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僕はスプートニク2号
地球初
気密室を搭載した
宇宙船


まもなく
僕は
他の兄弟と同じように

宇宙の塵となる
鉄の塊


その日
僕の部屋に来たのは
いつ ....
暗闇に咲く白い花は風に散り {ルビ蝶=ちょう}の羽となり

  ゆるやかに宙を舞い

残された葉の一枚も一本の細い茎を離れ

  ひらひらと

豪雨の過ぎた激しい川の流れに飲み込まれて ....
泣いている文字は、
餌を欲しがる豚みたいだ。
間もなくすっかりゼロになる。
総体として私たちは息をする。
羽と羽をこすり合わせる事も、しばしば
飛ぶためには必要な事。
 ケンタッキー州はニワトリでいっぱい。
歩いていくことはできない。
焼き鳥が
香ばしい匂いを振りまきながら
暁の空を行く
カルシウムでできた複雑な骨を失い
たった一本の竹串を骨にすることで
初めて得た飛行を
力の限り大切にしながら
もうコケコッコ ....
you will be what you want
夢のない話だと批評家が笑う
一匹のゴキブリが夕暮れの街を歩く
「俺だって本当は中指を立てながら、
 金髪の総理大臣になりたかった…」

 ....
秋桜が
風に
揺れている

僕は
探していました
ひっそりと
乗り越してしまった
最終電車の
裏寂れた駅舎の
ベンチで
夏を
追い越していく
秋の息吹を

空が
 ....
乳白色の湯気が勢いよく立ちのぼる
土鍋の底から沸き立つあぶくどもが
我先にと曖昧な螺旋形の魂に姿を変えてゆく

久しぶりね
すいとんなんて

妻はそう言って微笑むが
土鍋から吐き出され ....
{画像=070222142254.jpg}

{引用=
小さな水たまりは

はしゃぐ子供達の
泥足を受け入れて
玩具である自分が
うれしかった

何台もの車が走りすぎ
 ....
ギターの弦を
思いっきり緩めて
今日が明日に変わる瞬間の
その境界線上に
そっと置いてみな

弦を弾くと
その揺らぎが
その振動が
今日と明日の境界線を
ぼやけさせて
曖昧にして ....
線路脇に建つ家に生まれて
ずいぶんと長い間 そこで暮らしたせいか
今でも 5分おきに
からだを揺らしてしまう


そうやって揺れているうちに
いつしか わたしは
窓ガラスの
3メート ....
きりすとが赤くきれいに咲いている
きりすとが青々と茂っている
一本の樹齢二千年の木のように
立っているきりすとは
大きな丸い世界を{ルビ蒼=あお}く包む空にとけゆき
無限の宇宙へと広がりゆく ....
細やかな雨が
降り続いて
冷えきった体を
温かな
獣の匂いのする
優しさで包んでくれる

 エスメラルダ
 と名づけられた猫は
 カジモドに抱かれて眠る

 ....
アイツ等はアナーキストの自由を説いた。
その一方で、むなくそ悪い音楽を口ずさむ。
砂埃が立つ。十メートル。いや、二十メートル。
ここから見ると、通り過ぎる石ころは驚くほど速い。
幸福よりも興奮を選ぶ世代―、路上に転がる
ポリタンクから危険な液体が流れるように。
 洋服屋の娘は、ハンドバックが見つからない!と
二階の窓からその他一切を放り投げている。
落ちてくる花瓶や本 ....
潮の匂いのする河口で
きみが釣り上げた秋は
きらきらと
ヴァーミリオンの鱗を煌めかせ
すっぽりと
きみの心に還っていった

ぼくはといえば
あいかわらず
仕掛けを空に垂らし
風を釣 ....
手に触れるすべての
温度と湿度が
いつもより優しく感じられる
マリオをやれば
たくさんコインを取れる気がする
喪服に袖を通す
今日はもう
泣かずに済むのだと思う

+

 ....
かみさまようちえんはお空の上にあります
今日は楽しい運動会
お母さんもお父さんもいませんが
こどもたちはみんな元気です
かみさまようちえんにはお花もおやつもおもちゃも
たくさんたくさんありま ....
満員電車の中で溜息をつく
人の間をすり抜けてゆく生暖かい空気

すみません、おります、という声に
押されてできた小さな隙間
赤いランドセルが送り出される
紙くずが舞うホームに向かって
歩 ....
遅い月に
空は揺れ
鳥は眠り
朝の川を夢みる
冷たい光の下の水
海にもなる
人にもなる



