雨上がりの傘はステッキ代わり

クルクル回してスキップすれば、水たまりにパシャリ

そして、キャッキャ、キャッキャと


 
 
 
豆腐を食べているうちに
豆腐のことが気になり始めた
豆腐の色はどうだったか
豆腐の形はどうだったか
匂いや味はあったか
どのように崩れ
何を受け入れ
何を拒むのか
すぐにで ....
季節の変わり目に窓の外を眺めている。
外は雨 外出

細い両目から差し込む光の筋
不足するイメージの光量
暗い頭蓋骨の内部を照らす
プラネタリュームは暗く
毛穴ほどの大きさの星の光のみ
 ....
私がクリームを塗るあいだ
兄たちは指さして嘲笑っている

私がクリームを塗るあいだ
妹たちは人形を投げ合って騒いでいた

私がクリームを塗るあいだ
彼氏たちはクイーンのベッドでTVを観て ....
 
 
野原に自転車が倒れていた
車輪が外れていたので
持っていたアイロンで
直すことにした
うまく直せないでいると
両親と兄がやってきた
みんなアイロンを持っていた
あれこれしてい ....
お前のタコ踊り面白いぜ
俺は笑っちまった
それだけでは生きていけないものだから
このことは一時の余興
段落を変えれば
真面目な話がしたいんだ
とてもリアルな話さ
紫の山々でも眺めながら
 ....
 先ほど猫が来た。取って食おうと言う訳だ。
「残念だな。貴君の思う様にはいかないよ」
おのれ!ちいさき身分で逃れられはしないぞ!
鼠の最大の利点は、特化していない事だ。
故に繁栄している。良く ....
今日は風が強いのでティラノザウルスは巣に閉じこもったきっり外に出ようとはしない。風が身にしみるのだ。ただひたすら蹲っている毎日。彼はハンターだが最近とんと獲物に遭遇したことがない。もちろん空腹で仕方が .... 田んぼのあぜにカラスが一羽
黒い背中を風がなでる

苗もゆれてる田の海を
一緒にみつめる
黒いカラスとこの私

なに色だろうか
この私
 
 
ぼくが逆立ちをする
父が支える

あれから数十年が経ち
今度は父が逆立ちをして
ぼくが支える番になった

それなのに
父はベッドに寝たまま
起きてこない
 
 
あなたはそれが
遠いところにあるとおもっているのでしょうか
海にわきあがる雲をみているように
自分にはかくれてるように感じたのでしょうか

風が蒔いていった種はどこかで芽吹いて
きっとそこ ....
  
     まるく

    表面張力で
   膨らんだ一滴の
   想いがいま落ち
    触れる間際

     はじけ
 
    残像のように

   ゆ っ くり ....
1

酔いどれ船の上で
朝日を待っていました

海のない部屋で
発泡酒の空き缶を
3つ4つ潰す夜
浮かび上がる船体に
千鳥足で乗り込むだけの
シンプルな船旅

朝日は
僕らが ....
愛しさと打てば

涙と変換されるような

恋ならいらない

ただ一筋の

情熱が強さになるように
今日私は一重瞼を二重に整形した。

もう何十年も一重であることにコンプレックスを持っていたから。
(大好きだった彼にフラれたから)
(これで世界が変わると信じていたから)

午後一時、手術 ....
好きか嫌いかでしか仕事ができないたちだった。特に見ているものを信じられたためしはない。僕は、そのままだったのかもしれない。今日もネットにアップするための文をつづっている。誰のことも信じていない。デ .... かたり

音がするから
置き場を
探して

そこじゃない
  そこじゃない


帰る場所 が
消えてゆく

昨日まで
いた場所に
君がいないのならば
もう


 ....
干からびた海に浮かべた船でわたしは舵輪を取る

祈りの形に凍りついた手

そんな人々を見送りながら

抜錨

伝声管から

機関よろし

声がかかる

土煙を上げる

 ....
夢の中に置き忘れられた風景、その中で僕は置き忘れられました、その中では今も風が吹き木々が揺れ、人が悲しんでいるでしょう、どこにでもある宇宙の外れ、その崖の下へ僕は投身しました、崖はいくらでも増え続け、 ....    《鯉がたべたい》
   と、言ってあまえ
   まったく隙だらけ
   そのくせ自意識は役者なみの
   あのサムライ
   かれは
   前世のぼく
   なのじゃな ....
つらいかというと
そうでもない

