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新年のはじめての夕焼け
久々に会う家族とこたつで雑煮などを食べ
あるいはふだん遠方に住む同窓と旧交をあたためていた
あの日

それは突然に来て
なにがなんだかわからないうちに
時間がひび ....
手のひらですくえるほどの軽さ
ふっと息をかければ羽毛のように
水のようにさらさらと
それくらい
それくらいと言いたいのに

あなたが踏んだ泥は何億年後かにも
化石になって残るだろう
た ....
あなたが天にましますかどうかに興味はない
あなたが起こす地上の奇跡も期待しない
あなたが開いている天上の門もどうでもいい
ただあなたと呼ばれるもの
あなたを呼ばう人の声の
ただくちびるの動き ....
神を探している
渦巻く嵐に仕え
霞に額づき
灰色の聖餐を受ける
そんなことができるような神だ

雪が降るよ
遠く故郷を離れ、胸の中に
あの重い、湿った
削ったばかりの木片のような
 ....
田中宏輔さんの凍湖(とおこ)さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あの日- 凍湖(と ...自由詩2*25-1-1
たましいの重さ- 凍湖(と ...自由詩824-12-30
傾きつづける- 凍湖(と ...自由詩624-12-28
神を探している- 凍湖(と ...自由詩424-12-25

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