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君は少年のような頬と
薄い胸をしていた

感情が高まった時に
鋭く視線をさまよわせては
まるで炎を吐くように絶叫するんだ

震える肩からは
幾筋かの血が流れ
世界を汚していった

 ....
ぼくはJAZZが好きなのに
チャーリー・パーカーのCDは持っていない

ぼくはRock'n' Rollが好きなのに
チャック・ベリーのCDは持っていない

ただ聴いていた時代はある
チャ ....
モンマルトルに世界樹が生えている
世界の中心から その根は 枝をほそらみ
スローモーションで 人々が朽ちるときにだけ
冴えざえと 好き勝手に舞いながら 全体としてと統一のとれたリズムで
 ....
{画像=121205153412.jpg}

稲荷寿司と太巻きが

如何に御馳走であった事か

材料は安価であるが

手間は恐ろしくかかる

ハレとケの区別があった時代

日々 ....
「を」の人

鍵穴を
開くための 旅をしている


夜空は うすら明るかった
暗かったのは むしろ樹木のあたりだった
いきものの息遣いがするほうが 暗かった
なにか隠され ....
なけなしの金を 
銀行ATMから下ろして 
伊東への旅に出たら 
財布も口座も 
すっからぴんになってしまった 

安月給から食費だけは 
嫁さんにあずけているが 
幼い息子と3人で  ....
 昔 
 会社の中の仮面に疲れた人が 
 仮面を脱ぎ捨て 本当の自分になろうと
 素顔で生きようと 闘争を挑んだ
 だが
 周りの仮面はそっぽを向いて
 会社の素顔から出るむき出しの刃
 ....
わたしはまだ、
本当の血を流していない

わたしの足元から
見えない厚い雲が
ゆっくりと動く
雲と呼吸を合わせると
静かに痛む、
嘗てのわたしの部屋

大きな流血の ....
紛れない妖
嘯くか現実
まほうは幻
感じてよ熱

余地のない議論
めぐらせよ策
予知された結論
おろせない幕

奪われた誇り
あきらめて自覚
おとずれた光
よみがえる感触
 ....
シュレッダーにかけられた美しい哲学も 空港で踏みつけられた時計の神経も 郵便に紛れ込んだ一粒の生命体も 残らずお湯の湖に浸していく 足から尻、腹から肩へと 気圧と水圧の嶺の接する所へと 宴は際限なく皮 .... 大雨。 外は魚を焼いたようなにおい。
今月の日記は虫の画像が多い。

朝は大雨、
半分だけ残っていたチーズむんパンを食べ、
弟のお盆に置いてあった神戸カスタードメロンを食べ、
歯磨きして寝 ....
倒れて来そうな 書物に埋もれて
雑学を
これでもか これでもか と
紐解く 瞬間

引っ張った 一本の 赤い糸に
間違って 締め付けられる

そんな筈は ないじゃない
そんなつもりじ ....
          
ことばのない土を
ことばのない空を
断崖が しずかに線を引く

その聳え立つもの
佇むわたしの踝は  
夕凪を握りしめている
その夏の
無効をうきあげる
屈折 ....
起きたら10時ごろで、弟の友人が来ていた。
雨だった。
携帯について語っていた。
出ていって、また寝た。

昼すぎ帰ってきて起きた。
隣の部屋で、買ってきた携帯の設定がピロピロ鳴っていた。 ....
わたしはうまれるまえの
かたまりの内側に潜んでいた
ある日溶岩とともに かたまりが溶けて
わたしが流れ出た
海が生まれた
空には赤い夜の太陽が
花開きながら飛び散っていた
 ....
僕達の世界は
連結された断片が
縫い閉じられた模様を織りなすタペストリー

つぎはぎだらけの時間を
つなぎ合わせて生きている

僕達の過去は
累積されない想いで満ち溢れ
飽和している ....
供述によるとお前は
うつくしい女と出会った
彼女は駅の階段でうずくまっていた
いくら声をかけても反応がなく
そっと肩を叩いたとき
顔をあげた女と目があった
お前はこれがほんとうの恋なのかと ....
駅でたくさんの人が下りたあとの座席に
包みが置かれている
忘れ物だ
ぼくはあわてて取って
フォームを歩いて
事務室にいって
遺失物の届出をしようとしたのだが
形のあるものでないと受け取れ ....
 かけおりてくる兵隊がいる
 指揮だけがあって四季のない顔のない
 丘のうえから
 いっせいに声があがる
 雲がわく


 あがる声には
 責任がないから自主性がない
  ....
陳腐な切実

ブックオフにかかる畳み掛けるような音楽

たとえばファンキーモンキーベイビーズ

白か黒かが重要で

買うか買わないかが重要で

たとえば年末ジャンボ宝くじ


 ....
  
