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一つの石を置くだけで
証明されてしまうことがある

イマソコニアルトイウコトト
カツテハソコニナカッタトイウコト

存在と不在が遺伝子のように
螺旋をえがいた姿で証明される ....
セミの抜け殻を
たくさん集めて帰った
何となく
母にほめてもらえる気がした
母はパズルのピースが足りない
と探していた
父は受話器を握り
そこをなんとかお願いします
そう繰り返 ....
家具屋さんに忍び込もう
家具屋さんで暮らそう
昼間はソファで本を読みながら
目の前を通り過ぎるカップルを眺めよう
これから幸せになる予定ですか?
それならばエキスをちょっと
分けてください ....
そう、遠くはないから。
大丈夫。
光の淵へ遊びに行こう。

夏になると
綿毛の灰色と
安曇川の水と、
母さんのトルコ土産の
キーホルダーに付いた
じゃらじゃらした青い目玉の
 ....
僕は明日引越しをする
仕事上の都合で

電車にて
片道わずか一時間半の距離
大げさなもんじゃない

なのに
こんなにも心が寂しいのはなぜだろう


それはきっと
あの少年に会え ....
夜寝る前に読書していると 
開いた本のなかから 
うっすらと光を帯びた手があらわれ 
わたしに差し出されていた 

その手を握ると 
不思議な想いが心に流れ 
明日に怯えるわたしの影は  ....
ヘネシーの一気呑みなどとゆー
もったいないことはもう二度としないように
あるいはもいちど
そんな機会に恵まれたら
ぜひともおねーさんを呼ぶことをお忘れなく
それはそれとして
あんまり気張る ....
戦後まもなくだろう、
捨てられたガスマスクが
赤黒い錆を纏って
川の中で佇んでいる
傍らに
まだ新しい
マイルドセブンが沈む
ささくれのある人差し指で
水面に
彼の鼻先に
つぃ、と ....
ルーペを通るまっすぐに屈折した彼の意識。まなざし。
はん。ぼくはその焦点にもぐりこむ。
なんだよ。目が合う。彼のおおきくなった目、歪んで。
ぼくは彼が、今日の彼がいやだった。気持ちが悪い。
夕 ....
おまえが
おまえの母の指を握りながら
泣いていたので
どうしたのか聞くと


おまえは
母の左手の薬指の
銀色の指環を
指ごと握りながら
これが欲しいと
言って




 ....
錯綜している視神経の
からまりあった編み目の間に
ちいさい魚が
かかっている

つめたいつめで
そっとつまんで
涙腺の中へ
放してやろう
水草があれば尚いいが
涙腺の底には
 ....
長い長い階段を
ずっと一人で上っていくと
大きな広場が
目の前に広がっている

そこでは言葉たちが
浮いたり飛んでいたり
大きかったり微かだったり

言葉と人が当たったり
言葉と言 ....
?.


一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....
1025:イノシシが知事公邸の裏庭を駆け回る

{引用=あんたのために
かけずりまわって

がぁー っ ていって
ぐぉーん っ て終わった

やっぱりいつかは
止まってしまうもん ....
{引用=




ふるふると
ふるるふるると
ふるものにさらされ
森は輝いているのでありました


君は小さな家の屋根に立ち
眼を細め わずかに首を伸ばし
しばらくは光の匂い ....
  




 人殺し
 火星に送った手紙
 燃えてる途中




 心臓をなくした
 ブロック塀の向こう側も
 こっち側も
 壊れている




 川の流れに ....
なぜ湖がよいのか

一望にできる姿をしてゐるから

瞳のやうに澄んでゐるから

四囲の風景をとかして

もう一つの世界をつくつてゐるから

おそらくそれら諸相に根ざして
 ....
ここ

からはじまって

そこ

に辿りつくまでの

永遠のような
一瞬

瞬きひとつよりも
ずっと短く
宇宙の歴史よりも
はるかに長い

ここ

からはじまって
 ....
等しく平等に
その波は来るということ
私たちに

夜半の警報は
ちょっぴり
大げさだったけど

海面が
ほんの数十センチ
浮き沈みしただけだけど

等しく平等に
その波は来る ....
怖かったんだろうね
 風が死んでたりしたろうから
  ビルヂングが アロガントに まばたきもせずに
   夜空を おまえを 無視したりしてたろうから   


