊ぶ 涙次〉
季節外れだが
太宰治の死を思ふ
昨日あつた物が今日ないと
何だか調子狂ふね
そんな事井伏鱒二は云つてゐなかつたか
太宰は心中常習犯で
麻薬中毒患者だが ....
自らの生存に絶望し
絶望し恐怖し忍耐し
朗らかに笑いながら
明らかな意識を持つ
これが最期と新年迎え

漆黒の魔手 、

今宵にもまた戻り来るか
棺に収められ蹲りながらも
貴女達は ....
J.K.ユイスマンスの『彼方』を
文學史上の珍かな寶と
する人はもう余りゐない
瀆神は氣分の問題に過ぎない
氣分、
文學は全て氣分の産物だ
恒久に輝く『源氏』の物語を
氣分と云はず何と云 ....
きみは下膨れのたをやめではない
かと云つてきりつと潮に焼けた
漁村の娘の顔もしてゐない
何かと何かの
ミックスなのだ;
僕の顔も他人事ではなく
遠い大分と秋田
その混淆に
造り出された ....
妻との決着は穏やかに着いた
様々な想い出が走馬灯のように通り過ぎてゆく
長いと言えば長く
短いと言えば短かった

二人は別々の路を選び
晩秋を待って別れることになった
互いに別々の白い路 ....
ホっぺたがほころんでいる、
御餅、
焼き餅を焼いている、
御餅持ち、
龍だった体はゴワゴワと
一年分の出来事に塗れて
空を飛ぶには重くなった
カレンダーを新しくして
つるんと剥けてスルスルと
元気に走れよ 僕
大きな蛙は呑み込んで
栄養にしてしまえ
蛇行 ....
涙はあふれ続けた 故人の眼から
森林はすっかり裸木の群れ、
冬空の青 木立の隙間から透かし彫りに
人間性から堕落し仲間を蹴落とし
自分自身の自由意志すら断念しても生き抜き
詫びても詫び切れず ....
○「光と影」

年老いたときに わかる
青春の輝きが

入院したときに わかる
健康の有り難さが

就職したときに わかる
稼ぐ苦労が

子どもをもったときに わかる
親の愛情 ....
田中宏輔さんの自由詩おすすめリスト(4810)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由に挑戦する自由のうた- ひだかた ...自由詩325-1-5
テレビだよ- 川崎都市 ...自由詩125-1-5
家並み(キュビズムの繪)- 川崎都市 ...自由詩125-1-5
さだめ- fujisaki自由詩225-1-4
ザーメノポリス或ひは空は修羅- 川崎都市 ...自由詩225-1-4
おみくじの話- ちぇりこ ...自由詩625-1-4
ポリネシアン- 自由詩6*25-1-4
朝の倫理- ひだかた ...自由詩525-1-4
あつけらかん(唯名論的覺え書き)- 川崎都市 ...自由詩325-1-4
都市狼、回る壽司屋で「孤獨のグルメ」する- 川崎都市 ...自由詩225-1-4
フィクション、ファクション、ノンフィクション(即興ゴルコンダ ...- 足立らど ...自由詩4*25-1-4
独り言1.4- zenyama太 ...自由詩5*25-1-4
初夢- おまる自由詩3*25-1-4
これは余暇- 足立らど ...自由詩4*25-1-4
Churchの靴- 川崎都市 ...自由詩325-1-3
魂の大河- ひだかた ...自由詩625-1-3
疾走- 自由詩5*25-1-3
年神さまのこと/花の営み- ちぇりこ ...自由詩11*25-1-3
桃源郷- 川崎都市 ...自由詩325-1-3
戀は畸蹟なのか- 川崎都市 ...自由詩225-1-3
思い出話にしない- 自由詩7*25-1-2
昨日あつた物- 川崎都市 ...自由詩325-1-2
名無し人、透空はるかに- ひだかた ...自由詩625-1-2
氣分- 川崎都市 ...自由詩325-1-2
混淆の果てに- 川崎都市 ...自由詩425-1-2
和解- レタス自由詩9*25-1-2
御餅やき- 本田憲嵩自由詩525-1-1
蛇になる- 自由詩6*25-1-1
新年、同じ裸木の森林から(改訂)- ひだかた ...自由詩625-1-1
元日独り言b- zenyama太 ...自由詩5*25-1-1

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