えいぞうだけが流れている

そういう世界にうまれついた

言葉は上滑り
みみざわりばっかりいいから
おもわず音をふさぐ

えいぞうだけを頼りに
世界を泳ぎきる

いつのまにか息が ....
また会える理由を探し差し出したCD3枚「今度返してね」


唇にリップクリームをすり込ませ待ち伏せをする好きです、好きです


マフラーをぐるぐる巻いて捕まえた−4℃から始まる恋


 ....
転びました
擦りむいた傷口に
くちびるの感触
夕日は沈んだし
帰らないと

さようなら
離れた手のひらは
僕のそれとそっくりです
赤い目をしたウサギが
道路の真ん ....
遠い遠い視線の先に
キラキラと煌いている
風の瞬きが視界を掠める

正体を掴み取ろうと
近づいて行くたびに
彼方へ彼方へ遠ざかっていく
形而上の産物を目にして
それをアルシュレッタと名 ....
ごろごろ
太鼓が鳴るよ
ごろごろ
猫が鳴るよ
のどが

渇くよ
水が
乾くよ
洗濯物が
ひらひら
飛んでゆくよ
蝶々が
空高く
飛行機が
雲の ....
  同じ一つのものを                   
  別々の名前で呼んだ咎によって           
  罪なき多くの血が贖罪の地に流され        
  同じ一つの光によって ....
寝て食べて
ちょっと甘えて
イヤなことスグに忘れる
猫の幸せ

好きなもの
陽だまり
うたた寝
マッサージ
カリカリ
ほら穴
トカゲのしっぽ

愛嬌をふりまきカリカリせしめた ....
なにもかも終わって空をみてるだけ胸のおくから寄せてくる波 信号待ちで立ち止まり
見上げた空に

君が名づけた雲が
浮かんでいる

小さくて
今にも消えそうな
雲が流れていく

早く行ってしまえばいい

東の空にある
あの大きな雲のと ....
まどろみの中で
薄れてゆく意識と
わずかに残る自覚とが
交差する

微かな論理が
無我と溶け合い
何かが生まれ
何かが消えてゆく

夢と現が
メビウスの輪のように結ばれ
頭の中 ....
どこまで行けば
あの頃の
私に辿り着けるのか

走っても走っても
曲がり角は見つからず
ただ真っ直ぐに
ただ真っ直ぐに

巡る空の流れに
ただ逆らって
ただ戸惑えば

髪の毛の先っぽも
空を映した瞳の ....
昨日の夜はカレーを作って
玉ねぎをとてもたくさんみじん切りにしたから
左手が玉ねぎくさいんだ

この玉ねぎくさい左手で
きみの頬にやさしく触れてみたい

この玉ねぎくさい左手で
きみの ....
今地平線の向こうから
金色の髪をたなびかせた
美しい日の神が来る
虹色のベールが静かに開き
竪琴のようなオーバードが流れる
ああ素晴らしい時の始まり
火の早馬は蹄を高らかに鳴らし
空の彼 ....
 夜の底を穿つ水音
 眠れぬ魂のノクターン
 聞いているのは無欲な死人
 潰えた昨日を懐かしむ
 夢路の扉は閉ざされて
 明けない夜の牢獄で
 呻いているのは咎人ばかり


 その頃 ....
以前こんな詩を書いた↓
http://members.jcom.home.ne.jp/aoba/sanbun00.htm#mijitaku

身支度をするのは
いつでも良いのだ

そんなこ ....
秋の胡蝶の薄い羽は 
微かな風にうち震え 
先細る命に慄く 

あえかな花の行く末は 
胸騒ぎがするから 
花占いの刑に処す

 命あるものの極みは地に堕ちて 
  蠢くものの餌食と ....
ピンと張った和音は
見事にハーモナイズされて
青空に溶けていく
その時 私は
風よりも風
雲と一緒に
どこまで流れていこう
夕陽オレンジがとても綺麗だ

あなたもそう感じたのなら
わたしの手は握らなくていい
舌を出しながら遊んでればいい
まわる毒がまわったら倒れたらいい


これはきっと夕方のはざま

 ....
昨日の雨で葉が大分散ってしまった

路に張り付いた黄色い葉を確かめる様に
路を踏み締める猫
駆け出し 物陰で丸くなる
(寒い)

