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類人猿の
波打ち際で
太陽は沈まない

沈まない太陽の
その向こうに
地平線はあった

もう帰る家が
ありません
湧き上がる温かい気持ちをその気持ちをそのその
また吹き上がるものを大切に包んでは静かにあなたの
手をほどきはらはら、頭上から落葉が降ったのです



ガラスでできた手指が滑らかにすべり
 ....
タモリさんがサングラスを外して
ニュースの現地リポーターへ転向した
昼の番組はロウ人形で声は出ている
万事不都合は消えていた

そうですね、

そう言えばうちの九十になったお ....
壊れた光を抱き
小さな別れが灯り
足もとに背にまとわりつき
押しのけても押しのけても
指が沈むほどやわらかな
淡くやさしいうたを唱う


ひとつはひとつだと言う
それでも ....
もう何がほしいというでもなく 
この手を伸ばしたところで 
ただ風の音が吹き過ぎるばかりです 
( 飢えた狼の輪郭は透けて・・・ )

「ここは、なんにもない場所です」 
そう呟いて落とし ....
なにもない

そんなきがするときがあります

べつにしゃかいのこととか
そういうことをいっているのでは
ありません

そのなんといいますか
せつめいがむずかしいのですが

とにか ....
夢の中に落とし物をした日の朝
猫になっていた
仕方がないので
夫を会社に送り出してから
家事は明日にしようと決め
日向ぼっこをして過ごし
夜になったので眠った
明日はせめて、猿になりたい ....
すな、空のように口ずさんで
空のむこうにセスナがみえた
夕くれなずむ砂浜の色が
遷移していくさまにみとれて
セスナが制御を失っていくさまを
子どもと手をつないでみていた

神がく ....
わからないものに質問しても
たぶん答は得られないので

秋の初めの風のように
いくぶん鋭い金属質の響きで

愚かしくみえる沸騰には
整った和音で対応すること

冷笑じみた混乱には
 ....
雪がとうとう
本当のことを話すと云うので
待ち合わせをした
溶けては困るというので
真夜中だった
だるまにしてくれないと話せないというので
なんとか作った
少ない雪では小さくしかできなか ....
人の筋肉や血管、関節の微細なフォルムを抽象化して、服は生まれた。服はほかにも着ている人の性格を抽象化する。気分を抽象化する。家族関係を抽象化する。ついでに着ている人の恋人まで抽象化してしまう。服はとて .... 海鳥が羽ばたいて行く
波音が声も表情も攫ってしまう
ここを離れれば全て遠のいてしまいそうで
時計は腕から外して仕舞った
すこしでも時間を忘れられればいいと
そう思っていたから
 ....
気がつくと私は青い海の部品の一つで
どこまでもどこまでも沈んでいく
重力をなくした体は
潮をはらんでふやけたまま 
これは落下、と呼ぶのだろうか
そうか 海の底は青くなんてないんだ

こ ....
ノックをしてみる
と、きちんとノックが返ってくるので
僕は待ってる

春になって数回目の風が吹く
見上げる空の青さも
鳥の羽ばたきも
風にさらされている皮膚も
本当は多分
言葉でしか ....
はじめての海
林の隙間から見える
とてつもなく高い
大きな大きな青い海

あれは空だよ
父さんと母さんは
笑ってたけど
あれこそが海だった

死ぬまで忘れない
神様がホームに立つと
いつのまにか
列車がやって来て
旅は始まる

次の駅は
あなたです
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る

光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める

荷物は案外少なかった
 ....
禁忌は真っ白にほどけてゆく
きらきらと
あたりいちめんにひかる黄砂
爛れてゆく頬に
焦げ縮れてゆく髪に
明るくかがやくプルトニウムをかざろう

これで終わりなのだから
やり直すこともな ....
i.

カリフラワウアの花嫁たちが
ボーダーのフリルをはためかせている
周りで射精しているのは男たちばかり


ii.

