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矛盾した水槽の住人は
矛盾した椅子に腰をかけ
矛盾したテーブルにクロスをかけ
矛盾したグラスで
矛盾したワインを飲む

矛盾した水槽の住人は
毎日が矛盾しているから
その矛盾し ....
それを見つけたのはもう随分昔です


早口言葉みたいに呪文みたいにお経みたいに
聞き取れないような音で速さで
青で赤で黄で鮮やかな色彩で時に真っ黒で
真っ直ぐに進んで行きました
 ....
苦しげな雷鳴に飲み込まれ
灰色に溶けてゆく午後の中
向日葵の黄色の彩度が
浮いてしまっていて
それでも、向日葵は
いつまでたっても泣いたりせず
ああ、どうしてなの
滲んで ....
ことばをひとつ しぐさもひとつ
少しずつ忘れていく夏よ
眠れずに迎えた朝の匂い
今でもするよ 思いがけずに

熟れていくよ 奇妙な果実
伝えられない言葉の群れよ
温度のない思いは水色 ....
とても幸せな夢を見た
幸せな夢を見たのは久しぶりだったので 
自分のための墓をつくることにした

・三枚の画を用意する(クライン クレー 灰色とアイヴォリーと赫の抽象画)
・壁に立て掛ける( ....
灯りを付けない夕刻の
人のいない部屋の沢山の影が
角からふやけて
海になってゆく、深い、暗い
海になってゆく


肺に溜まる海って
苦しいよね、でも
呼吸と引き換えだ ....
マッサージで気持ちよくなって
つい眠ってしまった
目を覚まして慌てて会計に行けば
どこかで見知った顔が
「ごめんなさいお会計お願いします」
わたしがそう言うと
「まだですよこれからですよ」 ....
熱い日がまた来る
今日も暑いね
あの日も暑くて・・・
父さんにとって人生で最大の危機の日。。

熱い日がまた来る
思い出に熱波が押し寄せる
今日も暑いね
戦争は知らないけれど・・・
 ....
時 時々 晴れ 
ドキドキ 曇り
時たま 雨降り 

お庭では樹木の濃い緑のかおり
楓の薄い葉脈を橙色に透かして
ぼんやりとあかりを灯したよう

せみが癇癪を起こしたように煩く
辺一 ....
ひとりぼっちのダイダラボッチ
大きな花が欲しいと言いました
何故?
花占いがしたい
何を占うの?
昨日はどこに行ったの?
明日はどこから来るの?
愛はいつ見つかるの?

私は言いまし ....
われらの旅についてかたろう
われらとは わたしであってわたしでなく
すべての旅を ひきついでありつづける
おおいなるひろがり そのなかへ わたしもきえるが
われらの旅にはおわりがない
台風一過の
花丸二十丸な紺碧の青空
さわさわと風とクラゲが遊ぶ
ミンミンゼミは溺れた模様

徐々に あおが薄まっていくと
どっこい 生きてる ジジジジジと
大地を揺るがすうなり声が

 ....
なんの為に帰るの?
「意味のない場所へまた帰るんだって」
背中にコツコツと小石が当たるようで
私は苦い表情で振り返る

子犬を連れた少年がバスステップの下から見上げている
仕方なさそうに片 ....
えにかいたように
みごとにころんだ
あたまのうしろで
ものすごいおとがして
なにがなんだか
わからなくて
だいのじになって
ぽろぽろなみだがながれて
たいようのまわりの
にじいろ ....
練菓子のなかの干あんずを探るように
俺はストゥーパのなかを探ってみた

縞瑪瑙がひとつ布に包まれてぽつんとあった
そんなものだそんなものなのだと
以前誰かに聞かされてはいたのだけれど
俺は ....
明日がある
と貴方が言ったので
私はすこしだけ淋しかった

いつだっけ
明日がどこにあるの
と尋ねたら
東北東
と答えたのよね
貴方は

どこからくるのか知らないけれど
明日は ....
月の夜
わたしは犬と話す
板張りの部屋で
椅子に座り
大きな犬の頭を撫でながら
大きな窓から差し込む
月の光は優しく
犬とわたしを包む
指先に犬の体温
もくもくの白さに
うるさいぐらいに蝉時雨
目をつぶれば 見えてくる
オシロイバナで化粧した
チョコレート色した 天使達



         とうみつの甘さ
         シャ ....
わたしがむやみに数えるものだから
蛍はすべていってしまった


わたしが思い出せるものは
ひとつ
ふたつ

美しい光

いつつ
むっつ

美しい光

けれどもそこ ....
仕事中の脳味噌はとてもヒマだ。
だからビスを締めながらあたしは考える。

一日に24時間あるわけで、A勤かB勤の場合は8時間拘束、
AB勤は16時間拘束、C勤かD勤のときは12時間拘束。
通 ....
ある日、仕事を終えて
更衣室のロッカーを開くと
取り付けの小さい鏡の下に
お守りのようにぶらさげていた
5センチのくまのプーさんが姿を消していた

プーさんは
うまくいった日も
へまを ....
あっというま夜が暮れた
走り出したい

すべて断ち切って
踏みしめる大地も
漂う風も
いらない
夜が
あれば
みどりに腐った冷酷非情の都市よ
海底に眠り死を死んでいるルルイエよ
今こそ浮上せよ

われら人類の歴史は今日
終わりの序曲を奏ではじめる
狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードが
ネクロ ....
見上げている空にも
今ごろ風が吹いているのでしょうか
雲がゆっくりと
あるいは形を変えて

あのやがては消えていくものたちのように
わたしももっと強くなりたい
俺は「ありがとう」と言った。

朝起きてからずっと目の焦点が合わなくて俺は窓を開けて空は高曇りで
ノーテンキに雀が鳴いていて医者に電話をかけたら予約がいっぱいでど
うしてくれるんだ何か起きたら ....
燦々sunとおひさまサン
散々な夏とならぬよに

なつ なつ なつ なつ いけサマー

きサマとおれサマ どなたサマー

ゲコ ゲコ ゲコ かえるサマー

いるいるいるいる いるかサ ....
左からきた電車の窓に
私たちの姿が
映る

映る

あなたと
私との距離は

そうか
こんなふうなのか

それは
なんだかとても自然な
風景のようで

まるで
あなた ....
あたりまえだ

タイマー設定してたのだから

だが羽根がとまったとき

そこにわずかに情感が生まれた

羽根はぴたりととまらずあいまいにゆらりととまった

一般的に動いているものが ....
雨がしとど降る夕方にさえ
その図書館は
虹のなないろよりも多くの色彩にあふれているのでした

花はバラ色
空は空色
木々は緑

図書館に住む少女たちは
童話の勇気ある少女のように
 ....
全ての人に大切な愛だって
手に入らないこともあるじゃない
適当に感動して一日を潰した私
何もないのに無理やり泣いて
声が枯れたら
また日が暮れた


同じように過ぎていく時は
数 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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