すべてのおすすめ
上昇する空に
なすすべもなく
はじめて聞く翼の音に
耳をかたむけた朝
土は懐かしく湿り気をおびて
無数の記憶が飛び立つと
残された孤独の夜が
夢の中から
僕を見降ろしてる
ごらん
今日は特にそう

湿った空気のせいで
星がまたたいているよ

ずっと見つめていたら
涙が出てきそうなほどなんだ

とぼとぼと歩きながら
ずっと手をつないでいた

良く見 ....
それはどこか懐かしく

心の柔らかな部分のどこかを占めている

夜明けの藍に包まれて

荘厳なリズムを刻みながら

点滅する金色の光

僕の心の中で

鼓動する信号

ダリ ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと



あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
にぎりこぶしに
ひかる心臓
はーと逆襲せよ
学習
なんちゅー
なにちゅう
航行中
どこ中?
たぶんいなかの
誰もしらない学校
ちゅー
ちゅーとはんぱにっく
心臓
 ....
煙突の、
屋上へと続く螺旋階段。
登りきったおまえは
吹き出された
シャボンの中に飛び込む
弾けちった光の粒が降り注いで
町中、
石鹸の匂いがする
いたいけな経験値が
ちくちくと目玉を刺す夕暮れ

(そっちにいってはいけないよ)
(あっちにいってもいけないよ)

泣くことも忘れて
瞬きばかりをして今を耐える
手を引かれ ....
ぞうきんがけでもありません

クッキーなんてやきません

ただ、たいくつなにちようび

いのるように

ハーモニカをみがくんです










 ....
小花の、シナモンとマーブリングしている
庭先で教科書を開くキミの紅茶
ユルユルした{ルビ蜉蝣=かげろう}になる朝

キライなともだちのプリクラ
姉妹の関係に似ている 笑顔
笑顔笑顔笑顔 ....
名も知らない鳥が空を切り裂いて飛んでいく
(あ、鳥だ)
隣に立っている人が言う
声の無い声

(本当だ、でもあの鳥が何と言うのか私は知らない)
想像空間上の問答

そうだったらロマンチ ....
五月が
裏口から入ってきて
玄関から出ていくところだったので
私は少し呼び止めて
今こうして二人でお茶を飲み
別れを惜しんでいます

何もはなさずに
はなすことなどもうなくなったから ....
アノマロカリスほど有名ではないけど
僕はアロマノカリス
グリーンランドのシリウスからやって来た

石くれをハンマーでかち割るときには
用心深くやってくれ
醸されつくす前の曙の生命が
ひと ....
夕方色したセーターを
柔らかく羽織った女の子
ガラス玉の眼は水色で
悲しい程に深く澄んでいる
何もかも

灰に侵されて


ここ都の西
東京タワーの見える 丘陵は包まれて

驟雨に煙り
高層ビルは霞んだ

遠く 近く 雨垂れの音は
軽い放心に誘うから


純潔の水 ....
{引用=ふたりきりでも まだ
さびしいので
ラジオをつけると あなたは
雨音だけで充分だと言った}

愚痴を云わないけれど聞けない
つまらない女ですから
晴れ女でいいねと羨ましが ....
僕達は容易に 
たくさんのものを失ってしまう
取り戻す事のできないものですら

時計はその時を
刻み付けたまま沈黙している
瞼の裏に
残響だけを刻み付けて

無くなってしまったものを ....
たんぽぽの
綿毛の浮力で生まれた
子供たち

あたらしい夏を追いかける
その先の
風に乗って

走っても
走っても追いつかなかった
今は春の終わり

見たこともない土地の空
 ....
下を向いて歩いていたら
五月がおちていた

かたちというほどのかたちもなく
いろというほどのいろもない
けれどなんとなくそれが
五月だということは感じられた

そのままにしておくのもあ ....
雑居ビルの中にある小さなライブハウス
彼女が鍵盤に指先を下ろした瞬間
スタインウェイは真っ直ぐに彼女を見つめた


たたみかけるような熱い音の重なり
スタインウェイと彼女の間には
透き間 ....
 