雨の明かりをすぎる鳥
灰の轍をひたす水
幾度めかの浅い冬 ....
よこねっていいな
よこよこよこね
よこよこね

うつぶせよりいーな
あおむけよりいーな
よこねをすると
あたまんなかまーしろ

おくちをあけよう
おおきくあけよう
 ....
のーみそはんぶん。
ちょきーん。
ろぼとみぃ。ふぃろそふぃ。

ネアンデルタール メルクマール
Pubic UBIK
Music we use it
We abuse it, and ....
プレゼントの
箱のリボンを解くと
中には世界が入っていた
逆さまにして振り落とすと
すべてがからっぽになる

 落としたものはどこへ行きますか

一人の部屋で逆立ちをしていると
一日 ....
(その3 園芸屋のおじさん)


おじさんは良く独り言をいっているのだけど、実はそれが独り言ではないということに気づいたのはつい最近のことだ。

植物に音楽を聞かせるときれいな花が咲くという ....
真夏の日差しの照りつける
石畳のオランダ坂を下っていると
左手の幼稚園の中には
元気に足踏みしながら歌う
水色の服を着た子供達

入り口には
ひとりはぐれて泣いている男の子
笑みを浮か ....
何年かぶりに奴と二人で酒を飲んだ
奴に二人目の子が生まれ俺は大事な人を失った
ということは話さなくてもわかっている
からんとタンブラーが鳴いて
ターキーが空いて
みんなおんなじ時間を生きてい ....
空が灰色クレヨンの日
風邪をひいた詩人はゆめゆめ思った


詩人たるもの
移ろう季節を誰より早く
探して言葉にしなくちゃいけない


詩人たるもの
少しはむつかしい漢字くらい
す ....
恵みは 希望を膨らませ
たわわに 蓄えられて行く

根ざす 大地は暖かく
不自由さに 逆らうことも無く静かだ

希望は満ちながら 腕から零れ落ちて
一面に 撒き散らされる

帰ること ....
2個で150円、
の うたい文句につられて買ったそれは
避暑地の出来事のように
ふわふわと軽く
わたしを照らし
黄色く、寄りそうのでした


夏の酸味と
ひとくち目の
甘い、甘い、 ....
好きなものを頼みなさい
メニューを渡すと
娘はしばらくうつむいて
星が見たいと言う
隣のテーブルにバスがいたので
手を繋ぎ乗る
ひとつ前の停留所で
サーカスを見るために
大半の客は ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スプートニクの泣いた話- 蒸発王自由詩905-10-15
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ケンタッキー州はニワトリでいっぱい- プテラノ ...自由詩1*05-10-14
小詩集「書置き」(六十一〜七十)- たもつ自由詩1305-10-13
you_will_be_what_you_want- ピッピ自由詩405-10-13
*ブレンドひとつ*- かおる自由詩2*05-10-13
すいとんエクトプラズム- 大覚アキ ...自由詩4*05-10-13
小さな水たまり- まどろむ ...自由詩12*05-10-13
濁流- 大覚アキ ...自由詩405-10-13
揺れない時間- 望月 ゆ ...自由詩26*05-10-12
顕現の人_〜マザー・テレサの瞳に映る病者の内に〜- 服部 剛自由詩5*05-10-12
カジモドの猫- まどろむ ...自由詩3*05-10-12
転がる石ころ- プテラノ ...自由詩2*05-10-11
アーケード- プテラノ ...自由詩3*05-10-11
秋釣- 草野大悟自由詩12*05-10-10
小詩集「書置き」(五十一〜六十)- たもつ自由詩1205-10-10
かみさまようちえん- チアーヌ自由詩405-10-10
「街波」【やったよ連詩!やっぱり連詩は楽しいね!】- ベンジャ ...自由詩6*05-10-10
腕ひらき_微笑む- 木立 悟自由詩605-10-10
よこねっていいな- 日雇いく ...自由詩2*05-10-10
なーすりぃ・らいむ- クリ自由詩205-10-10
重心- 霜天自由詩605-10-10
シリーズ「おじさんと僕」3- ベンジャ ...自由詩4*05-10-9
魔法の文字_ー長崎にてー_- 服部 剛自由詩10*05-10-9
オンナジコト- 自由詩305-10-9
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椎の木- しらいし ...自由詩13*05-10-8
グレープフルーツ- 望月 ゆ ...自由詩12*05-10-8
小詩集「書置き」(四十一〜五十)- たもつ自由詩12*05-10-8

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