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花の{ルビ陰=かげ}は柔らかな光に包まれている
そこは決して暗くはなく
日差しを柔らかなぬくもりに変えて
まぶしさを穏やかさにする

花の蕾に包まれて私は眠りたい
ベッチンの様な花びらの中 ....
大きな雲は
空の広さを証明する

こんなに空が深くて
澄んでいることを

青空だけでは
はかりしれない
{引用= なんの役にも立たない小石が
 この世に在るのは何故だろう}


ていうようなフレーズが印象的な
三角みづ紀さんの詩が印刷されたポストカード

私達 家族が 5年暮らした ....
からくりをひらくと
蜘蛛と草が居た


蜘蛛が草に話しかけると
からくりは動き
草が蜘蛛に話しかけても
からくりは動かなかった


からくりを閉じた
ほんのわずか ....
秋の午後を脅かして
突然の雨
雷の轟音に
台所から急いで
手をエプロンで拭きながら
昼寝している児のもとへ
布団に起き上がり
今まさに泣きだそうとしていた彼は
私の胸にかじりつく
よ ....
新しいノートを開いて。さいしょのページだけ。きれいな字を書くようなひと。僕もいっしょだ。

サイドミラーに映った、中華門のおおきな金文字。鳥居っぽいね、話しかけると。となりでは眠るひとがいた。遅い ....
キミが好きな歌を唄って 僕は生きていく

緑のバスに乗ってキミに会いに行く

 会いに行くときは短い時間
 帰るときは寂しくて長い時間

キミが好きな歌を唄って 僕は生きていく
  

それから

その絵本の背表紙はすっかり
すりきれてしまって

そんなことではなくても
胸にかかえて
ときどき泣いてしまいたくなる

くるくるまわっている
のは
だれだ ....
 ダダ漏れのDark Matter 鉛色の重力
街を歩いてもアスファルトに走る無数の亀裂
から滲み出てくる闇を見つめるだけだ

   ああ この皮膚がすべて剥がされても
  感じているか ....
「お父さんは、いつもむっつりしてたけど
 家族は結構大切にしたんだよ。
 日曜日の度に色々なところへ
 連れて行ってくれたんだから。」
 
週六日精一杯働いて
やっと巡ってきた休日なのに
 ....
1999年、世界はとっくに終わっていた

しらっちゃけた、風景
登下校のとき、スイミングスクールに行くとき
アンゴルモアはそこにいた
スポーツ刈りの、ちょうど角張ったあたり
奴はべったりと ....
たったひとつの科白で終えるとき
誰もいない薄暗い部屋を飾ろう
もし手向けられるならば
二度と咲かない蒼い薔薇がよく似合う
使われない硝子が棚の底に
染み付いた煙は放置され
黒い黴が支配 ....
操られるための 糸ならば
今すぐ 断ち切ってしまいたい衝動にも
駆られましょうが、

愉しげな 笑顔あふれる 糸ならば 
そのまま 紡ぎ 続けたいと 願う

マリオネットと アンドロイド ....
 
雨は平等に降りしきる

あなたにも、わたしにも、

だけど、わたしには傘がない



 
綺麗な事だけじゃ
生きていけないの
そう言って泣く人

ぼくには難しくて
わからないけれど

汚いことがあれば
生きていけろうか
僕が思春期に可愛がっていた
片瀬江ノ島駅に住む、野良猫ニャー子は  
破れた恋に涙を流す学ラン姿の僕に寄り添い  
顔を膝にこすりつけ  
(にゃあ)と優しくひと声、鳴いた  

僕と出逢 ....
雨が降り出した
大粒の

雨粒を弾くワイパーの動き
センターラインが見えにくくなる

アクセルを緩める
後部座席に乗る娘はどう感じるだろう

塾の帰途
メールの返信に夢中で

 ....
 