{ルビ楽=らく}かというと
そんなことはない

不思議な感覚だ
君と喧嘩した後は
いつも 気持ちが宙づりになったような
下に広がっているのは 蒼く薄 ....
花も恥じらうとかで
はにかんで笑って
可憐なふりをしたって
所詮 私も人間で
あの手この手で
どうにかしてしまおうと
画策している訳で
女というのはきっと
純情 狡猾な生き物で
 ....
深夜0時
オバケが出ます。
トイレにオバケが出ます。
トイレに行くのが怖い。

じいちゃんは強い
オバケは怖くないという。
そのかわりおばあちゃんが
怖いと言う。

僕はばあちゃん ....
夕立が来るぞ
洗濯物入れて
布団取込んで
窓閉めて

空が暗くなる
風が強くなる
鳥が巣に帰る
世の中が死ぬ

寂しくなる
悲しくなる
泣きたくなる
つらくなる
飲み会に
よばれなかった
なかまはずれ
だから
これから
みんなを
不快な
気持ちに
するために
いきていかないと
いけないから
うめあわせのために
 
 
深夜、きみが
コップを割ってしまった
きみの夢の中で

思い出の品だったのだろうか
きみは泣き出して
泣き止まなかった
ぼくはきみの夢の中で
ただおろおろするばかりだった
 ....
もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま

それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみたけど

やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった

 ....
電車の真ん中で
子供がはなしていた
たちあがって
家族の真ん中で

みなは
耳だけいかしながら
きいていた
からだじゅうから
ききほれていた

キリストのように
子供は
予言 ....
そろそろ満月かしら
既に満ちてるかしら
 ふくよかなラインに間違いはないわ

激昂 目に触るのよね 子宮にかしら 触るのよ とにかく 激昂は

コペルニクス窪み そこには金粉が波紋してるわ ....
例えば建設重機でも安全に扱う指があります
能書きばかりを連ねて
誇る指とは違います
山人さんのおすすめリスト(5716)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨上がり- 殿上 童自由詩22*12-5-12
長梅雨- たもつ自由詩212-5-11
退屈な自我- ……とあ ...自由詩11*12-5-11
クリーム- salco自由詩18*12-5-10
蜜柑- たもつ自由詩1112-5-10
夢の話- 黒髪自由詩2*12-5-10
吾輩は鼠である- ドクダミ ...自由詩112-5-10
当方滅亡- ……とあ ...自由詩8*12-5-10
緑のカラス- 朧月自由詩712-5-10
逆立ち- たもつ自由詩1012-5-9
たいせつなもの- 梅昆布茶自由詩2212-5-9
白紙に降りる- ただのみ ...自由詩15*12-5-9
「詩は、酔っ払って落水しても溺れる心配のない便利な海だ」と言 ...- 風呂奴自由詩412-5-9
変換。- 永乃ゆち自由詩2*12-5-9
なりそこない。- 永乃ゆち自由詩5*12-5-9
推敲の無い文- 番田 自由詩112-5-9
魚の頭- AB(な ...自由詩612-5-9
カレタスフィア- 高原漣自由詩4*12-5-9
twitter- 葉leaf自由詩412-5-8
もうひとつの夫婦の肖像画- 石川敬大自由詩11*12-5-8
けんかのあとで- まーつん自由詩5*12-5-8
もう、__無い。- 青井とり自由詩712-5-7
オバケ- ペポパン ...自由詩7+*12-5-7
夕立- ペポパン ...自由詩6*12-5-7
ブハラ・ヒバ・好感度- 6自由詩312-5-7
思い出- たもつ自由詩1112-5-7
葉陰のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*12-5-7
ちいさな予言者- 朧月自由詩512-5-6
激昂の谷間- 朝焼彩茜 ...自由詩7+*12-5-6
ゆびがあります- ドクダミ ...自由詩112-5-6

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