有馬二郎(英語: Arimajiro)は、哺乳類有馬目に属する動物の総称。有馬二郎科のみが現生する。
【分布】
北海道からアルゼンチンにかけて分布している。
【形態】
最大種はオオ有馬 ....
気付いたらまた この町へ来ていた
大人になるまで待てなかった
あの人のにおいは 海のにおい
私には いつも特別笑ってくれた
防波堤の1番端っこ 今日も誰も居なかった
いつもの様に あの人と居 ....
大きなまつぼっくり
拾い集めて
クリスマスツリーを作るの
おもむろ ....
空白を塗りつぶす
色を慎重に選び
枠からはみ出さぬように
息をつめて
私には絵を描く才覚などない
から
他人の描いた線画を
色で埋める
五十色入りの
色鉛筆の缶が私の器量だ
....
目覚めると真っ先に君の二の腕を求めた内側から蝶の刺青を浮かび上がらせるそれを僕はどうして失ってしまったのかほとんど無自覚のまま
本当に美しい言葉は永遠でも真実でも物語でもなくあなたの唇が開いたと ....
楡の巨木の根元に深くて暗い穴、ジメジメとしたその穴からボーッと発光した球体が風に揺らいで漂い出てゆく。枝先の梟の眼の光りが青く輝く。闇夜のはずだが森のそこここに光る小動物の眼を気にしながら、巨人はゆっ ....
私は不器用です。
定規で線をひいても
いつのまにか
ななめになるし
コンパスで円を書いても
少し内側にずれちゃうし
絵の具で色を作って
ぬりぬりしてても
必ずあと少し足らなくて
....
あんなにも忙しくぼくの脚はうごいていたのに
それいじょうに
踏みしめていたものの方が素早いなんて
なので、いつまで此処にいられるか
ぼくはじっさい
心もとない気分です
....
絡み合う2匹の軟体動物さながら愛し合う
舌と舌とが唾液を攪拌しながら弾かせる
無声子音の破裂音
こうやってお前を吸い込み食べちゃいたいよと
賞味し合う前菜じみた聖餐の
静かな咀嚼音
そ ....
週末に会いに行く
海辺でおしゃべりする
夜になる
顔が見えなくなって
月明かりの下
今までより君が見えるようになる
言葉が消えていく。
たんぼにたって
まっている
めをとじながら
まっている
いなほをざわめかせて
やってくる
かぜの
れっしゃを
空白にワインを注ぐと
それは好い音がする
高価なものでなくてもかまわない
ワインであることが重要なのだ
瓶の口が空白に触れ
香りが立つと
耳を澄ます
ゆるゆると空白の肌を滑り落ちる
....
たかはしは
みょうじである
ひとの
みょうじである
べつに
いぬでもかまわない
もしかしたら
なまこだって
部屋の片隅で彼女が孤独を食んでいるとき
彼は地球に自転の方向について考えていた。
男はいつも遠くのほうばかり見ているし、
女はいつも手の届く範囲のことで忙しい。
部屋の片隅で彼女は孤独を食 ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか
下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな
女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
家族といっても母とふたり
小さな箱のような部屋を
小さく切り取ったテーブルに
向かい合うことは少ない
たとえば小さい頃は鍵っ子で
学校から帰っても一人
母は生きるために働くことに懸 ....
雨上がりはなつかしい果物の匂いがする。ポケットからひとつ取り出してみる
小さな白い球体は瞬く間に羽ばたきながら何処かに飛んでいった 。
君の胸はまったく空っぽで、 手垢だらけのハンカチ ....
俺の足はでかい
29.5cm
甲高 幅広 5E
アメリカンならぬ
ジャップの身としては
ほとんど
フリーキーなレベル
反面
あそこはとても小さい
最大勃起時でも
7cmしかない ....
細くサラサラとした髪に触れると、長い睫毛に縁取られた瞳がゆっくりと開いてゆく。
涙に潤った瞳がぼんやりと遠くを眺めたあと、確認をするようにこちらを見つめた。
そして擦れた声で寒いと訴え ....
あと二年経てば 世界が終わる
運命の日 十二月二十日
指折り 数え続け
嬉しいな 嬉しいな
2012年 待ち遠しい
対して未練も無いんだから
有限実行してくれよ
崩壊する世界眺め
....
今年最後の林檎もぎの日は晴れて
山に建つ我が家では霜が降り冷たかったけど
生まれた家の近くの林檎畑に長靴で行くと
陽気で 草露になっている
十月の葉取りから会社の休みには手伝い
雨の日は ....
水のない
冬のプールの
コンクリートの
水色の底に
紅葉が吹き溜る
夏の間
空気のようにあった水は
そこにはない
見知らぬ三毛猫が
かさかさ
足音を残しながら
横切って行った
きみとはじめてあったとき
きんちょうのあまりしたおなら
きみはこえとまちがえて
えっとききかえした
ぼくはおならみたいなこえで
なんでもないよといいかえした
そのあ ....
人類は実に
新たな生命の存在を
吐き気でもって知るのだ
吐き気でもって
つわりは悪阻と書く
なるほど悪詛に違いない
ふしだらに股を開き快楽に耽溺した
メスザルへのささやかなる天罰か
....
駅前のメインストリートには
すずかけの木を等間隔にはめ込んだ
ビルディングは高さをそろえて
白色と茶色と灰色に塗りわけた
踏切の遮断機は配線が切れているから
決して開くことはないけれ ....
加速していく怒りや悲しみ
あなたと二人のドライブ
飛び火で染まる秋の夕暮れ
がんじからめで得たいの知れないあたしの感情
ラヴに変わる恋心は憎しみ
早まったスピードに
車の窓の隙間から
あ ....
お兄ちゃんは アッキー
妹は あっちゅ
ふたりとも「あ」から はじまる
あっちゅの舌たらずを
利発で達者な女の子にかまわれて
いつのまにか ついていたあだ名
「あっちゅ」
語 ....
空が開かれていた間に
あつまっていた光が
散り散りになろうとすると
向こう側で何かがゆっくりと閉じ始める
地平線の近くで
やわらかく昏いものが
せいいっぱいに手を伸ばそうとしている
その ....
手のひらをひろげてもなにも返ってこない。
わるいことばかりおこる気がするけれど
そんなことはない。
どうしてこんなことばかりおぼえてしまうんだろう、
どうしてたいせつなことをわすれてし ....
水平線に身をゆだねて眠っている
海面は揺りかごのようにゆらゆらと子守唄をうたう
水温はいくらかぬくもりを帯びてわたしを包む
羊水、とは確かにちがう
わたしと海の関係は、母と子という繋が ....
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