春の気だるい午後僕を眠りに誘おうと暖かく吹いてくる おかげで大学の入学式の記憶は全くない

夏の暑い日家の前の露地に打ち水をすればたちどころに駆けつけ気温を下げるお手伝い

ある秋の日の昼下が ....
深呼吸したら
小さな虫まで
吸い込んで思わずむせた
むせて吐いた
吐いて笑った
笑い続けたら
可笑しくて
ついに涙が出てきた

ついさっきまで
悲しかったはずなのに

ほんとに ....
しんどくてしんどくて

もう一歩先が真っ暗で

私の人生もう駄目だってさえ思えた



ずっとずっと病院で

夜になると涙が出てきて溢れて止まらなくて

でも隣りに誰もいなくて ....
子供のすがたのまま
死んでゆけたなら
毎日が
暑い夏の午後で
おわらない
夏休みのはじまりであってほしい

冬を越えるたび
人は年をとる
心に積もった苦悩や悲しみを
顔のしわに変え ....
ヤマダ電機ですれ違ったdocomoのお姉さんが可愛かっただとか
彼女と電話したのが楽しかっただとか
久しぶりに読み返したキングダムが面白かっただとか
恋のメガラバのPVがファンキーでいい感じだっ ....
駄犬のファンファーレ。
列が続く。列が続く。
要らないものばかり。
アレは要らない。

愛愛サー。
言われた通りにやっときます。

次の日、首を吊った猛獣使いを確認。

意味深 ....
ビルが
あまりにもするどく
直角をつきたてている
空はよろこび
(そらはおんなか)
鳥が飛んでいる
たまに焼けながらおちてくるのを
ゆうめしにしようと
待ちうける少女

おめで ....
きっと その
水色の子は
女の子でしょう

あなたに 毎日
愛をささやきに
来たのでしょう

私の真っ白い子は
おしゃべりで甘えん坊で
食いしん坊でした

どこからか
飛んで ....
今日は多分泣いている

私にはそれが聞こえていた


大人だって傷がつくねんて。

十年前の言葉を飲み込んで

今も悲しんだりするねんて。


二十九のおとこのひとが

 ....
里山野原に

にょきにょき生える

極彩色のグミの木は

食べたらだめだよグミの実を

あもあもあまがみ

くちゃくちゃぺっぺっと

吐き出せば

もこもこ増えて繭になる
 ....
{画像=120105004250.jpg}




現状認識


悔恨と希望、両極端に振れる

不安定な時代を生きる

情景は印画紙に焼き付けられ

その意味は後から知るこ ....
 また

 本当に
 こんなおばさんでいいの

 なんて

 一体どう言ったらいいのかな

 そうだ
 おばさんは
 家で作ったプリンみたいだ

 プッチンプリンみたいじゃな ....
俺の言うとおりに言うんやで

お墓参りに行ってたんやって

雪が降って電車乗り遅れたんやって

そいつのご先祖さんとおまえのご先祖さん

大親友やったかも知れへんやろ

世の中見え ....
 
朝起きたら、外に出よう

白い息を吐きながら

此畜生と吐きながら



 
眠れない夜に思い出すのは
幼い頃
父や母から聴かされたお話
大人になる度に
お話は大きく ....
例えば、現代詩フォーラムを見ます。(当然、現代詩フォーラムは例です)
今日、たくさんの詩(まぁ「たくさん」なのかわかりませんが「たくさん」とします)がアップされます。
アップされた詩には、ポイント ....
頭がズレてしまうのだよ頭の中が傾いた拍子にズルリと脳が
そんで目が見えなくなったり蠅が飛び回ったり鶏肉に
欲情したりしてしまうのだよ僕の2本腕はべたんべたんと
床を這って収まる箱を探している ....
その日記のタイトルは
タイトルなし。
彼はふざけていたし、
彼の日記は辿られる
ことを待っていたように
少しめくれている
空の東を飛んでいる
鳩の、羽ばたきが
止まって見える窓 ....
腕をつくフォルム
眼球と二重瞼のバランス
背中に手を添えて
差し伸べるように
手のひらを奥へ傾ける
黒髪がしなり散らばる感触
床へ促す一連の流れを素描しながら
降りそそぐ熱い雨を
 ....
気合入れて目覚めても
去年となんら変わることの無い朝だった

