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どうして
約束を
結ぶと言うのだろう

つないだ手は
結び目のよう
雨に濡れると
もっとかたくなる

強くひっぱって走った
雨の檻つづく
強くひっぱられて走った
かたく

 ....
いつか 夏を 見たので 夏のことを ものがたり

旅を したので 旅のことを ものがたる...

やまと 吉野の 山なか で

灼熱した 午後 数刻の 焦点は ひび割れて

 ....
見上げれば星屑が眩ゆすぎて
さすらえば闇が深すぎて
若いぼくらは歓喜で眠れなくて
そんな国があった


言葉でもなく指きりでもなく
確かめ合った
赤い木の実を食べて
甘い草の根をかじ ....
もういいかい
まあだだよ

目かくし鬼が
心の中で
かなしい十つを数えてる

もういいかい
まあだだよ

たぶん
囲みをほどいたら
ボクらはすぐにたどり着く

もういいかい ....
朝が来たので洗面台で顔を洗っていたら
排水溝の中から声がしたので
どうしたのですかと尋ねると
流されるままに生きていたら
ここにたどり着いていましたと返事があった
申し訳ないですが僕は時間が ....
夏ごとに
おしゃれになってゆくおまえが
自慢のミュールで前を行く
{引用=
(なぁ、おまえが選んだっていう
(このお父さんの水着
(ちょっと
(トロピカル過ぎやしないか

いつか
 ....
ここに繋がれ
二年と少し

俺の部屋
上から見下す奴がいる
いっつも目が合う


犬が笑う


人間どもよ
笑うのは人だけの特権か
お前達だけが特別だと
勘違いするなよ
 ....
木々や林や大木が
海が足元が その鉛色のジャングル地帯や
腕や遠景や丸窓の彼方燃え上がるや
地草、枯れ果てるや
種子膨らみが

空を持ち上げる白い大巨人の
か細い足首や足指の ....
少しずつ
明かりが点り始めた街を
歩道橋から眺める

気ままな
散歩の途中で

緩やかなカーブを描いて
線路の上を走る電車
朝に出掛けた人達も
またこの街に
戻ってくるんだ

 ....
両親が好きな子がいた
どんな両親が好きなの
そう尋ねると
それはそれはたくさんの条件が出てきた
まだ続きそうだったので
それを遮って
ところでその条件にあてはまる両親はいたのと聞くと
ま ....
二人が出会ってから
いくつもの電車が通り過ぎた

始発の準備をするあなたが
終電の窓の向こう側に見える

わたしはあなたに
ありがとう
と言った
次の瞬間にはもう
始発に乗っている ....
砂漠の王様に
すべてを捧げたサティ
月が昇り
希望に満ちた今夜
サティは眩く輝いた
大道芸人は
すべてが美しく見えるよう
呪いの言葉と共に
七匹のコブラを
火の釜へ
投げ込んだ
台風一過の夕焼けには
いつだって
涙を浮かべて

手を振ってしまう


『台風のクジラ』


僕は台風の前日には
落ち着かない子供だった

ずんずんと迫ってくる
雲の足音や ....
高校生だったとき 詩を書きたいと思った
テストが終わって せいせいしたときに
その割に 「ゆらゆら」とかと
原稿用紙に書き殴った覚えがある。
山のふもとの小さな町で
自分が船に乗っているかの ....
きみは旋律だ
最初の旋律であり
最後の旋律そのものだ
目を閉じて思い描く光り輝く十字架だ
書き尽された全ての文字を初期化する黙示録だ
星間を行き来するめくるめく通信だ
都市を跳梁するしなや ....
いくつもの停留場が
いっせいに
羽を広げ
南の方へ渡って行った
停まるべき場所を
失ったバスは
大人たちの口から口へと
走り続けている
高層ビルが突き刺さった
地平線の向こう側
 ....
 
 
 通学途中のサイクリングロード
 今日、 
 見つけた屍骸は5匹。

 太陽は

 相も変わらず肌を痛めつけるが
 もう 日焼け止めなどは塗らずに
 あえて抵抗しないことに ....
玄関の向こう側で
人の声がする
それは私の知らない人の声

玄関の向こう側で
行き来する自動車の声がする
それは忙しいと街が嘆いている声

玄関の向こう側で
ジェット戦闘機の声がする ....
ふと
街で
耳にした音楽から
わたしの声がして
びっくりしてしまった
あの日あなたと過ごした半日で
わたしのどこかが変化したよ
あの日の前と後で
わたしはずいぶん違うみたい
西葛西の ....
Ginger ale。
そっと、置いてこよう。そうしよう。

気の抜けた、Ginger ale。


ウィルキンソンのカライやつ、




誰にも見つからないように、、
 ....
真夏の陽炎の向こうから
短い編成の列車はやって来る

そのいっぱいに開かれた窓から
ショートカットの後ろ姿が見える

列車の外から
車両の様子は
ありありと伺えて
制服の脇に置かれた ....
  

