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朝の鳥はうるさい
昨夜のことを話し合っている
方向性をきめている

どっちの空が安全なのか
そんなことではない

朝の鳥はいそがしい
こどもが親の後ろを泳ぐ

どこにえさがあるのか ....
あなたが死んでほしいと思ってきたけど
あなたがなかなか死なないから
早く自分が死ねたらいいと思うようになりました

だから
きれい好きになったし
いろんなものも捨てたし
死ぬまでにするこ ....
すきなひとに気軽に
すきと言えないように

きらいなひとにきらいと
言えるはずもない

一緒の鍋をつついても
心にふれないよう気をくばる

湯気があたりをぼやかして
ほんとのことが ....
よく思われたいからか
肩がこる
からだに何枚も皮膚ができる

できもしないのに
できます
という顔をする
顔がこる

並んでしまう
ほしがっている
みんな という札の順番待ち
 ....
ねぎの花をきれいだとおもうのは
ねぎが大好きだからだけじゃないとおもう

不規則にならんだねぎの
あたまを目でなでる
田んぼのあぜにカラスが一羽
黒い背中を風がなでる

苗もゆれてる田の海を
一緒にみつめる
黒いカラスとこの私

なに色だろうか
この私
電車の真ん中で
子供がはなしていた
たちあがって
家族の真ん中で

みなは
耳だけいかしながら
きいていた
からだじゅうから
ききほれていた

キリストのように
子供は
予言 ....
耳って鍵穴で
君がするりと入ってくる
なんにも言わずに
直に心にふれるから
こわくて
うれしくて
きっとだから泣くの

声って光りみたいな
音ってつかめない鎖
離れたら
もう思い ....
心がからっぽになった気がして
あわててひっくりかえしてみた
ぱらぱらこぼれた今日から
太陽の匂いがした


少しすくって空にぬった
明日が生えてきますようにと
おほしさまの間に
しず ....
くよくよしない犬がいる
主人がくるのを待っている
声をかけると
たらりとしっぽでこたえた
なでてもいいよと
いったのか
待つことだけを
している
くよくよしない犬
釣りをするひとは
何を釣っているのだろう
春のうららに
ひとり

