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初めての気持ちを
久しぶりに思い出して
少し心逸らして
今更痛さに震える
まだ
消えない
まま
見れない
初めての別れを
久しぶりに思い出して
もう戻れない夜に
今更君の ....
それが自分の破滅を招くとしても
もう決して
自分が自分に恥じること
卑しい行いはしない
私は自分自身の弱さに打ち勝ち
正しい行いをする
遥かな静かさの声に
耳を傾けてみれば
自らが今に在ること、
過去からの行為
今生を貫き頭部へ
滲み拡がり幾重にも
未来未知へ棚引き入りつ、
静かさの声の尚も遥か
此処 ....
左右の花瓶に生けた
百合の花
花びらの隙間に
ひと雫の涙
もう二度と会えないんだ
花の香りに慰められるのは
僕の方
空っぽの手のひら
重ねる君の手はない
閉じ込めた記憶
....
今が平和(しあわせ)だって本当に言えるかな
耳も目もすべて塞いで
知らないフリして
メンドクサイことは全部放り出して
命すら国に任せて殺りたい放題なんてそんなのホントに平気なの
脅されて ....
わたしたちは
《お仕舞い》の話をした
悲しくて
寂しくて
涙が出て驚いた
(腹の底に、まだこんな未練が残っていたのか…)
心底
驚いた
それは
履き心地の良い履き ....
わたしたちは
共に愚かしいという事実の中で
どちらがより愚かしいかを
裁き合おうとしているだけだと言うことに
私は気付いた
さて、
ならば
どうする?
人間が
あれほど残酷で
おぞましくなれるのなら
私は鬼で蛇なのが良い
虐め抜く時の
あの生き生きとした声
明らかに虐めることを
楽しんでいる
それが人だと言うのなら
私は望ん ....
初夏はまだ始まったばかりだというのに、早生まれのトンボがもう死んでいる、アスファルトの上にその細い細い機体を傾けて、まだ生きていたかった、みたいに、そのうすいガラスのような透明な羽を、そよ風にかすかに ....
そろそろ
楽しかったことだけを
話せたら
そう思っても
ひどい思いをしたこと
愚痴
恨み節
荒れる三回忌
こんなにも執着を遺して
きっと寂しがりやなんだ
逝った人も残された ....
くすりと笑う君の
世界はとっくに
喪失されていたんだね、
気付かずにいた僕を置いて
くすりくっすり ひっそりと
剥き出し硝子窓を震わせ続け
余りに露骨なままそのままに
外界に曝され野晒し ....
(また降りそうになってきよった)
泥酔状態で唄う桜坂 音痴でふざけすぎるけど
黒いネクタイと白いワイシャツが いつもより艶っぽかった
「泣きそうになったわ」と あとで口にした
その ....
昨日から怒っていた
珍しく怒りが収まらなかった
なので
タロット占いに行った
占師の見立て通りの三ヶ月間だったことが
背中を押した
占いへ行ったきっかけ ....
スーパーに行ったんだぜ
魚の骨のパラダイス
くっせー 笑えるよな
キッショ!
ひっさしぶりや、こんなキッショいの、うっわマジでキッショ!
外はみぞれ、何を笑うや、レニン像
キモ ....
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ーーーー 五線譜は要らない
''''
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ゆったりとした音楽
慌ただしく鳴るカップ
霞んだ間接照明のなか
忙しなさとスローとが交差する
人の話し声はやがて子守唄となり
瞼を重くする魔法
誰もが他人には無関心でいられる
....
どろんと下弦の月、
黄白の輝き放ち
この真夜中に 死に絶えゆく
無数枝分かれしたイノチ達
息の絶え絶えを
見守る威容異様 、
それぞれの抱える過去
何を知ろうか 否、全て識る
囲う ....
赦されよ
赦されよ
みなみなみなみな 赦されよ
我が罪を背負い
無間地獄に堕ちまするゆえ
どうか願いを叶えたまえ!
赦されよ
赦されよ
まことのこころよ 赦されよ
....
いったい何度
死んだんだっけ?
そうね
五回かしらね
保険金なんて
ショボい動機もあったわね
最後に悪魔は言ったわ
「何もかも、全部、オマエが悪いからだ!」
だから
もういい ....
死の弾が降り注ぐ
またはじまる
消えてなくなればいいのに
また繰り返す
遠い国の出来事と
やりすごす
目の前の米で
思考は消される
止むことは止む
きっと止む
空に青が戻っ ....
彼の口からでる言葉は
美辞麗句ばかり
だけど
そこにもはや想いはなく
決して
一生懸命
真心から言うことはない
あれは
五回目に死んだときだった
「チッ!俺としたことがしくじった ....
誰もいない 僕がいる
僕がいない 誰かいる
耳を塞いでも
声が聞こえる
音はしないのに
裸足で駆けだした長靴のそこから
見よう見真似でメモリアル
ごきげんよう
逆さまの空から
....
ことあるごとに抽象的でないものを抽象的だと文句をつける
それは表現てあって抽象ではないとなぜわからないのか
嫌がらせがしたいだけなのか
はたまた節穴なのか
人の詩を指差し笑えばそれでいいと ....
脳髄に
絶えず影踏みしつつ
自らを貫くもの、
この私と云う意識の
舞台にて
その生動スル想い
響キ聴く
過ぎゆくものノその根音 、
残響させては
絶えず絶えず逃れるも ....
心当たりがないことを
指摘されて戸惑う
それは本当だろうかと
疑ってみるけれど
自分が思う自分と
他人から見た自分は
イコールにはならないようだ
意識のないところでも
自分を発信し ....
信州で得たお金で
京都に戻った
ほぼ行方不明は継続中
ある日 清掃車に
乗っているバイクごと撥ねられた
気を失ったのは人生初
目を開けると
周りに人の足 ....
まだ幼い僕の夢は激しくうちつける雨に耐え
その雨露に濡れそぼった蕾を大きく揺らして
力強く赤い両腕を拡げた
黒々とした顔を覗かせていた雨雲
その身を真っ二つに切り裂くような
熱い日差しを ....
なんだろう
ほうっておくと
色んなもの倒れてく
自然と自ら
ぱたんぱたんと
細やかな音立てて
逆さまのまんま立って居る
蓋口だけ青く鮮やかに
透明側面の湾曲し
す ....
人柱は今もまだどこかに埋まっているだろう
切腹をして内臓を取り出したり
斬首刑
エキセントリック
今の時代の死刑も
未来から見たら
風習は形を変えながら
人間の精神に寄生する ....
集団が数の正義だとしても
それは私には関係ないことだし
今まで通り
分かりやすく
あからさまに虐めれば良いのだし
聞こえるように悪口を言い
声高に嗤えば良いです
それが、群れが団結す ....
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