幸せは歩いてこない♪

だーから、
辛くて悲しくて、
涙が溢れてしまうのも、
当たり前のことなんだよなぁ
目覚まし時計の呼ぶ声に乳白色の霧をかきわける朝

夢の続きの小路をたどればあの古い石の門がが見えるかもしれない


丘の上の教会には孤児院が併設されていて僕の友達がいた

通りを浜のほう ....
お前は木の葉のように
大気の騒がしいうねりを巧みに乗り継いで
俺の途上にやって来た
到来はすべて拒絶であるので
お前は遥かな海からはるばる俺のもとへと
拒絶の華々しい毒を優しく手渡した
 ....
その時刻に 目の前で 会いたい存在
寝そべるネコの背後で 鳴り響く 戦慄

あれは ピアノ線
透明過ぎて 見えなかったから
澄んだ瞳は 無かったことにして
済んで しまった
住んで しま ....
路傍
死んだ鳥の目の見開き
この陽射しより強烈な光が映っている

頭上
毟った蜻蛉の羽根だけ飛び立つ
腸まで透けていく陽射しの下置いて行かれた

空調の微風が室内に積もり
あらわにな ....
細長い廊下の突当り
洗面台で顔を洗う
銀十字の蛇口をひねり
白いしぶきを手ですくい
顔にかける

清潔な白いタオルの
やわらかな糸で水をこすり取る
鏡の向こう
自分と目が合った

 ....
  

その
かんざしから
ふとももから
くしゅから
つけまから

れいざーびーむ


やえば

えくぼ
から

れいざーびーむ



うなじ

けんこ ....
宇宙を 黙読しつづけて
何万回死んだかしれない
こむすめコスメ ポーチから
四方八方に轟く その呻き


きょうは
おとなしい おくさま風
おとなしいおくさま
おとなし ....
少しずつ 固まって行く音が 聞こえる感覚、
ピチピチと 跳ねる鱗の 飛沫と角度、

洗練された 尾の 動き
満ちる 潮の流れが 見えるよう

冷凍されたものが 解凍される瞬間、
鮮度は  ....
恋でした。
次のページをめくっても恋でした。
川があった。

大きな川だった。
その川の中腹に、一人で立っていた。

ときどき、強い風が吹く。
そのまま川面に倒れ込んで、
流れに身を任せてみたくなる。

いつしか、辺りは暗くなっ ....
ボトリ と 落ちるから 
哀しいね、と 言うのも 然り

パチパチ 跳ねて 
一瞬の 花が 
一番 近くで 見えるから 
楽しいね、も 然り

その夜により 見方の変わる 
線香花火 ....
わたしはまだ生まれていない

さるすべりの上を
からすが何機も飛んでいた
わたしはわたしの屋根を吹き飛ばすものを
そしてそれがやがて生まれくる箱の首を
絞めたのです
そっと
やわらかな ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花の陰- プル式自由詩1113-9-18
今日の空- Lucy自由詩12*13-9-18
おしまいと湿度- 鈴木陽一 ...自由詩213-9-18
ノート(からくり)- 木立 悟自由詩613-9-18
雷雨- Lucy自由詩12*13-9-18
軽口- コーリャ自由詩513-9-18
緑のバスに乗ってキミに会いに行く- 北大路京 ...自由詩313-9-18
_それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- AB(な ...自由詩513-9-18
賛歌- 壮佑自由詩17*13-9-17
無口で運転の上手い人- 夏美かを ...自由詩29*13-9-17
1999- カリグロ ...自由詩213-9-17
終幕の薔薇- アラガイ ...自由詩16*13-9-17
「いい」- 藤鈴呼自由詩3*13-9-16
- 殿上 童自由詩33*13-9-16
窒息- 自転車に ...自由詩113-9-16
被災地の犬__- 服部 剛自由詩1013-9-15
雨のドライブ- kauz ...自由詩7*13-9-15
一歩- 自転車に ...自由詩1*13-9-15
海流の街- 梅昆布茶自由詩1613-9-15
- 葉leaf自由詩413-9-15
ピアノ線- 藤鈴呼自由詩5*13-9-15
サングレーザー- 神山自由詩113-9-15
小娘_- 木屋 亞 ...自由詩3*13-9-14
小娘- AB(な ...自由詩4*13-9-14
小娘- るるりら自由詩17*13-9-14
ピチピチ- 藤鈴呼自由詩1*13-9-13
恋でした。次のページをめくっても恋でした。- 北大路京 ...自由詩313-9-13
見送る人- 結城 希自由詩313-9-13
マイム_マイム- 藤鈴呼自由詩2*13-9-12
この美しい場所で- 平井容子自由詩813-9-12

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