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私たちは永遠の吐息、
その美しい比喩
私たちは下降する、
空の底を割り
永遠は生動し、
遥か彼方に接続する
いずれ
世界に終末来るのは間違いない
問題はその前に
俺っちに終末来るか
来ないか
だけど
その可能性は
百パーセント
俺っち
だよね
地球は温暖化に
一途に向かって ....
死ぬまで生きていく
死ねないから
生きている
死んだらどうなるか
おそらく
死ななきゃ
わからない
死んだらどうなるか
死んだ人間に聞いてみるといい
一度死んだら
お終い
....
「悪い」について〜赤の他人の介入に屈しない
破壊されたバックルのズレを直しに駅前商店街路地裏のジーンズ店に行くまでの間、みっともないのでベルトの位置を固定しなくてはならず、雄鹿皮のワッペンの ....
病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵のように残り
自分が此処に居ることが
怖いくらいはっきりと浮き立つ
病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵の ....
生活に芯というものがあるとしたら
花を挿していなければいずれは緩んでくるものだ
日々の心のゆらぎは錆びた弦楽四重奏
山巓からの水脈が生をうるおしているのならば
堕落した駱駝は回文好きだ ....
こんな非常時でなかったら
誰もが避けるはずの
副反応データだらけのワクチンを
全世界の人々が受け入れている
最近ようやく明らかになった
その副反応の割合の異常な高さが
なにか言 ....
唇に歌なんて持ってないけど
音楽は嫌いじゃないかな
スマートフォン
ユーチューブで音楽よく聴いている
難しい事は
考えたくもない
明日の事も考えたくない
頭ん中
空っぽ ....
美しいケモノに見とれていたら
自分を見失なってしまいました
ケモノも美しくなると手に負えなくなるものでした
イエイエ
男の錯覚でした
ケモノは美しい人間のオンナでした
だけどね
....
欲望のカタチは
すっかり資本に飼い慣らされ
あははあははと笑っている
明けても暮れても笑っている
テレビコマーシャルのような
予定調和な日々日常、
そんなものは何処にも無いと
ただただ泳 ....
肉骨茶のにおいが満ちる千の夜、
私は小人の戴冠式に出席し続けている。
呻吟するのはオオカミで、
睨む娘たちにかぶせる帽子は無いようだ。
ローリエの調べが髙らかに鳴り響いたので、
....
・《善罪》- うまい - 満腹刑
・《接着罪》- くっつきすぎ - 熱湯刑
・《木罪》- 便利 - 伐採刑
・《錠罪》- こだわりすぎ - 溶 ....
暑い
とにかく暑い
冷蔵庫のなかに入りたい
冷凍庫では寒すぎて
毛皮なんかを着込まないといけないから
やっぱり
冷蔵庫がピッタリだ
野菜室なんかが
丁度よい温度で
....
逃れ去っていく
逃れ去っていく記憶の
その核心を掴もうと
広がる鉛の海を泳ぐ、泳ぎ続ける
失われた薔薇の花と団欒
終わった関係と更地
虚脱の時を刻む秒針
静まっていく
....
夏は静かな川遊び
彼岸に逝く人
此岸に来る人
水の流れは絶えずして
海の潮を落としては
彼岸から此岸まで
川から河童もやって来る
夜の河を渡り、
艶やかな曙光の漏れる
真っ暗い雲の拡がりをただ眺める
漸く拳大の握り飯を噛り、
竹筒の水を飲む。
水は、化粧の匂いがした
ふと剣鉈を抜いてみたくなった
微かに残った夜 ....
善人と言う文字に違和感を感じてしまうのは
俺だけか
それは多分俺が善人の範疇から外れているからなんだけどさ
善い事ばかりするから善人なのか
たとえ善い事しなくても
とりあえず善い人に ....
本当に美味しい物 味わいたかったら
めいいっぱい腹を空かせるか
先に不味い物食べておいた方がいい
かも知れません
私は卑しい男でございます
女性と美味しい夜をたのしみたかったら
その前 ....
時は河に喩えられる
上流から下流へと流れ流れていくからだろう
河の水もこの地球の上では
万有引力に縛られているみたいだ
人間は
地球と言う磁石に引きつけられて
立っているみたいだ
....
ターコイズブルーの湖、三つ
ねっとりと動かず
こんもり黒々とした山々の頂きに
ぽっかり ひっそり
横たわり在る
(空は妙に白く透き通り
皮膜の裏光り)
湖は波一つ立てず
こちら ....
誰も褒めてくれないから創作活動応援隊員としては良くやってきたと自画自賛したいのです。
悲しいのはペラペラの現在詩(大衆現代詩)が独立する前から飲み込まれ続けていること。
そうゆうものだでは ....
夜
閉店三十分前のスーパーマーケットの駐車場に
クルマとめて待っていたら
店舗前に並んだ数台の自販機の釣り銭受けの中を
1台1台手を入れて行く
怪しげな男があらわれて
疾風の如くきえた ....
碧天の月、
祈り続ける意志
巌は翳り
雨は降り
濡れて天に
戻る時
煌々と月、
澄みわたる
無限につらなってゆく世界の果ての階段を
親しげな不条理とうでを組んできみがのぼってゆく
いつもおもうけれど
宇宙のなかの点にすぎないのに
点には面積がないのに
線にも幅がないのに
ぼく ....
真夏になると
きまって
いろんなお客が訪れる
お客様と呼びたいほど
ありがたいのは
開け放った窓からやって来る
涼しい北風の群れ
真冬は上客でも
真夏は嫌われ者の
....
いつからなのか知らない
いつもの瞳でみつめている
語らずみつめている
いつもの鼻
いつものリボン
いつもの髭
いつもの耳
どこからやってきたのか知らない
理由も知らない
....
いのちをつなぐものを希望と名づけよう
希望のべつの名を祈りと名づけよう
祈りは清流にすまう虫のごとくに
こころの闇に明滅し続けるのもの
祈りの幼虫が水中にカワニナをくらう
肉食の異形 ....
日本語で頭はいっぱいになってる
言葉を覚えてからずっと日本語だった
途中理解不可能な英語に邪魔されたけど
学校やめたら 卒業した
今は便利な日本語に頼ってしまう
お前を抱きたくなった夜も ....
暗い部屋で明るい話題はすぐに尽きる
暗さに慣れた眼で外へ出たら
眼はたちまち太陽の餌食になった
帰りたい部屋を見失い
彷徨い歩いた夜更け
君と手を繋ぎたくなる
コンビニまでの途中
電 ....
ライカが半世紀以上も前に
レンジファインダーのカメラを完成させたことで
他のメーカーは
異なる方式の開発へと向わざるを得なくなる
当時一眼レフカメラは
撮影の際にブラックアウトすると ....
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