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いつもそこに
置き去りにされているものがある
薄い皮膜が複雑に重なり増殖して
蛍光灯の白い光りを乱反射させている
そのプリズムに照らされて
痙攣を繰り返す白い体
それが私の感情だろうか
 ....
空色のあめだまを舐めて
雨の中を踊る
空から降る雲の涙を受け止めて
虹の乾燥機が動き出すまで
わるつ
透明なしずくが服を作り
裸の王様よりも素敵などれす
ゆれる
蛙の王子様の求婚も断っ ....
悪魔と取引を終えた朝に
許しを乞う俺がいるかのように
小雨降る元町商店街、仔犬が俺を見つめる
仔犬が俺を信じている
路地裏で初対面なのに何か俺の非道さを圧巻するぐらい俺のことを信じて黒目が ....
うっかり逆方向の快速列車に乗ってしまったり
足の小指をイヤというほどタンスの角にぶつけたり
外出直前どこを探しても財布がみつからない
そんな時
母の背中を思い出す

ぼくと弟がびりびり ....
静かな夏休みが終わった


波の音や
山の木々の葉ずれの音
動物の鳴き声
テニスボールがぶつかる音
のんびりした鈍行の行く音
渓流のせせらぎ
それからなんだっけ
釣りをしているおじ ....
あつくて
あおくてあかくて
夕立ちが来るのをひと月半くらいまってた
あまくてあざやかで
あやふやであさはかで
あきっぽくてあきらめが早くて
工事現場にはどでかい紅白の
固定クレーンが ....
洗濯したてのジーンズのポケットから

紙くずが出て来た

しわくちゃだけどそれはレシートで

おとといスーパーで夕飯の買い物をした時のだった

そこに名前を列ねる食品達は今はもうただの ....
いきものがいきものでなくなるしゅんかん
世界は
小さなポケットで
ゆりかごのたわめきで

いきものがいきものでなくなるしゅんかん
そらはそらいろ
うみはうみいろ
くももたいようも
か ....
コンビニで何弁当を買うの?

のり弁当だろう

図星だ

他のはみんな、

花火の客が 買ってしまったもの。

チンしてる間に、週刊何とかや月刊何とかの表紙を

元野生の狩猟本 ....
『みきくん、私たちの関係って一体なんなん?』



「関係に名前がなかったら、マユちゃんは人を愛することも出来へんの?」







実際あの頃はまだ若かった

幼稚園を ....
陽も長くなって
もう無くなったと思っていた
花びらがみっつ
緑の Vivio T-top のフロントガラスで
ふわりとしていた


走り出すと
「春ですね」
って言って消えていっ ....
体を抱きしめる
一つ残らず 手も足も首もお尻も
骨折するほど 窒息するほど

ずっとずっとずっと
吸い付いていたい 足の裏もわきの下も鼻の下も耳の裏も
唇が腫れるほど

 今だけなのよ ....
もう9月になって
昨日を忘れたような雨が
じとじと降っているとゆうのに

どっこい
コウちゃんちのカブトは生きている
たしか6月に
さなぎからかえったはずだから
もうかれこれ3ヶ月の
 ....
降りてくる。
それは不意に、
エスカレーターで、それともエレベーターで、
あるいは手すりのない広い階段を。
鏡に映るわたしの姿が歪む。
墜落する軽気球。

わたしは呼ばれてい ....
また生きている

いまはもうないぼくのうちの
おもい雨戸をごとごといわせて
ようやくに閉めていると
ガラス窓がひび割れた音を立てる
夜の闇に音が駆け出す
入れ替わりに隙間から
夜気が静 ....
雨が降る雨が降る

みんなびしょぬれ猫灰だらけ

あたしは傘の下から上目づかい

雨は戯れみんなも戯れ

傘をたためば良いものを

強風であたしはヒトリ舞い上がる 
不意、A?!問う幽字の0に乗れと
グラつく微貞の寝具はSongs譜
再度の乞い人の手に不逢いの夜
グラビティーがミルクティー抱く
その濁面にDuckがFireをくわL-O舞言い
「朱よ、珊瑚 ....
久しい友との再会にグラスを重ね
ふくれあがる泡のビールを
渇いたのどに流し込み
赤らんだ 頬のほてりも醒める頃には
だんだん 寒くなってしまう 

友と別れ
夜の浜辺に呼ばれ
造りかけ ....
といっても、
ママは本当には
死んでいない

はじめはゆっくりと
そのうち急速に
関節が曲がり、膜が張った目だけをギロギロと
なんだか得たいの知れないものになった。
小さく小さくなって ....
太陽は権力の匂いがする
すべすべした君の肌から黒いレモンが香る。