     
                   
ものを捨てる
なにかを捨てることに
ときにためらい うしろめたさを
感じながら
一方では恣意的な解釈を
遠いツンドラの泥土のし ....
紅いやら
黄色いやら
騒いでるんじゃない

山の中に勝手に入ってきて
ジロジロみて 
写真撮って
弁当食い散らかして
ゴミだけ残して帰る
観光客たち

俺は
おまえらに怒って
 ....
クリスタル
まるい ビー玉
褪せぬ夢

この次の
停車駅は
どちらかな

くるくる見渡す
ミラーボール

君に 聞かれた
ミラーサイトって
どういう意味?

それはね…
 ....
アルミホイルをカシャカシャ噛む ぱし

ぺし

ぴちゃ


筆の先にたっぷりと
絵の素をつけて
カンバスに投げつける

あか

あお



だったもの


色を混ぜれば混ぜるほど
0に ....
ひそひそと
みんな いっしょに
雑談タイム

今度の ランチは 
どうしよう

タイムでも
パラリ ちらして
ちらし寿司

そうだね そろそろ
ひな祭り

だからかな
料 ....
 も吉と歩く


何もない冬の午後
も吉と歩く
はたちの頃 一年ほど日記をつけた
何も残せず ただ消えてゆく日々が
とてもこわかった
時間はたっぷりあったのに

いつもの散歩道
 ....
むしゃくしゃしていた。


ただそれだけだった。


コップをカフェのガラス窓に投げつけたのも、

彼岸花の根本を掘り返したのも、

アリの巣穴にネギ油を流し込んだのも、


 ....
 
 
ことばは
しょうじきなのだ

できないときは
できないと
わたしにいわせる

むりなことは
むりだと
わたしにいわせる

わたしよりさきに
いきものなのだ
ことば ....
月曜日が休みになった
連休などありえない流通業で日曜の休日も
夕方は次の日の積み込みに時間を割かれる

小学校と中学校の転入手続きが残っているのだが
嫁さんとの勤務シフトがあわない

ま ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パティ・スミスのように- 梅昆布茶自由詩1212-12-5
羞恥心- HAL自由詩7*12-12-5
樹木のセミヌード- るるりら自由詩9*12-12-5
御馳走について- ドクダミ ...自由詩7*12-12-5
『_を_の_人_』- るるりら自由詩1212-12-5
からっぽの旅__- 服部 剛自由詩712-12-5
人は仮面をつけているから美しい- イナエ自由詩13*12-12-4
『生血』- あおい満 ...自由詩8*12-12-4
没頭(ソネット)- かとう ...自由詩112-12-4
twitter- 葉leaf自由詩512-12-4
大雨- nemaru自由詩3*12-12-3
締切- 藤鈴呼自由詩3*12-12-3
追悼のうた—デッサン- 前田ふむ ...自由詩312-12-3
起きたら10時ごろで- nemaru自由詩7*12-12-2
『赤い快楽』- あおい満 ...自由詩8*12-12-2
チューブウエイアーミー- 梅昆布茶自由詩1012-12-2
供述によるとお前は……- 木屋 亞 ...自由詩5*12-12-1
箱詰め電車- 殿岡秀秋自由詩912-12-1
丘にいる兵隊- 石川敬大自由詩11*12-12-1
たとえばファンキーモンキーベイビーズ- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-1
蒼い思考_デッサン- 前田ふむ ...自由詩612-12-1
【_紅葉_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-11-30
秘密_みつけた- 藤鈴呼自由詩2*12-11-30
アルミホイルをカシャカシャ噛む- 北大路京 ...自由詩312-11-29
まぜるな危険- Seia自由詩312-11-29
今年の_笑顔- 藤鈴呼自由詩3*12-11-29
北の亡者/Again_2012霜月- たま自由詩33*12-11-29
動機- Seia自由詩212-11-29
ことばはいきもの- 小川 葉自由詩1112-11-29
休日- 梅昆布茶自由詩2012-11-28

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