ひとりの糸の先を
見つめながらの背中から
昨日の自分を思い出す

いってみようかな
思い出の場所に
重なりあっているから
いいことも
わるいことも
あるよね 
の あなたも
わたしに重なっている

それが縁だと
風がいうけど
しんじない

重なりあわない
部分がさむい

 ....
雨はふってはいないけど
心の中でふっていた

あなたも
泣いていたのだろう

だれも傘をかせないほど
雨がふっていたのだろう

あなたにあいた
穴は私があけた
ほんとうにそれだけ ....
立場にこだわる人がいて

畑の野菜と
さくらの木をながめ

土の中
みえない世界を
ふと思う

指先でめくれば
世界中をみわたせるけど
温度はなくて
それもまた地球

私の ....
関係なんて
関係なく

あなたにとって
大事な人がいれば
それは宝で

あなたのことを
大事といってくれるなら
それは希望で

関係なんて
関係なく

それはもうすでに
 ....
空に目玉ぎょろり
月がある

まいったな
小さなことで悩んでたのに

わかったよ
するべきことを
すればいいってことも

迷っていても
明日はくるから

空に目玉ぎょろり
 ....
頬の中に
餌つめるだけつめて
ハムスターのほっぺ
でこぼこのほっぺ

あとであじわう
さみしくなったら
君の言葉をおもいだして

まえむきだけが
ゆるされるから
心だけこっそり
 ....
魂が泣くとき
私は平気な顔をしている
泣いたって
なんにも変わらないことを知っている

魂が泣くとき
平気な顔のだれかを探す
そのだれかの肩を
抱いてあげたいとおもう

だけど
 ....
梅は別に
桜が咲こうと
散らされようと
また
咲くかどうかの瀬戸際であろうと
咲くのだろう

私は
善と悪とにゆれている

川面が
風を受け流してふるえてる
なぜ
私たちはゆ ....
風呂の中でよんだ
詩集がすべてを語ってしまったので
今日の私を

ごしごし洗い流しました
もういらない

風呂まで汚れてる
気がした 分身で

水がうまれ
水になったように

 ....
開けないドアの向こうに
なにがあるのだろう
開けないからこそ
それはそこにあると思う

そんな風に私は
期待をいつももっている

夜を少し
手のひらであたためながら
そっと朝にかえ ....
迷子のような顔をして
歩いているおっさん
優しいひとがいる店へ
とんぼりゆくんだね

あれがとうさんなら
ちょっと許せるわ
あんなひといっぱいいるから

一緒にかえりたい
とうさん ....
静かってね
音が無いんじゃないんだよ

静かってね
これからはじまるっていうことよ

静かな中で
いろんなことが息づいて

いきてるよ
いきてるよって
私の心にささやくんだよ
詩を口の中で転がしながら
飲まないように過ごす
紙もない
携帯もないとき
忘れないように
いいフレーズが浮かんでる
なんてね
書き出してみると
なんてことない
掻き出してみると
ど ....

梅の花
冬を割って一番乗り


梅干し
丹精こめて辛口ひそめ


梅酒
あなたを酔わせる

梅の古木
かたくてしなやか
梅の赤は決意の色のよう

梅が咲くころ
 ....
嘘だよって
君がいう前の言葉は
心のかたちをしているね

私の想いを届けます
なんて
それも嘘

今日は少しあたたかい
なにかをかけば
なにかが変わるか

雪はふるふる窓のそと
さらりしゃりしゃり
きこえるような
窓をやさしくなでていく
いつかきえる
きえることなど思わぬ雪が
月はなに想う?
丸くなったりとがったり
それでも君を嫌う人はない

星はなに想う?
気まぐれに雲に隠れて
それでも願いをたくされる

空はなに想う?
いつもみつめられて重かろう

 ....
逃げ出したいとおもっているのに
夜の駅はさみしくて
こわくてひとりでいられない
なぜ降りてくるひとは
みな表情がないのだろう
君がもし待っていて
くれたらいいのにと
ばかに明るい自販機が ....
去年からやってきた水で
シャワーをあびました
私の皮膚がはじいた水は
いったいいつへゆくのでしょうか
容赦なくすぎる日は
わたしたちのあらゆるものを
減らしていきます
私たちもまた
食 ....
山人さんの朧月さんおすすめリスト(124)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝に忙しい鳥は- 朧月自由詩618-3-26
片付けじょうず- 朧月自由詩718-3-10
土鍋のこころ- 朧月自由詩1215-10-31
名のみの春- 朧月自由詩1313-3-21
葱坊主- 朧月自由詩112-5-18
緑のカラス- 朧月自由詩712-5-10
ちいさな予言者- 朧月自由詩512-5-6
心の鍵穴- 朧月自由詩612-5-4
あしたの種- 朧月自由詩1012-5-3
店先の犬- 朧月自由詩312-4-29
釣りをするひと- 朧月自由詩412-4-29
夜のころも- 朧月自由詩512-4-24
朝の雨- 朧月自由詩312-4-21
山のこども- 朧月自由詩512-4-14
桜関係- 朧月自由詩512-4-13
空の目玉- 朧月自由詩312-4-7
ハムスターの頬- 朧月自由詩412-4-6
風ふいて- 朧月自由詩512-4-4
梅の木- 朧月自由詩412-4-3
詩人と入浴- 朧月自由詩912-3-27
孵化- 朧月自由詩9*12-3-24
おっさんのせなか- 朧月自由詩512-3-17
からだじゅうを耳にして- 朧月自由詩512-3-16
薄いうろこで指きった- 朧月自由詩412-3-16
赤色の決意- 朧月自由詩412-3-15
はるよこい- 朧月自由詩312-3-1
綿雪- 朧月自由詩212-2-18
夜の想い- 朧月自由詩312-2-12
夜の駅- 朧月自由詩312-1-9
流れる希望- 朧月自由詩712-1-1

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