すべてのおすすめ
逮捕される前に
一緒に暮らして
外で
立っても歩いても


電車を降りると
豊島園駅は広い
花りが走りまわる
「くるくるまわるー」って
急行所沢特急所沢普通西所沢
改札を出ると
 ....
遠くからの雨の匂い。

青空は大きな口をあけてる。

肌の焼けるかんじ。

あたしの腹にまかれた包帯の中身は、

たくさんの飛行船。

世界は大きな水溜まり。それと雲。

地に ....
ペンキ職人
天野茂典




青いペンキ


台詞のない声
遠くからやってくる海
炎の青空
どこにも出てゆかない砂
ぼくの病棟が乾燥している
シマリスとあそんでいる
ナキ ....
かようびのあさ、あしでうずまくこうさてんのまんなかにまっかな林檎がひとつある。 90%知りたい
だけどそれはやめておく

死ぬのはいくつの歳か
それを聞きたいけど
聞かないことにする

と、57歳のおじさんが言った



ぼくの座る
駅前の公園のベンチの前 ....
白いTシャツの上
二つに束ねた髪
アミノ酸 燃やして
ショートパンツ少し鳴る

こんなに空が青い日は
「バクチがしたい!」

財布つかんで交差点
看板の文字が青いから
自動ドアめが ....
微笑みに沈みながら
ゆっくりと溶けてゆく君が君が
追いかけられることにつかれて
しごとも捨てかんけいも捨て
色さえも捨てた
ほのおの残した灰のように静かに
軽く風のような涼しいが吹いてから ....
釘打ち
塞いでしまったピアノを
蓋の上から叩いてみる

かたい
なんてかたいんだ
という思い出


指先が充血して膨れる
針で突いてみたいけど
ただ赤いだけでつまらない
 ....
電車に乗らないものだから
のんびり風景なんて見もしないんですがね

電車に乗らないものだから
景色の移り変わりに目がいかないんですがね

だって時間がかかる上に
だって乗り換えが大変な上 ....
食卓レモンのかなしみは
食卓ってなんだ?と
となりのワサビに聞かれたり
きいろの表面に こまかい凹凸
みどりのふたが 大きすぎても
レモンになろうと 
もがいているようで
かなし ....
コーヒーを飲み過ぎたせいか
僕はコーヒーになってしまった
夜、眠れないとか
胃が痛いとか
そんな問題じゃなくなった


あ、こぼれてしまう


とゆうよりすでにこぼれてるねみんな
 ....
:うっかりおとした粗塩 
:お砂糖小さじ一杯
:醤油大さじ三杯
:みりんキャップ一杯

それぞれ玄関にならべて一晩ねかせます

羽虫やアリが運びます そして よくわからない虫も
お ....
夜になると

俺を迎えに来る

輝く鳥

俺はこいつに乗って

夜に

羽ばたく

月も触れそうだ

星も触れそうだ

夜の闇はそんな

できるはずも無いことを
 ....
何もすることがないから
土を掘っている

素手で掘っていると
爪の中に土が入って
指先が赤く腫れてきたので
彼女を呼んだ
小さなスコップを手に
彼女はやってきた

何が出てくるかな ....
     君のポケットに
          無理やり

             “手”

     押し込めてみる

     君の手が包む

             “手”
 ....
飛行場だった廃墟に忍び込むと
僕は思わず
飛行機になってしまう
両手を広げ
雑草の生い茂った滑走路を
全力疾走
夜風は冷たくて気持ちがいいな
思わず顔が微笑んでしまう
いつの間にか「キ ....
風船