歩いて三歩のコンビニで
強盗たちが揺らすのは
ひもの ....
あのとき落とした
こころは月と交差して路上で
あざやかに
ジャックナイフ
通りすがる
とろりとした少年の
心臓を刺すよ
少年は
きれいな目をしている
不思議
私もきれいな目をしてい ....
羽のように舞うコートのすそ
 風をあつめて
  僕らはかろやかに昇っていく
あの唇に触れたい
と思う
真昼の摂氏8度

あの手に触れたい
と思う
真昼の月をなぞる指先


その歌声があんまり甘く優しいから
自惚れてしまいそうになる
わたしのために歌っ ....
「 もしもし 」

犯人「 おまえのとこの息子は預かった。返して欲しくば2000万円用意しろ! 」
{引用=
(イタズラ電話か?! もしかしたら誰かに試されてるのか? 誘拐ネタか  とりあえず ....
夢の終わりから、ずっと
人は生きてるのかもしれなかった

最後に夢を見たのは
母さんのおなかの中で
とつぜん目を覚ましてから
人は生きてるのかもしれなかった

夢の終わりから、ずっ ....
あしたのことを
考えていました
今が今でしかないことや
過去が過去でしかないことは
そっと忍び来るあしたにくらべれば
ずっと簡単なこと
あしたはいつも単調 そんな貌で

あなたのこ ....
 
 
石灰世界のバレリーナが
地球を舞う
時間単位と
刹那の届かない指先の
絶対距離が
積み重なって
できる
幾重にも
折り重なって
できる
比重みたいなもの

 
 ....
今日は朝から電話対応に追われてしまい
まともに昼食をとっていなかったから
目が回るなぁと思ったら四時十二分
営業車をコンビニの駐車場にすべり込ませ
アップルパイを買おうと思ったんだ

   ....
{引用=

透明人間のくせに食べる食べる。皿の中身が口と思しきところへシュッタと消え去っていく。 大食い選手権さながらに皿が消え、お代わりを請求する。
急いでご飯を盛り、追加にもう一斗焚き始める ....
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ

横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ....
 
 
眼鏡を忘れた
喫茶店に忘れた
雨が降っていた
それは喫茶店の外だった
どうしても、とやはり忘れた、が
喫茶店は三軒目だった
ジャンバーを着込んだ人が
すぐ隣を通り過ぎていく
 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
類人猿より少しだけ不幸な人類- 小川 葉自由詩6*08-3-2
草蔭- 渡邉建志自由詩208-3-1
隣日- ヨルノテ ...自由詩308-3-1
ひとり_ともしび- 木立 悟自由詩308-3-1
瀬者の伝言_- 服部 剛自由詩208-3-1
どなたか- よーかん自由詩908-2-29
夢の中に落とし物をした日- 小原あき自由詩31*08-2-29
セスナ- mizu K自由詩9*08-2-29
ニ長調で憎しみを唄おう- 佐々宝砂自由詩208-2-28
真夜中の雪遊び- よしおか ...自由詩3*08-2-28
- 葉leaf自由詩608-2-28
「海辺」- 菊尾自由詩308-2-27
シュノーケル- 伊那 果自由詩5*08-2-27
ノック- たもつ自由詩2408-2-27
はじめての海- 小川 葉自由詩308-2-27
神様- 小川 葉自由詩5*08-2-26
春風- こゆり自由詩24*08-2-26
ハ長調で破滅を唄おう- 佐々宝砂自由詩708-2-26
夢の終わりから、ずっと- ピッピ自由詩908-2-24
信号機あなた- 森さかな自由詩408-2-24
地下鉄- シャツ自由詩208-2-23
溺れる旋律- 衿野果歩自由詩6*08-2-23
知らない番号からケータイに着信があるとき- 北大路京 ...自由詩19*08-2-23
夢の終わりから、ずっと- 小川 葉自由詩308-2-23
考えていました- soft_machine自由詩16*08-2-22
バンユウ- 森さかな自由詩208-2-22
チョコレートパイ- たりぽん ...自由詩608-2-22
透明人間が夕飯に- リーフレ ...自由詩208-2-21
白い地平線- 乱太郎自由詩22*08-2-21
待つ- たもつ自由詩208-2-21

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