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【ⅷ】

 翌朝、中野區役所の下では、人々のざわめきが起こつてゐた。男が一人、屋上からロープで吊り下げられている。白川であつた。
 垂れ幕「この男、『倖せ教』前田聖心と騙らい、世に惡事を成した事 ....
会議の資料

人数
件数
割合
金額

数値化され

外れ値のところ

除外され

無いことに

いつまでも

認知されず

対策されず

届かないところ
 ....
君はまだ歌を歌っている
 

昔から若かりし頃の君のことを知っているし
場末で歌う今の君の姿も愛おしく感じるけど
舐めるしかできなくなったバーボンのオンザ
ロックがこんなに辛いとは知らなか ....
おもいで

おもいで

ロマンす

どうも笑えば

あほものがたり
南天に昇り切った
オリオン座 、

頭をよじって見たよ
なんでかな

三っつの光点、
くちゅくちゅ
打ち込みながら
僕の口腔いっぱい
蜂蜜の味 染み込ませ

濃く濃く甘やか
 ....
ことば

言葉は踊る

それは絵のない音のように

音のない夢のように

過去から未来を連れてやってくる宇宙

文字はくしゃみから放たれる魔法のようで

ココロ オリコ ....
外のまま

内なまま

そしてしらない
だれかが分かるから

もうであった
【ⅶ】

 駐車場でカンテラ(と、じろさん、テオ。彼らは身を潜めてゐた)が待つてゐると、一台の無蓋トラックが、恐らく改造人間たちであらう、男どもを満載し、滑り込んできた。
 天神は、もしかすると ....
滞留が、腐敗を、呼んだ、堪らず、小石を、投げる、波紋が、広がる、何かが、変わる、それが、止まる、澱んで、汚れる、小石を、今一度、投げる、繰返し、波立つ、起伏と、窪みが、新しく、繋がり、人生を、揺らす、 .... エメラルドグリーン
暮れゆく窓辺にて

あれ あなた 泣いてるの?

欲に燃え尽きて
すっかりしょんぼりこ

逃れていくもの追いかけて来る
追いかけていくもの逃れていく

暮れゆ ....
また
静けさは
僕らを
もぬけの殻に
する

誰も
もう覚えていない

あの日々が
あの情熱が

まるで幻かのように

当り前かのように

もう
過ぎ去ってしまったね
風が怒り狂っている
よろけるほどのうねり
風除けを探しながら
彷徨っていると
烏が風で飛ばされ
無機質な物みたいに飛来する
危うくぶつかるところを
避けた
振り返ると
烏は何とか着地 ....
くたくたに
何度でも落胆して
繰り返し繰り返す意志、
それすら忘れていき
只々瞑目し続ける
意識の視界に
いきなり
くわっと
眼を見開き
聳え立つ巨城 、

崩れ落ちる時進の
 ....
〈春一を待てば泡立つ心哉 涙次〉


【ⅰ】

 カンテラは外殻(ランタン=カンテラ。カンテラはそこに巣食ふ火焔のスピリットである)を、安保さんの許に、オーヴァホールに出してゐた。たまに點検 ....
聳え立つビルの谷底で
夜明け前の湿度に塗れて
夢と現がぼやけたまま
目の前に迫り来る

陽が昇るころ
どんな景色が見たいのか
輪郭をスケッチすると
ビルの入り口が開いた

夢の大草 ....
さやと さやさや
揺れる揺れる
枝葉の照り映え
きら きらら
肉身冷やす風
軽やかに吹き抜け
意識さめざめ
すっと澄み
自らが
透けていくよな
感覚襲い
最早黙して
天空仰ぐ  ....
構造主義者達はどうも目の前の現実に捉われがちだ
そこにはただ仕事があるだけではないのか
女性を一般的なメスと認知する場合があって
それを何か否定する必要はなくないか
個人の趣向はどうしようもな ....
どこにもないクラシックが
いつの間にか
こんなところまで
花を咲かせていた

だから
そんなことさえも
座席の後ろのつもりで
いたんだね

飛行機が非行気になったり
京都府が狂吐 ....
いつの間にか人が住まなくなった家がある。人が住んでいた頃の庭は常に花々が咲き誇り、小鳥を寄せるバードハウスもあり、小鳥の鳴き声で賑わっていた。いつも庭に出て手入れをしている人の姿もあった。

ある ....
〈春雨や濡れて參らう傘一つ 涙次〉


【ⅰ】

 坂本鈴之助が、ふらり「カンテラ一燈齋事務所」を訪ねてきた。折詰一つ提げて。カンテラは外殻の中で、惰眠を貪つてゐる。どの道、俺に用だらう、久 ....
下は可愛い
上は消す