それでも
いつもの年とは変えよう
変えてみよう

初春は一途な決意が大切なんだと自らを奮い立たせ

買いだめしておいた菓 ....
そこにあるのは悲しい沈黙

誰も触れない


君に話したものは希望

君にはわからない真実


僕たちは誤解という小さな罪を積み重ねてきたね

ジョン レノンを貫いた銃弾はいま ....
あなたみたいに なりたいの

細胞を一つひとつ撫でるような声と
人の心の奥を見つめるような視線

あなたみたいに なりたいの
ぼくのこのつらさを

わかってくれる人は少ない

けれども人は集う

お互いを影で嘲笑い、羨みながら

それはどうしてなのか

それは

孤独に耐えられないからだろう
 ....
朝露が縁どる窓
うるおう昨晩の夢
きっかけは眠ったこと
あなたの肌に近づけたこと

白桃の海、
ゼリーの河
いっそ沈んでしまおう
べたべたに絡むくせっ毛
あなたの肩に擦り寄せて

 ....
去年
義母が急逝した

晩年
持病で苦しんでいて
会えば
病気の苦しさばかりで
死にたいけど死ねないのよね、と言われると
そんなこと言わないでと
答えながら
鬱屈した気持ちになった ....
ほんとはね

全部ほしい

その笑顔も

その涙も

その優しさも

全部 全部

「私のもの」にしたい

でも

私は

君が生きてる

それだけで幸 ....
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青春 / 矛盾する感情に流されるままに


青春って何だ

捨てられるものさ
だから忘れられるもの

もっともっともっと、感じてく ....
流れていく方向を見失って
濁り始めた水と空気

「仕方がない」のお題目の下で
済し崩しにされる許容限度

時間をかけて築き上げた壁を
やすやすとすり抜けて
目の前に現れる他人

 ....
  古い五線譜からきみは
  しゅるしゅると一本を抜き取り
  四角い枠を作ると
  そのなかに月面の色を塗った
  それは正しいことだ
  それは、正しいことだ
  ぼくたちの耳 ....
年の終わりの最後の日

赤褐色の大地に立ち
遠く約束された地に行くことを阻む
北の山の連峰をのぞむ
彼の地の地平線を目指していたはずだが
あまりにも遠方にあることに気づき
今立ち竦んでい ....
山人さんのおすすめリスト(5784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風は親切な友達- たにい自由詩112-1-8
不幸気取り- そらの珊 ...自由詩11*12-1-7
辛い涙- 桜 歩美自由詩9*12-1-7
越冬- マフラー ...自由詩6*12-1-7
グッバイエロ細胞- 只野亜峰自由詩312-1-7
駄犬のファンファーレ。- 菊池ナン ...自由詩112-1-7
ビル- はるな自由詩412-1-6
幸せな子- 森の猫自由詩15*12-1-5
孤高を貫く人へ- 自由詩412-1-5
グミの木- 灰泥軽茶自由詩6*12-1-5
現状認識- beebee自由詩23*12-1-5
プリン食べ較べ- 藪木二郎自由詩3*12-1-5
悲しまんといて- 吉岡ペペ ...自由詩712-1-4
此畜生- 殿上 童自由詩26+*12-1-4
『眠れぬ夜の昔話』- あおい満 ...自由詩5*12-1-4
詩のリミックスについてえええええええええええええええええええ ...- 反現代死散文(批評 ...9+*12-1-4
パール- キリギリ自由詩212-1-4
- ズー自由詩3*12-1-4
新しさを知ってゆく月を美しいと詠む國で- たちばな ...自由詩26*12-1-2
It's_a_beautiful_day(変わらないひと)- 恋月 ぴ ...自由詩28*12-1-2
愛の章- 梅昆布茶自由詩512-1-2
憧れ- YuLia自由詩312-1-2
宇宙人- ジュリエ ...自由詩312-1-2
言霊の夢- Akari Chika自由詩6*12-1-1
薄墨の絆- そらの珊 ...自由詩24*12-1-1
ほんとの「幸せ」- ジュリエ ...自由詩112-1-1
青春_/_矛盾する感情に流されるままに- beebee自由詩19*12-1-1
re-born- nonya自由詩21*12-1-1
月面- 草野春心自由詩7*12-1-1
始まりの物語ー終わらない話- ……とあ ...自由詩14*12-1-1

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