今日 ....
ほらごらんよ
世間の片隅で小さく震え
聞こえない声で愚痴る子供が居て

ほらごらんよ
世界の中心で大げさに振る舞い
我侭を押し通す大人が居て

涙を流す術は無くしたなら
理想主義者が ....
目玉が 葉っぱの上に落ちて
コロコロと、 あ!? 目玉じゃなかった
目玉焼きだったあー。

それはコロコロと、 あ!? 目玉焼きじゃなくて
ゆでたまごだったあー。

それが 葉っ ....
遥か遠い昔
この海は空だった
雲の上を魚が泳いでいた
魚たちはいつも
海を見下ろしていた

遥か遠い昔
この空は海だった
水の中を鳥が飛んでいた
鳥たちはいつも
空を見上げていた
 ....
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう

ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....

しゅんじゃく神社
と云う神社をみかけた
春寂神社と云う字である
煮過ぎた菜っ葉を
噛んだときの音みたいだ
と思った

神様も春は寂しいんだろうか


教習所の帰りに
落ち ....
乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
私は逃げ続ける

乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食は前にしか進まない
乞食は引き下がらない

乞食が追ってくる
乞食が追ってくる
乞食 ....
あだしのくんは、
ときどき冷たくなる。

あたしの隣で眠っていると、
あだしのくんのからだが冷たくなる。
あだしのくんの蒼白い肌が、
さらに蒼く透きとおって ....
赤い絵の具に緑を混ぜたら
茶色になりますね
それがどうしたと言われても
こまるのですけれども

すっかりパレットが汚れましたね
絵は完成しましたか
ここからその絵は見えなくて
ただ汚れ ....
捨てたつもりはなかったのです
だってこの国にゴミはないのですから
ええ だから 捨てたつもりは全然なかったのです

あのひとの影を いえ あのひとへの愛を
私はあのひとが残していった家にきち ....
初めて君に声をかけた
あの日の公園 

( いつまでも揺れている
( 無人のブランコ

ぼくの呼声に 
届かぬ場所から振り返る 
君の面影 


ベンチに
長い間置かれたままの ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
胎児- 加藤小判自由詩106-11-22
セミの抜け殻パズル- たもつ自由詩19*06-11-21
家具屋さんに行こう- チアーヌ自由詩706-11-21
削られる自意識と、楕円のうえでダンス- はらだま ...自由詩5*06-11-21
- ささやま ...自由詩13*06-11-20
「__手__」_- 服部 剛自由詩21*06-11-20
弟へ- 佐々宝砂自由詩3*06-11-20
戦後の遺骸- 士狼(銀)自由詩13*06-11-20
セミの抜け殻パズル- たたたろ ...自由詩4*06-11-20
家族指環- 自由詩25*06-11-18
涙と魚の相関関係- 吉田ぐん ...自由詩1606-11-18
言葉の広場- ぽえむ君自由詩10*06-11-18
漂流- 水在らあ ...自由詩32*06-11-18
fromAB_1025-1118- AB(な ...自由詩606-11-18
星月夜のビーバー- まどろむ ...自由詩14*06-11-17
人殺し- カンチェ ...自由詩106-11-17
静けき時間- 杉菜 晃自由詩11*06-11-17
永遠のうたたね- 大覚アキ ...自由詩506-11-17
フラット- umineko自由詩6*06-11-16
遠叫(TOKYO)- 水在らあ ...自由詩39*06-11-16
全ては現実(ここ)にある- 松本 卓 ...自由詩106-11-16
_キミ。- ヨルノテ ...自由詩4*06-11-15
いつしか人は道具になった- ぽえむ君自由詩13*06-11-15
車窓- 青山スイ自由詩6906-11-15
習作- 吉田ぐん ...自由詩806-11-15
乞食- 肉食のす ...自由詩2*06-11-15
「_あたしのあだしのくん、三。_」- PULL.自由詩20*06-11-15
汚れたパレットのソネット- 佐々宝砂自由詩1206-11-15
ゴミのない国で_リターンズ- 佐々宝砂自由詩906-11-15
石_- 服部 剛自由詩11*06-11-14

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