下は愛する
上は消す

下は子分
上は消す

何かあれば
全部上のせい
鈴なり思考の響き
内から沸き起こり
耳へと抜ける、

意識集中すれば 

朝に夕に
力動絶えることなく 、

脈打つ思考生命
見えざる本性
エーテルのゆらぎ
この瞬間の
肉体 ....
シャボン玉を吹いた
あの日の希望のように
奇跡みたいな虹色
刹那の喜び
弾けて跡形なく消えた

落胆から眺める最高
再び手にするストロー

シャボン玉が飛んだ
沢山連なって
虹色 ....
〈水然り空氣も然り春立ちぬ 涙次〉


【ⅰ】

 安保宙輔は今度の株式総会で、株式会社貝原製作所の代表取締役・社長の坐に就任が決まつた。安保さんとしては、氣が重いのである。彼は一箇の職業人 ....
(都々逸)

ときはいにしえ神々かがみ覗き込んでは不思議がる


(短歌)

優しさの小舟に乗りしその人は
    無碍の光に守られていて
 
ただ叱る言葉ゆっくりなめらかに
  ....
雨上がりの公園の
澄んだ池の向こう遥か、

大きな巨きな虹の架かり 

一色、一色、一色、一色、一色、一色、一色、

朝陽と夕陽の狭間を
繋ぎ輝き響き光り渡り住み 、

月明かりに ....
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。鬼。。は。外。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。福。。は。内。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。 ....
「いつか」は、いつかやってくる
だがやってきたのは刑事コロンボだった
「いつか」はどうしたんです、刑事?
警部だけど、頚部損傷だから刑事でいいや
頸部損傷とは?
コウサツされました
絞殺さ ....
久々の一人旅で
新幹線に乗る

列車は加速し始め
多摩川に架かる空色の丸子橋を過ぎ
東京は背後に遠のいてゆく

あの日
君を見送ったのも
品川だった
かろやかに君は
こちらをふり ....
田中宏輔さんの自由詩おすすめリスト(5676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
NWSF怪畸幻想譚_斬魔屋カンテラ!!『倖せの黄色いジムニー ...- 髙任勇梓 ...自由詩125-2-8
資料に載らないもの- 自由詩3*25-2-8
君はまだ歌を歌っている- 足立らど ...自由詩525-2-8
ちいさな味方- 林 理仁自由詩125-2-8
夜想、オリオン- ひだかた ...自由詩425-2-8
ことば_(谷川俊太郎氏風に)- 洗貝新自由詩9*25-2-8
いまのかぜ- 林 理仁自由詩225-2-8
にかいめはだれでも- 林 理仁自由詩225-2-8
NWSF怪畸幻想ロマン_斬魔屋カンテラ!!『子を連れて』③- 髙任勇梓 ...自由詩125-2-7
揺らす、連続の、- 自由詩5*25-2-7
夕べ窓辺にて- ひだかた ...自由詩525-2-7
イギ_り_す- 林 理仁自由詩7*25-2-7
暴風と烏- 自由詩7*25-2-6
詩想、〈私である〉- ひだかた ...自由詩6*25-2-6
NWSF怪畸幻想ロマン_斬魔屋カンテラ!!『春一番が吹く迄』 ...- 髙任勇梓 ...自由詩125-2-6
暁を行く- 自由詩6*25-2-5
エーテルのうた- ひだかた ...自由詩625-2-5
良い時代- 林 理仁自由詩7*25-2-5
せん妄の故郷- 林 理仁自由詩225-2-5
人のいない庭- 自由詩6*25-2-4
NWSF怪畸ロマン_斬魔屋カンテラ!!『言の葉魔女』①- 髙任勇梓 ...自由詩125-2-4
上を排除する国- 林 理仁自由詩225-2-3
詩想、思考スル(改訂)- ひだかた ...自由詩525-2-3
シャボン玉- 自由詩625-2-3
NWSF怪畸ロマン_斬魔屋カンテラ!!『水と空氣と花と』①- 髙任勇梓 ...自由詩125-2-3
_未来を映しだす鏡が有り- 足立らど ...自由詩425-2-2
世界を売った虹- ひだかた ...自由詩525-2-2
節分。- 自由詩5*25-2-2
いつかの刑事コロンボ- 菊西 夕 ...自由詩5*25-2-2
Poets_on_the_Road___──_旅立ったcho ...- 服部 剛自由詩625-2-2

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