すべてのおすすめ
わたしは わたしのふしくれた手で
ちっちゃな墓をつくる
アラビアじゅうの香料をふりかけても
消えない前科が わたしにはある
一篇の詩をつくるのに
殺してきたあまたの言葉
本当のことを書こう ....
誰も住んでない荒れた庭の
梅の木の下にしゃがんで実を拾った
洗ってヘタをとって凍らせて
たっぷり一年梅づくしだった

味をしめた私たちは
今年も荒れた軒先に座って
梅の実が落ちるのを待っ ....
いつから過去を先送りできるようになったんだろう
私が消えた後の世界からあなたの声がする

先に死んだのはそっちでしょう?
なんで未来で生きているの?
またあなたに会いたいわ
他に好きな人が ....
言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を

話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議

中国の ....
わたしの知っているかもしかは緑色だ。松脂がびっしりと体について光っている。つやつやした毛並み、つぶらな瞳、五メートルほど前に立っていたかもしかは「誰?」と小首をかしげてみせた。

一歩前に出れば向 ....
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。

わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ....
寝起きのクスリでお腹いっぱい プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車 袋開けたばかりのポテチが湿っている 私は多くの人の前で
私の歌を歌いたかった
ギターで 鳴らしたかった
そんな 頭の中で いつもいる
きぐるみぐるみな七つめ月のつめの
先までつきつめられタル梅雨の合間
のブルーなボトルは酸味があるから
好みじゃないのといっひとぅりんけ
びあをきどるの一杯だけでも気ぐる
ぐる身の隣の席では発 ....
雨をください
誰かが言う。
血をください
私が言う。
すると、
突然鼻の奥がむず痒くなってきて  ....
故郷の水産加工場で働き始めて二年になる
腹を裂いて 卵を取り出す
完全な流れ作業
嫌な仕事 本当に
だけどこんな田舎ではまだましな方
特に何ができるでもなく
コネがあるわけでもない
男相 ....
鳴いた空はとても紅かった
ぼくは入道雲を追いかけて
夕暮れを防ごうとした
追いかけても届かない哀しみは夏の色
ごうごうと空が鳴ったのは幻だったのだろうか
紅色の空はあまりにも鮮烈で
ぼ ....
天使を見てから蕎麦アレルギー  
 
水のない駅でした
蝉の音がしました
産まれた日もあやふやなままに

服の端が揺れて
私たちは何か話をしました
並んでいました

指を伸ばせば届きそうなほど
影になるとすべ ....
黒髪ボブに茶色いメガネな顔色悪いな文学三十路
(ルビ:ぶんがくしょうじょ)をこうだと決まれ
ば突っ走るしる二十歳に二年たりない歳からフラ
フラっとな根無し草くさ知りたいなってな一冊の
詩集が私 ....
誰にも懐かない犬に雨が降る ――卵がない!
     よりによって

妻が亡くなってから 
最初の息子の誕生日
わたしは初めてオムライスを作った
息子の大好物
記憶の中の見よう見まねで
決していい出来ではなかった ....
河原でペッティングしている
高校生の男女が
とても大人に見えたあの頃
俺は世界ウエルター級
チャンピオンになるつもりだった

今は河原でペッティングしている
男女をスマホで撮影する気すら ....
 
 
理由のいらない椅子が並ぶ
未明に墜落した紙飛行機の残骸と
食べかけのルーマニア菓子
砂浜の砂の数は
既に数え尽くしてしまった
栞の代わりに挟んだ魚が
静かに発酵して
すべての ....
窓を少し開けて鏡の中を覗き込む
壁と中途半端な景色に私の顔が重なる
「今朝も生きているのだ」と思えば、
、また嫌な気分になる
それはそうと、口を大きく開けて鏡を見るのは勇気がいるのだ  ....
かみつくことをくりかえす。
これがわたしの心の生き。
噛み砕くものが増えるたびに、
ささくれだつ感情は
上昇する海水になって目の前を超える。