ひかり、降る
ひかり、降る
兄貴は行ってしまう真夏の海、連絡船

君は喪服で
あに、と僕と一緒に座っていた。
あの ....
座った席があまりにタバコ臭くて

出てきたばっかりのお冷やに鼻をつっこむ

けどコップ内の空気は次第に減って

隣の母の煙が氷に足をのばそうとしている

あぁ、クラゲみたいね。

 ....
パパが死んだ
太陽がすごくまぶしくて
私は赤い靴がほしかった
ママはセックスをしていた

   ねえ、おじいちゃん
   あなたの人生はどんなだった?
   どんなキスをしたの?
   ....
翳りはじめた葉の陰でねむる日の
腕をのばし
触れた輪郭を
最初のものとして、覚えておこう

たゆたう
まだ眼をあけてはいけない
つたい流れてくる感触は、にぶい冷たさにふるえ
昨夜、飲み ....
ぼくの 内側には
ふたつのいろをした 
無数のコトバが はりついていて
ぼくは それを通して 
世界を みている
 
 ぼくのお弁当のスウプをみんなわらった
 カバンをぬらし ....
トウキョウ/ポエトリー/キャスケット/生まれる事なく/闇に帰った/数多の/詩(うた)たちを/この棺に/納めます/ここは/詩(うた)たちの/共同墓地/ポエトリー/セメタリー/極東の/この街の/地下深く/ .... 1 夜の庭で

白い米を
黒ずんだ木の升で三合量る

最初のとぎ水は
庭に撒く

立秋を過ぎたので
コオロギが鳴いていて
いるか座が光っていて

だから私はしばらく庭にいた
 ....
あまりに懇願されるので
試しに小指を与えてみた
男は急いで口に運び
コクリと飲み込むと
生あたたかい求愛がわたしに届く
唾液に光った男の喉をうっとりと通りぬける
わたしの小指

満たさ ....
ピンクのカエルを

メロンのゼリー液に泳がせてみた

この気候だから、まだ当分は泳ぎ続けるだろうね

月と自尊心は似た形をしてるけど

こいつらがいれば

冷蔵庫は当分用なしかな
 ....
ふあんふあん。ふあん。
重力よりも
風力を強く感じていそうな。
ふあん。ふあんふあん。

糸みたいに細い八本の脚は
這っているのか飛んでいるのか。
脚のまんなか吊り下げた胴は
浮いてい ....
しんきらと冷えた冬空からこそ出発する
はずだった

真冬ならばきっと
乾燥した肌は粉を吹いて水を求めただろう
夜空の河の湿度はきわめて低い
のどが乾いたなら
お姉さんにあげるはずの牛乳を ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い感情- 加藤小判自由詩504-9-10
雨の日の物語- 暗闇れも ...自由詩2*04-9-10
「信じる」についての力とおとぎばなし- 馬野ミキ自由詩704-9-10
ルパン三世の背中- 角田寿星自由詩9*04-9-9
静かな夏休みが終わった- チアーヌ自由詩1204-9-9
そいつは海じゃない- 角田寿星自由詩304-9-8
_- びわ自由詩304-9-7
そらいろの- umineko自由詩404-9-7
夜勤明けのガードマンへ- 馬野ミキ自由詩19*04-9-7
関係。「下敷きで光を」より- 馬野ミキ自由詩7*04-9-7
春でした- AB(な ...自由詩204-9-6
愛するカワイコちゃんたちへ- 初代ドリ ...自由詩3*04-9-5
9月のカブトムシ- umineko自由詩704-9-4
シャマンの唄- 佐々宝砂自由詩5*04-9-1
また生きている- 刑部憲暁自由詩504-8-30
_- びわ自由詩304-8-28
重力と火- 六崎杏介自由詩604-8-27
波打ち際で- 服部 剛自由詩6*04-8-27
変形したママのその後- 初代ドリ ...自由詩5*04-8-25
『レクイエム・レモン/ひかり』short_version- 川村 透自由詩804-8-23
__- びわ自由詩504-8-22
変形したママ- 初代ドリ ...自由詩5*04-8-22
この朝、流れゆくものは- キキ自由詩1304-8-18
ボトル・ランゲージ- 汐見ハル自由詩8*04-8-17
TOKYO/ポエ/ケット- まいきー自由詩2*04-8-14
単純な喜びについての単純な唄- 佐々宝砂自由詩904-8-14
美しき日々- 石畑由紀 ...自由詩3204-8-12
_- びわ自由詩204-8-11
ユウレイグモ(百蟲譜39)- 佐々宝砂自由詩304-8-7
スクリプターレス・スクウェア- 佐々宝砂自由詩104-8-7

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