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セックス
世界が変わるとき
一人と一人の世界が終わり
あたらしい世界が生まれる

ラポール
貴方を認めるとき
乱暴もネグレクトも精に成り
深きゆえ また我を忘れる

 ....
「冷やし中華はじめました」、それは夏を大まかに括っていた、水色の一枚の暦のように、町中華の古びたガラス製の開き戸に貼られていた、その水色の張り紙を、店主のおっさんの手がゆっくりとひき剥がしてゆく、ぽっ .... カレンダーを眺めると
夏はもうすぐ終わり
隅っこに秋が待機している

ここまであっという間
この先もあっという間
どこに流されていくか
影が差し込んでくる

毎日の明日への不安
そ ....
明滅する{ルビ生命=いのち}の不思議

魂が魂を呼んでいる

前世の約束を果たすまで

追いかけっこを続け

明日を夢みる
過ぎ去りゆくもの
全ての虚しさから
新た在るもの創造され
萌え出る生命たち
ぐんぐんぐんぐん生成する

「思考の遺産を身につけて
私はこの感覚世界に歩み入った。
神の力が私をここに導い ....
もう、何がなんだかワケワカメ

物静かな人妻のパンティを脱がせたら愛の嵐でワケワカメ
中折れし、拳で殴られ鼻から垂れたワケワカメ

冷蔵庫の中で賞味期限の切れた深い悲しみのワケワカメ
入居 ....
犬も食わない喧嘩
荒れている間は
まるでこの世の終わり
周りにいる者に
最大限の気を使わせる

翌日になると
あれは何だったのか
というくらい平常運転
ノリ遅れてあたふた
使おうと ....
カッピカピ
おひつに水入れず
ひゅぅうひゅゆう
夜に口笛吹き
ウオォッウオォッ
別れた妻の野獣の声、
陣痛室に響き渡る異様
脳裏から剥がれ落ち
ぴちゃりぴちゃり
反復されるこの宵の口 ....
午前五時{ルビ山女魚=やまめ}のポイントに辿り着く
水はゴォー ゴォー と鳴り響き 渦巻いていた
そこには先客が4.5mの竿を振っていた
ぼくは竿を出さず
ボトル珈琲を飲みながら彼から離れ様子 ....
土砂降り雨、
それは胸中の無性のそわそわ、
屋内という安全圏から聞く、
トタン屋根を打ちはじめる激しいその響き、
一時的に水浸しになってゆく外の世界に、
人は良くも悪くも予感する、
いつも ....
太く立ち上がる孤独の壁、

声は際立ち呪いの絶対零度に
すきとほり静かさ司り浮き立ちて
ただ在りただひたすらに私は在りと

努めながら死につつ死につつ努めながら 、
米米米米 米米米米
買いにいけども
米が無い 米が無い

米の棚にはインスタントラーメン
米の棚にはインスタントラーメン

米が無くても生きていけるけど
心の底辺に流れる不安
インス ....
哀しい風が吹いている
彼女の歩き過ぎる横顔に
あの坂道向こうの奈落へ
歩み進み墜ちていった
彼女の歩き過ぎる横顔に 
哀しい風が吹いている

雨降り頻るあの夕に
マンション玄関ホール
 ....
捨て鉢な好意
汽車が眠る場所
優しい巨人の愛撫
想像力の山と谷を
土地柄が考慮されたブレーメン
変動しない順位
誰かのおばあちゃん
物語を消毒されないためにも
明日までの措置
電球の ....
早朝の渓を彷徨い歩く

フィトンチッドが心地よい

気温22℃

マイナスイオンに包まれ

日頃の喧噪を忘れる
理不尽に叫びたかった日
拳を握りしめながら目を瞑ると
瞼の裏は草間彌生
体内の粒子が猛スピードで蠢いている

顰の素顔を塗りつぶし
呼吸をゆっくり
数を数えて

瞼の裏のざわめきが
 ....
白銀の輝き無数、
漆黒から浮き立ち
魂のそれぞれの
深い懊悩を携え
等間隔に円周辿り
打ち叩き生き行き

この夜、前に佇む静かさに

意識の視界の深き己の
力動の核心、頂き、中心点 ....
地球が生れて四十数億年

此処に集う人との出会いは

偶然といえば偶然で

必然といえば必然だ

{ルビ生命=いのち}燃やして詩を{ルビ詠=うた}う
地獄の底に住む紅蓮の獅子
炎を纏いて湿地へ飛ぶ
湿原は草原に変わり
根を燃やした跡には道ができ
そこは太陽の匂いがする