夏至、直射する日光の中
未熟な暴力によって踏み潰された草花と
心音だけのその小さな弔い
駐屯していた一個連隊は
原種農場を右に見て南へ進み始める
わたしは網膜に委任状を殴り書きする
 ....
?値の概念
きっちり敷きつめた箱
早回しの時計
生まれたばかりのドットに侵略
引き裂かれた白地の残骸

曖昧なグレイの幸福
水色の融合
ユデタマゴを食べる風景

ピンクの破壊
極 ....
きみに
あげるものは、
ない

どうやって、わたしたちは
他人同士なのか、
きみも
わたしも、
何も
分からなくなったとき、はじめて
何かを
送る機会がおとずれる


 ....
これまで幾度も、きみの
ものである
それは失われた、
すべてのもの

その時刻は
涙するために残されている、きみにか
わたしにか、分からないままに
引き換えにしている、
彼に
 ....
二番地の内田さん    前田ふむふむ

白いあごひげをはやして、美味しそうに、キリマンジェロを飲む、二番地の内田さんと呼ばれている、この老人は、若い人と話をすることが、何よりも好きだ。よく、真面目 ....
森の夢―古いボート          前田ふむふむ

     1

青い幻視の揺らめきが、森を覆い、
緩んだ熱を、舐めるように歩み、きつい冷気を増してゆく。
うすく流れるみずをわたる動物 ....
梁にしがみつく蝶を引き剥がすたび
親指と人を指す指が情けなく震える
コロシヤシナイカと懼れながら
ただ善意を偽って助けようとして
羽を掴む、その度に
燐粉が指先に着いてしまい
その後でゴシ ....
街なかで白い小鳥を配っていた
籠に入ったたくさんの小鳥を
小鳥配りの人が要領良く配っていく
受け取らないつもりでいたのに
いざ目の前に出されると受け取ってしまう
わたしが手に取ると
それは ....
親指にのせたコインを
天井にむかってはじく

くるくるとまわるコイン
僕は一緒になって見上げていた生徒に

「これが放物線になるんだよ」と

たとえ真っすぐに上昇しても
その速さはだ ....
見えないものが
ほんのわずかなそれが
あなたを侵している

それはきまって
夜に
ひどく湿度の高い
月がかすむような薄明かりの中で
増殖する

「眠れない」と
呟く

そう
 ....
なにものにも覆い隠されること
なく、きみは
ある

そのようにあるはずの
夜に、ほんとうの
ことが分からない
まま、損なわれて、分からない
まま、傷つけている、
そのように、きみ ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無数の記憶- 小川 葉自由詩508-5-22
「鼓動する信号」- ベンジャ ...自由詩3*08-5-21
鼓動する信号- ジム・プ ...自由詩4*08-5-21
朝のスケッチ- 乱太郎自由詩22*08-5-21
はーとの逆襲- 末上シン自由詩308-5-21
シャボン- プテラノ ...自由詩208-5-21
鼓動する信号- RT自由詩208-5-21
スナフキンのしごと- 末上シン自由詩508-5-21
MY_SWEET_HOME- 西日 茜自由詩11*08-5-21
無題22(敬具)- ねろ自由詩108-5-21
五月- 小川 葉自由詩608-5-20
芳香のアロマノカリス- 海里自由詩208-5-20
夕水- 小禽自由詩308-5-20
浄雨- アハウ自由詩408-5-20
- よしおか ...自由詩21+*08-5-20
- rabbitfighte ...自由詩20*08-5-20
たんぽぽの行方- 小川 葉自由詩308-5-20
「ひろった五月」- ベンジャ ...自由詩11*08-5-20
音の回廊- 渡 ひろ ...自由詩22+*08-5-19
鼓動する信号- たもつ自由詩6*08-5-19
テーブルクロスの上で- 西日 茜自由詩8*08-5-18
_- こもん自由詩908-5-18
_- こもん自由詩208-5-18
二番地の内田さん—デッサン- 前田ふむ ...自由詩21*08-5-18
森の夢ー古いボート___- 前田ふむ ...自由詩24*08-5-18
埋める火の熾き- pur/cran自由詩508-5-17
できごと- 小原あき自由詩34*08-5-17
「放物線」- ベンジャ ...自由詩4*08-5-17
「ウィルス」- ベンジャ ...自由詩4*08-5-17
_- こもん自由詩508-5-16

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