晴れない空がある
晴れた空もある
ゆれた気持ちがある
手垢のついたおもちゃがある

微分したキャンディーは溶けて
積分した気持ちは夕焼けに

父がいた
母がいた
笑って ....
生きてゆくしかないので
この街で生きてゆくしかないので。
 
中の中に詰まらないものばかり、必死に詰め込もうとして足掻いた。先日死のうと努めてみたが死ねず、
明日晴れるかな、と鳴いていやる夜虫 ....
お香の煙が立ち昇る 
傾き揺れる炎の指さき 
すうっとのびて 
天をさす 


  * 


{ルビ蝋燭=ろうそく}は 
人と似ている 

明かりを灯し 
身を溶かし 
や ....
真っ暗な世界へ
お帰りなさい
夢見る兵隊さん
抑えられて ふくらむ青
咳一つごとに 飛び散る景色
定まらぬ正中線が
欠片を探している

打ち上げられた海鳥が一声鳴いたとか

なぞったものを 刷り込めば
たがうことなく歩む夏
しば ....
ポケットの中に
言葉が生まれる速度よりも
あなたの思いが
離れていく速度のほうが
少しだけ速かった
ポケットは口を開けたまま
言葉を失っていた
この世の全てのコンビニから
「お弁当温めますか?」の問いかけが消えた時
俺は慟哭するだろう
コンビニで買った弁当は何としてもコンビニで温めてもらわねばならぬ
家に電子レンジはないしコンビニで温 ....
見よ!この空を
私は冷たい塊の上に立って
流れ行く雲を眺める
金が流れていく空中庭園には
眩暈と倦怠が空を飛ぶ
暗い牧場には
金に眼が眩んだ蝿が集った豚の屍骸がゴミ箱に溢れ出す

違法 ....
夏から手紙が来た

 こっちはもう夏だぞ

ここだって夏なんだよ
手紙に向かって言い返す

 今年も広い夏になっているぞ

そういえば都会の夏は狭苦しい

 こっちにくる時は
 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
約束- ふるる自由詩15*07-8-10
かげろうと檜の木笠- モーヌ。自由詩13*07-8-10
きみの国を探している- yo-yo自由詩12*07-8-10
かくれんぼ- umineko自由詩3*07-8-10
雲。- もののあ ...自由詩28*07-8-9
海色のミュール- 佐野権太自由詩32*07-8-9
犬人条約_〜犬が先なのは犬の立場から〜- 酸素の枷自由詩3*07-8-8
巨人- ヨルノテ ...自由詩407-8-8
ただいまを言うように- Porter自由詩29*07-8-8
両親選定- なかがわ ...自由詩3*07-8-8
電車- 小川 葉自由詩307-8-7
サティ- チアーヌ自由詩307-8-7
台風のクジラ- 蒸発王自由詩907-8-7
At_Sea- N.K.自由詩4*07-8-7
きみは止むことのない旋律で世界を奏でよ- 大覚アキ ...自由詩407-8-7
のまど- Tsu-Yo自由詩407-8-7
セブンデイズ- かとうゆ ...自由詩207-8-7
玄関- 乱太郎自由詩24*07-8-7
削られた一部- チアーヌ自由詩107-8-7
ジンヂャーエール- やまぐち ...自由詩107-8-6
夏列車- 銀猫自由詩23*07-8-6
ポケットに速度- AB(な ...自由詩307-8-6
夜虫- 黒子 恭自由詩4*07-8-6
蝋燭の灯_- 服部 剛自由詩607-8-6
真っ暗な世界- チアーヌ自由詩407-8-6
夏しずか- 木葉 揺自由詩707-8-5
ポケットに速度- 小川 葉自由詩6+07-8-5
コンビニエンスリアリズム- 新守山ダ ...自由詩507-8-5
空中庭園、八月三日- 白昼夢自由詩2*07-8-5
夏からの手紙- ぽえむ君自由詩6*07-8-4

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