架空ではなかった
権化となりこの世に降り立ち
目の前に現れた人 ....
郊外から久々に都心に出れば、
拡がり迫り来る無機空間の
白壁に聳え立つビルディング群、
それら狭間に伸びるアスファルトに
浄められる如く洗練された装い身に纏い
行き来する一律精巧細工な女の子 ....
盆が過ぎ
盛りを越えず
しずくはおちない
八月

陽の下
きみよ

九回で終わると思うな
イレギュラーはつきもの

焼けた肩に仲間が触れる
口元にしずくがこぼれる
伝 ....
今は廃校になってしまった小学校のグラウンドに
ぼくら男子児童は立たされていた
50m走のタイムを計るのだと
体育の大森先生は号砲のピストルを
真夏の空へ向けて構えていた
過疎化の進んだ小学校 ....
いつも天気予報とにらめっこ

明日はまたとない釣り日和

銀鱗たちが待っている

モスグリーンを身にまとい

渓の緑に溶けてゆく
崩れ落ちて来る鉄骨の群れ、
朱の血飛沫散らし
無機の呼吸し始め
振り絞られる意識の視界、
否定の十字の楔打ち込まれ
打ち震える貴様の両手両脚

野草ヒメジョオンの群れ
とっくの昔に埋葬 ....
迫害は止まない

怯えた私にあなたは言った

歓迎したくない者がやって来て
自己存在を内面から荒らすことがあったとしても
それらを受け入れるように

そして逆さにした十字を翳した

 ....
シンガッキ、
なつやすみにおウチでおかあさんに洗ってもらった、
とてもキレイになった、
まっ白なウワバキ、
ゲタ箱したのふるいスノコの上で外グツと履き替えて、
とてもウキウキしながら、
ナ ....
歳過ぎて
ゆるりゆるり
肉体の衰えゆき
のたりのたり
魂の努め若返りゆき
進む時間の地平の果てにて
透明に澄み渡りゆく独りの神霊となり

この大地へ返礼の信号送る 送り続ける 、

 ....
一日のルーティン
家を飛び出す
挨拶をする
家に帰る

毎日のルーティン
起こされる
泣かされる
ふて寝する

年がら年中
カチッ
ルーティン
ルーティーン
ルーティーーン ....
あれは小学2年の夏休みのことだった
隣の家の姉さまは
白地に花菖蒲の浴衣を纏って
細い躰を座敷に横たえ
静かに扇風機のぬるい風にあたっていた
ぼくは庭にあったシーソーに乗りたくて
姉さまの ....
お盆を過ぎると、
いつも風が少し涼しくなるのは、
多くの死者たちが来訪していた、
その磁場の名残なのか、
死んだカブト虫たちを裏庭の暗い土に埋めて、
その上にできるだけ細長い小石を立ててゆく ....
田中宏輔さんの自由詩おすすめリスト(5860)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シジンとヤッたら終われる- 足立らど ...自由詩624-8-28
「冷やし中華_終わりました」- 本田憲嵩自由詩1224-8-27
次の季節- 自由詩424-8-27
五行歌_因果律_- レタス自由詩5*24-8-27
詩想、「自己存在」という問い・今の私という境地4- ひだかた ...自由詩2*24-8-27
ワケワカメがワケワカメなワケワカメ- atsuchan69自由詩10*24-8-27
犬も食わない喧嘩- 自由詩324-8-26
メタモルフォーゼ- ひだかた ...自由詩324-8-26
【渓流】_ボウズの朝- レタス自由詩4*24-8-26
土砂降り雨- 本田憲嵩自由詩524-8-25
五行歌、際の頂きへ- ひだかた ...自由詩2*24-8-25
米が無い- 自由詩5*24-8-25
キリスト- ひだかた ...自由詩224-8-25
等し好みに- なけま、 ...自由詩424-8-25
五行歌_【渓流】_遡行- レタス自由詩5*24-8-24
アンガーコントロール- 自由詩5+*24-8-24
意識の己、ノイズリダクション- ひだかた ...自由詩1+*24-8-24
五行歌__摩訶不思議- レタス自由詩3*24-8-24
紅蓮の獅子- 自由詩324-8-23
都心徴候散策- ひだかた ...自由詩3*24-8-23
白球- 湯 煙自由詩6*24-8-23
Life_In_The_Fast_Lane- ちぇりこ ...自由詩1824-8-23
五行歌【渓流】_曇天- レタス自由詩5*24-8-22
Starless- ひだかた ...自由詩8*24-8-22
ペトロの妻- 自由詩524-8-22
シンガッキ- 本田憲嵩自由詩724-8-21
詩想、きっときっと人いずれ(改訂の改訂)- ひだかた ...自由詩224-8-21
鳩時計- 自由詩324-8-21
想い出- レタス自由詩9*24-8-21
晩夏の鐘- 本田憲嵩自由詩1324-8-20

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