すべてのおすすめ
二人で寝そべっているベッドの上で
君が天井に向かって
両腕を伸ばすのに僕は見蕩れていた

親指と人差し指を直角に
天井の電気を
被写体に選んだような格好で
僕に問う
          ....
  手のひらの中に
  そっと星を隠していたら
  夜になって光りだし
  銀河系宇宙であることが
  ばれてしまった

  それは蝶のように
  よぞらをかざって ....
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
報告、報告、報告、報告
報告!
大ほーこーく!
今日、バカ男、空を飛んだよ!
背中から赤いつばさが生えてさ
こうっ、すいーっ、すいーって
つばさは白いほうがイカスよなーとか
うー ....
何時からか此処に居る
ふと気付いたら其処に居た

僕をじっと見てるんだ

僕が何処かに行こうとすると
必ず先回りをしている

僕を付回さないでくれよ

お前自分の家に返りな
お前 ....
静寂が満ちるのを待つ

あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている

手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
さてさて。。。両の腕まくり
かあさん残したくれた味
思い出しつつ逢いに行こう。

蓮根、牛蒡に人参を
ごしごし綺麗に洗ったら
トントン乱れに切りまする。

色とりどりの野菜達
お鍋に ....
バカ男、三色ボールペン、バカ男、全自動洗濯機、バカ男
現代用語の基礎知識、バカ男、ポケット、バカ男、ポケッ
トの粉、バカ男、クマのぬいぐるみの右目の傷、バカ男、
ポスティング、バカ男 ....
てのひらに降らせたカラフルなキャンディの雨
気前よく景気よく弾けるクラッカーの紙テープ
そんなふうに

グリンピース
ぐらぐら沸き立つナベの中に
  グリンピース
放り込むのは何故この両 ....
不幸な者が飢えるのは
あまりにも遠くを見すぎるためだ
降りそそぐ朝の洗礼に
われわれの首筋は鈍く痙攣する
釣り上げられた魚が
苦しげに未完の呼吸へ焦るように
われわれは前夜の遂げられなかっ ....
バカ男、ひょーしょーじょーがかゆい
でも、バカ男、ひょーしょーじょー、持ってない
ああ、ひょーしょーじょーがかゆーいよー
でも、バカ男、持ってないから、かけないよお
バカ男、痛いの ....
なに戸惑った顔つきで叫んでるのさ
ワームホールはもう閉じちまったよ
ぷんぷん漂うのはメタンぽいな
どこの惑星から来たのか知らねーけど
諦めて寝てたらどうだ
弥勒が来るころには
 ....
S…、という
微かな子音
の、雨の群れ
の、中


鼓膜に触れるそれ以外は幻聴だと
どこかで知っていたのに
この視線が向かってしまうのは
桃、という発音の


 ....
   仏壇に父の写真が飾ってある
   テナーサックスを持ったブロマイドだ
   父の33回忌は終わった
   母が庭に咲いているミモザの花を切ってきて
   飾ってある
   そとはも ....
まどろみ
みどり
ぬかるみ
よけて
みよ
くさもえる
あの
みどりのこみち
まよいみち
みちくさ
まみれる
みどり
まみどり
きみどり
ふかみどり
つかみどり
やりたい ....
ぴよぴよ
うまれたよ
あさでもひるでもよるでもないじかん
まいにちあかるいの
たべるものはいつもたくさんあるの
たべると
ぼくはすぐにふとるの
めきめきとおとをたてて
からだがひめいを ....
バカ男、女の人が好きだよ
男の人も好きだよ
人のことはみんな好き
でも、やっぱりもう春だから
女の人に恋をしなさい
って、偉い人が言ってた
道を歩いてて
裸の女の人が落ちてたら
 ....
「私には何もない」と絶望して言う君には
「私には何もない」という言葉がある
なんて言葉の綾取りよりも、
ずっとずっと大切な夕食が君には残っている
君のために飛び切り美味しいパエーリャを僕が作る ....
病院の待合室で
子供をお利口にするための薬を
待ちながら
私はどんどん小さくなって
周りがどんどん大きくなって
それとも私が透明になっているのか
どちらかはわからないけれど
私の存在 ....
俺、バカ男
今朝、電車食った
人の骨、のどに刺さったよ
だから人、電車から降ろしておいて
って言ったのに
バカ男、痛いのいやだよ
痛いの嫌いだよ
こんなに良い日の最後
洞穴からサンショウウオが顔を出す
夢を見て
最後にとても幸せな
エンディングシーンのはずが
わたしが「これは夢だ」
と気がついたとたん
ダメになる
波打ち際歩きながらひとつひとつの砂に名前付けた僕は
とっくにおじいさんになってるはずなのにな

遠くからやって来る大きな文字の群れになら
いくらでも負けてやっていい気持ちなんだ

手の中に ....
おまえ知っとるか 蝙蝠ゆうのはな
超音波出しながら 飛んどるんやで

そんなん知っとるよ
ウチのお父ちゃん 鉄橋の修理してる時に
蝙蝠の超音波にやられて 落っこちて死なはった って
お母ち ....
   夕日が差している
   やさしい夕日だ
   母の匂いがするミルクのような
   乳のような匂いがするお酒のような
   静かさだ
   ぼくはきょう出発できなかった
   家で ....
天気のいい日はたまらない

家からは出ない
窓も開けない

 (つらいのだ)

去年の夏は猛暑で
「来年の花粉はひどいでしょうね」と
誰かが言っていた


   *


 ....
アイスチャイが作る船の
端に立ってごらんよ
スミレの花の
花弁の奥に顔を背けてしまう
因果とシナモン
刺激が感化する乗ってゆくJR
遠くへ行こうと人波が蠢く改札へと
吸い込まれてゆくキッ ....
水平線を断ち切るように
僕らはときおり空を見上げる

加速してゆく時代は
小さな出来事をかき消して
紙の上の真実も風に飛ばされてしまう

渡り鳥が
故郷を忘れないでいられるのは何故だろ ....
海には
ばらまかれた空が広がる
雲はときどき
空を恋しがって飽和する
眩しいくらいに雨を降らせたなら
やがて雲は白い波になる

ふゆの海では
鳥は幾千もの残照と背中合わせで
お腹はい ....
ゐない南セントレア市民が大量に住みつく<The 無い聖都>南セントレア
北セントレアの南、東セントレアの南西、西セントレアの南東のあたり
にあるようななにがしかの顔のようなものとして
聖人のもの ....
傷つくほどに赤は流れ

与えることなく緑は枯れて

見上げることを忘れ青は沈んだ


いろいろを手放しても透明は訪れず
白い紙に黒い文字を並べれば


溶け出した灰色に
埋もれ ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君が好き- 自由詩2*05-3-11
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報告- バカ男自由詩10*05-3-8
棲みつくもの- しらいし ...自由詩2*05-3-8
睡蓮- ベンジャ ...自由詩3805-3-7
++++筑前煮++++- しらいし ...自由詩6*05-3-7
問題- バカ男自由詩2*05-3-7
グリンピース- 汐見ハル自由詩10*05-3-6
終着の浜辺- 岡部淳太 ...自由詩7*05-3-3
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ラ_パエーリャ_パラ_マニャーナ(明日のためのパエーリャ)- Tsu-Yo自由詩605-3-2
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冬物語- tonpekep自由詩9*05-2-28
南セントレア- ひかげ自由詩2*05-2-28
- ベンジャ ...自由詩705-2-27

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