つばめの急降下にも
動ずることなく
ただよう風に押されて
やがて 点
水面に映る丸い残像



滝 

世の中のすべての音を盗みながら
アピールするものは 
引力  ....
街外れの小さな本屋で
彼女と偶然再会した

本屋でよかった。
きりりとした空間では
おしゃべりにならずに
すむ

彼女が手にしている
水色の背表紙の本が何であるか
なんてことは
 ....
うちの窓から
朝日はみえない
きっとどこかの窓からは
朝日がみえる
みえるのだろう
夕べ
流しの三角コーナーに
食べ残したサラダを捨てながら思った
サラダの中の胡瓜が細かくなる前
の ....
日曜日の午後六時三十分
サザエでございます、で始まる「サザエさん」
に新しいキャラクターが登場した
裏のおじいさんの家に下宿することとなった
私立大学生のスベスベマンジュウガニ
これから、ど ....
二ヶ月ぶりに会って
しばらく動けなくなるくらいのセックスをしたあと
夕方にゆっくりと起きだして
二人でシャワーをあびた


あなたのマンションのユニットバスは
浴槽がとても小さくて
ど ....
氷点下十五度の空気を吸いながら
せかせかと歩き
空を見上げると雪がはらはらと
はらりはらりと
降るのは粉雪でもなく
結晶のままの形で成長し
黒い手袋のひらで
そっと受け止めると
そこに ....
しゃぼん玉が生まれた時
たくさんの仲間がまわりにあふれていた
陽の光はまぶしく
見るものすべてが新鮮だった
子供たちの手が伸びてきて
仲間のいくつかがぱちんと弾けた
悲しかったけれど
 ....
鳥のように空を飛び
羽を広げ雲に身を捧げて
月の光に染まり
夜を夜と感じ
一日を一日と感じ
全てが自己責任である自由を手に
広い世界へと解き放つの
黒い羽は闇に染まり
逆さまの世界が私 ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
ぼくたちが住む
この星の
実態を知るべく
ならば
地球を割ってみよう、と思いついた

ぼくがやらないにしても
いづれ壊れるみたいだよ
と 
誰かが言ってたし
それなら いいよね
 ....
風が私の輪郭をなぞる
私は風によって顕れる
その刹那
私は世界だ

世界が終わるとも
声は続く
風の意志は続く
世界は風によって名付けられ
名は風に隠されている
声は名 ....
いつの頃からだろう
頭のなかにたくさんの人たちが住みついて
入れかわり立ちかわり
わたしの人生に口を出すようになった
彼らはわたしの考えなどお見通しで
先回りして道を整備したり
背中を ....
望遠鏡で
月を覗いたら

傷が付いていた


のは

望遠鏡の方で


月は今でも

美しく欠けていて
あしたは複成火山を登り
石コロの塊をホイホイ渡って
後ろのほうで難儀してる
絵師を気遣いながら
おし花にできそうな野草を拾うのだろう
歌詞が浮かんで来たら
岐枝を折って墨で書き留め
句詩 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ホーム- 山内緋呂 ...自由詩12*04-7-2
飛行- びわ自由詩204-6-30
ペンキ職人- 天野茂典自由詩1204-6-30
えきまえ- びわ自由詩304-6-26
路上で無料占いをしていた時の話- よだかい ...自由詩2504-6-23
午後のランナー- 木葉 揺自由詩604-6-22
DISARM- 本木はじ ...自由詩604-6-18
釘打ち- Monk自由詩604-6-17
電車に乗らない- 谷川美嶺自由詩2*04-6-15
食卓レモン- 湾鶴自由詩19*04-6-6
苦い夜- 本木はじ ...自由詩604-5-31
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☆132_ビッグバード- 貴水 水 ...自由詩8*04-5-23
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〜_手_〜- 自由詩704-5-20
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- 望月 ゆ ...自由詩8*04-5-18
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- 石畑由紀 ...自由詩2304-5-12
要冷凍- AB(な ...自由詩15*04-5-9
限界- アンテ自由詩14*04-5-5
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回廊- アンテ自由詩5*04-4-24
月で満ちて- あとら自由詩1204-4-14
旅のはじまりに- 湾鶴自由詩304-4-9

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