陸沿いに敷かれた海上の線路をはしる列車はやがて大きく迂回して切り立った崖に囲まれた入江の駅に到着する。この駅の正式名称は「切り立った崖に囲まれた入江の駅」であるがわたしたちは秘かに青い預言者の駅と .... あなたの中では
わたしは未だ幼児の姿を保っている
わたしは最近化粧を覚えた
あなたは来るの
トレンチコートで
前がはだけると
中は全裸
(と思ったら・・・)
あなたは着けてる
ペニスケース
ジャングルでもないのに
ずっと
今年の春忘れない
桜の花咲き乱れて ....
ふるら

ふるり

舞い落ちる
薄紅色の憂鬱に似たもの

らるら

るるり

鼻先で笑う
どちらの岸にも辿りつけないもの

うるら

うるり

降り注ぐ
乳白 ....
  人の怒り
  兎の悲しみ
  牛の痛み
  マンモスの憂い
  ゾウリムシの儚み
  蠍の板ばさみ
  イソギンチャクの絶望
  カワウソの焦燥
  蝮の煩悩
  ウォンバッ ....
雨がシトシトと降る中
僕は旅立つ
南風を受けて
愛に包まれる。

タップダンスを踏んで
楽しみで笑顔になる。
戸棚を開け
ミセスロイドの匂い

香水つけて
タンポポの王冠つけて
 ....
へぇ これがきれいな蝶になるなんてねぇ
いいや違うよ これは一見蝶の幼虫みたいだけどねぇ

えっ? ならいったいこれは何になるというんだい?
そりゃぁ 蝶でないなら蛾になるんだよ

蛾って ....
酔い
記憶が途切れている

グラウンド
前を走る人を抜くとき風になる

走馬灯
覗かなければただのぼんぼり

車輪
一本に見える

山の手線
書斎兼寝室

乳房
小学校 ....
{画像=110408010345.jpg}



 冬の日の寒い朝の舗道で、鼻水を垂らした少年が待っている。
耳に被る毛糸の帽子。目の輝きは白い朝だ。太く短い白い息を吐
き、彼は両手を擦り ....
生きているのが恥ずかしい
死ねないことが恥ずかしい
しょせん価値など求めてないが
恥ばかりの道のりで
消えてしまいたくもなる

過去は去るまま
未来は白紙
今は一瞬一瞬移りゆく
 ....
朝から酒を飲んでいる
涙をこぼして飲んでいる
都会の空地の駐車場
道行く人は見ない振り
電信柱のゴミの横
フェンスの縁に片手掛け
地べたに座り飲んでいる
通勤客は足早に
見て見ぬふりの ....
わたしの右脳と左脳が
けんかをしています

頭が悪いのはきっとそのせいです

わたしの右足と左足が
けんかをしています

足がのろいのはきっとそのせいです

わたしの右手と左目が
 ....
最初フットボール大の素粒子だった

それが爆発して

今日も宇宙は拡散している

宇宙の果てとはどんなだろう

果てのむこうはなんなのだろう

フットボール大の素粒子のころ

 ....
しずかなよるはない
ほしもふらなかった

ただ
ゆきがふっていた

しらがになった
おじいちゃんとおばあちゃん

ふざけてあそぶ
わかいふたり

まどのそと
わた ....
小さな悪事は重ねもしたが
大きく道をはずれもしない
心身少々病むことあったが
いま比較的に健全だ

そんな普通の生活も
生きてるだけで有難い
無理なくそつなく抜け目なく
ひとつの生 ....
兵隊さんは 戦った
鉄砲 シャベルに 持ち替えて
戦車を ユンボに 乗り換えて
瓦礫の山と 戦った
缶詰 乾パン かじりつつ
野戦テントで 仮眠して
泥深き野を 駆け回り
 ....
自由をとんでいた翼が
はねをすぼめ
きゅうに
従順をはばたこうとするころ

鬼は
だれもいない
うす桃色の桜のかげで
ほねを囓っている

食い散らかされた青空のかなた
はらはらと ....
何処までも響いて鳴り止まない森の梢たち
降る雪が そうして白金の鈴を鳴らしている
耳の先の黒い兎が 雪原を駆ける

(優れた獣は所謂 「気配」を感じる 
 視聴覚と触覚、臭覚を統制する  ....
一昨日 蒼が過ぎる空の下で
随分と酷く滑稽な光景
轢かれた猫の死体 朝の冷たい路上
それを拾い上げ 持ち去る精神異常者
・・丁度きっと何かを祈りたい気分だったのだろう