(怖いのか)

己に問いただ ....
まだ 目覚めていない
血液のせせらぎを聞いている
群青の影が台所を滑り
頭の中 雀が何か啄んだ

フライパンに火を入れる
蓮の花が開くように
わたしは呼び覚ます
朝はひとつの卵から生ま ....
{引用=お隣りさんから伸びている皐月の枝に腹を立てて
お父さん、チェーンソーで切ったのよ
根元から


母の愚痴のほぼ全ては父のことで占められているから
電話はいつも父への悪口で終わるの ....
梅雨空の悲鳴
私の空はやけに立て付けが悪い
私は有無を言わさず空を閉じる
天国など空から見えるわけもなく
ただひたすら空は鈍色だ
君がどの辺(あたり)に上ってゆくのか
風が吹いている
ダ ....
自然にできたグループに分かれて
植民地時代のボストンの街並みを色画用紙で再現している
春陽に包まれた5年生の教室

その穏やかな空間に一瞬そよ風が吹いて
支援クラスに行っていた娘がひらりと入 ....
『難破船』        あおい満月


(書きたいなら、食べなさい)

誰かの声に瞬きをすると硝子の壁の向こうに、
肉や魚や、
色とりどりに切り刻まれ、
煮込まれた野菜たち ....
きのう
電線の張替工事があって
声が途絶えた
それからというものの
すずめの親鳥が
トランスのあたりをちょろちょろしている
巣は
除去されていたよ
それから
ふだんはこの街にいないは ....
最後の日に神がのたまわり文字を走らせる
全ての血と肉や
まだ見ぬ命はあらゆる予言を生むだろう
すべては若者となり
すべては具現化し
すべては老いぼれとなり
やがてふやけた夢を見るだろう
 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
卵塔場- 伊藤 大 ...自由詩415-7-4
ume_plum- mizunomadoka自由詩415-7-3
- mizunomadoka自由詩215-7-3
言葉- 梅昆布茶自由詩2015-7-2
かもしか、君が好きだよ。- チアーヌ自由詩1315-7-2
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★_- るるりら自由詩10+*15-7-2
寝起きのクスリでお腹いっぱい- 北大路京 ...自由詩415-7-1
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車- 北大路京 ...自由詩215-7-1
袋開けたばかりのポテチが湿っている- 北大路京 ...自由詩215-7-1
帰りの電車で- 番田 自由詩115-7-1
だらけの至福/即興ゴルコンダ(仮)投稿.50- こうだた ...自由詩3*15-7-1
さかさ- あおい満 ...自由詩6*15-7-1
『遡上の果て』__卵から始まるはな詩⑥- ただのみ ...自由詩17+*15-7-1
真夏の記憶- レタス自由詩315-6-30
天使を見てから蕎麦アレルギー- 北大路京 ...自由詩515-6-30
記憶- たもつ自由詩1015-6-28
会ったこともないのに、よく知ってる感じ/即興ゴルコンダ(仮) ...- こうだた ...自由詩4*15-6-28
誰にも懐かない犬に雨が降る- 北大路京 ...自由詩415-6-28
『年中行事』__卵から始まるはな詩⑤- ただのみ ...自由詩14*15-6-27
世界ウエルター級チャンピオン- 花形新次自由詩215-6-25
理由- たもつ自由詩1615-6-25
歯磨き- アラガイ ...自由詩10*15-6-25
マンホール- あおい満 ...自由詩3+*15-6-24
『目玉二ア』__卵から始まるはな詩④- ただのみ ...自由詩13*15-6-24
チェーンソー- そらの珊 ...自由詩15*15-6-24
挽歌- ……とあ ...自由詩10*15-6-24
ものさし- 夏美かを ...自由詩36*15-6-24
難破船- あおい満 ...自由詩8*15-6-23
亡くし仔- 凛々椿自由詩415-6-23
アセンブリ- 凛々椿自由詩315-6-23

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