いつものように膝をがくがく鳴らすわたし
柵にもたれて  ....
わたしの夢がとけたら、合図してください
電話ではなく 
叫んで

いくつもの夜に
犬の想いが編みこまれています
とりどりに

一本だけ、見たことのない色の声を



ゆった ....
あなたへ手紙を書こうとする時
暗闇を映した窓に
例文が訪れます

「あなたとは
 もう何も無い」

私は絶対に
そんなことを書きたくはないのです
ありえないほど光に満ちた
未来を思 ....
あの日、僕は光の中にいた
何もかもが眩しくて
光を受けず、光を放っていた
夏の中だったのかもしれない

あの日、僕は光の中にいた
何もかもが輝いていて
光に当たらず、光を照らしていた
 ....
 大口開いた土曜の午後に
 憂鬱を誘う時雨雲
 買い損なった幸福行き切符
 今日もこの星行ったり来たり
 友人達はジャングルジムでかくれんぼ
 雨宿りせし小鳥は幸せ歌う
 響き渡る鳴き声見 ....
     1

漆黒の夜を裂いて、神楽の舞が、
寂びた神社の、仄暗い舞殿で、
しなやかな物腰を上げる。
右手は、鈴の艶やかな音色が、薫る。
あとを追う鳥のように、左手の扇子は、鈴と戯れる。 ....
夕焼け空捕まえて泣いた
切なくて声出して呼んだ

宵待ち竦んでうずくまる
可哀想だなんて
放っておいてほしくて

差し伸べられた手払って
悲しみなど許せないと叫んで

幼い日
川 ....
乾いた部屋の中で 僕は
水をこぼしてしまった
慌ててティッシュやタオルに吸いこませるけれど
水はカーペットや毛布の中に染みていった
ため息が空中で停止するくらいに
時はぬかるんで 流れがよど ....
赤い河の流れに身を任せる
一通の船に乗る 目の前には夕闇
視界の先を今なら明確にimageできる
失くしたのは片肺…
失くしたのは最愛…

美しい音色に委ねる我が身
力の源が言葉であれば ....
森閑の紫陽花の露食み駆けほてる頬うずめた先一寸の冷めたほむら

果樹園の久しき灯り小屋の窓番人の影父を実らせ

知らぬとも海は胎を撫でまわし潮にふくらむ少女の麦藁帽

鼻照らす翳せし流灯そ ....
 ただひた向きに
 かつもくもくと
 汗をかきかき 生きてゆきたい

 風はなく
 誰も居なくても
 責めるのではなく 受けてゆきたい


 花は花として
 なに 想うのだろう
 ....
魚群
天から降る
花のよう
鳥の群れ

爪先が赤い
あれは鳩だ
針金を巻かれるよう
その声は細い

薄い影、首筋に射す
そこには初めてのしるし
階下から聞こえるコーラス
 ....
石瀬琳々さんのおすすめリスト(4553)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
洪水- 自由詩3*06-12-12
−4℃- 眞山小桃 ...短歌6*06-12-12
『アイベツウサギ』- しめじ自由詩6*06-12-11
アルシュレッタ- 松本 卓 ...自由詩506-12-11
_ヒダリノマナコ- あおば自由詩8*06-12-11
残毀_- 月夜野自由詩14*06-12-11
猫うたフル- 三州生桑短歌8*06-12-11
夕暮れ- weed & s ...短歌5*06-12-11
- weed & s ...自由詩1*06-12-11
冬のうたた寝- ぽえむ君自由詩18*06-12-11
中身のない焦燥感- 渡邊永遠携帯写真+ ...5*06-12-11
玉ねぎ畑でつかまえて- 大覚アキ ...自由詩4*06-12-11
- 未有花自由詩16*06-12-11
眠れない夜のために- 月夜野自由詩13*06-12-10
ギャー- あおば自由詩5*06-12-10
墓標- 落合朱美自由詩21*06-12-10
青空- 渡辺亘自由詩5*06-12-10
オレンジ- 白雨パル自由詩17*06-12-10
弦の無いギター- schizophonic自由詩6*06-12-10
編み物- 白雨パル自由詩7*06-12-9
例文- 三条麗菜自由詩8*06-12-9
あの日、僕は光の中にいた- ぽえむ君自由詩12*06-12-9
一人上手- 山崎 風 ...自由詩1006-12-9
蒼茫のとき—死の風景- 前田ふむ ...自由詩32*06-12-9
宵待ちカテドラル- 藤原有絵自由詩706-12-9
乾いた部屋- yukimura自由詩6*06-12-9
赤い河- yukimura自由詩6*06-12-9
凍て省- 土田短歌4*06-12-9
無名の花のように- Hantama/ibuk ...自由詩206-12-9
誕生- ミゼット自由詩7*06-12-8

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