昨日 大空の下で  ....
  まともな頭でも
  まともじゃないことはできる
  えらい人でも
  えらくないことをしている
  みかけにだまされないように。



  きたないものを
  むしゃむし ....
くるくると皮をむいて
ちらちら光る画面に
いらいらしながら

言葉の皮を
くるくる剥いて
雲ひとつない空
地上ですら風が強い
空ではきっと誰も立っていられない

日陰の空気は金属のつめたさで
無防備になり始めた肌を冷やす
落ちぶれた冬の狂いかけた残酷

昼休みに弁当を
窓 ....
歪みを補正しようと
身震いした球体の表層に付着した
病原体のような存在が
界面活性剤に流され
漂う芥となり
大洋に流れ出す時
芥に染み付いた

悲しみと喜びと
誇りと落胆と
憎悪と ....
めったに喋らない叔父さんが神さまのまえでの作法を教えてくれた

神社にはいるときは一礼せなあかんのや、

帽子はとらなあかん、叔父さんもジャケットぬぐさかいにな、

神社は真ん中歩いたらあ ....
宵の湖のように
月は私を置き去りにします
波紋をなくして
冷たくなったころ
私を再生しましょう
この肌が赤みを帯びて
名前を紡ぐくちびる
震える睫毛の滴よ
私はあなたを呼びます
たっ ....
昔に書いた詩を読み返してみる

いつのまにか、すごい量を書いていた


わー・・・はずかしい

いつかこの詩も、こそばゆくなる時がくるのだろうか


あぁ、この頃はあの人のことが好 ....
・・・・・・・・・・・・・・・・私は、

最近ずっと消えていたのですが、

久しぶりに自分の立ち位置に戻ってみると、

随分と景色が変わっていてとても驚きました


私がいなくても、 ....
今日も誰かが、誰かのために汗を流している

今日も誰かが、誰かのために涙を流している

今日も誰かが、誰かのために一生懸命生きている

上っ面だけじゃなくて、心から



生きてい ....
あなた
わるいけど
わたしあなたを
たべちゃった
きづいていないだろうけど

ほら、
あしのおやゆびのつめのさき
ないでしょう?

へいじつのひるまって
さみしいから

あな ....
気になる

と いうことは

まだ 
心 が
残っている と
いうことなのだろうか

深夜まで
足跡を読む

理解しきれない
文字たち

脳裏に残る
モノクロの横顔
 ....
山人さんのおすすめリスト(5784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青い預言者(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩1*11-4-9
進む退化- マフラー ...自由詩3*11-4-9
恋する変態- 花形新次自由詩4*11-4-9
ふるら- nonya自由詩15*11-4-9
考える- 草野春心自由詩5*11-4-9
パトリシア- ペポパン ...自由詩3*11-4-8
「わたしは一匹の蛾になりたい」- ベンジャ ...自由詩2*11-4-8
廻る- 殿岡秀秋自由詩511-4-8
待っている少年- beebee自由詩611-4-8
恥の芯- シホ.N自由詩4*11-4-8
故郷(ふるさと)- ……とあ ...自由詩1111-4-7
けんか- マフラー ...自由詩8*11-4-7
宇宙の果て- 吉岡ペペ ...自由詩411-4-7
若人- 小川 葉自由詩211-4-7
人なりの道- シホ.N自由詩111-4-6
兵隊さん- yumekyo自由詩211-4-6
青空のかなた- 草野大悟自由詩8*11-4-6
尖端_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*11-4-6
虹砕ける午後_/_****'04- 小野 一 ...自由詩5*11-4-6
だまされないように- 草野春心自由詩1*11-4-5
ringo- Hiiragi Yuu自由詩211-4-5
さみしいお昼- 木屋 亞 ...自由詩4*11-4-5
浸透- ……とあ ...自由詩911-4-4
叔父さんと神社- 吉岡ペペ ...自由詩511-4-4
再生- 自由詩111-4-4
むかーしの詩- くろきた自由詩3*11-4-4
ただいま- くろきた自由詩111-4-4
これは簡単なようで、難しいんだけど- くろきた自由詩111-4-4
さみしいお昼- 小原あき自由詩5*11-4-4
気になる- 森の猫自由詩10*11-4-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193