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それから、ぼくたちは
かくれんぼをした
十数えて目を開けて
探したけれどきみはいなくて


それなのに、例えば
ぼくの腰近くまで伸びた草だとか
時折何かがはねているせせらぎとか
どれ ....
おみやげの賞味期限切れてた 手賀沼の畔

今、道の駅があるあたり

河童が一匹人を待つ

臆病河童の三太郎

道祖神の裏に隠れて人を待つ

手賀沼の畔

大きな椨(たぶのき)の影で

臆病河童の三太郎 ....
しずかな つばさの抑揚に
呼吸を あわしながら歩きます
しろさの きわだつ蝶を
追うとき わたしの 肩甲骨も
空を感じてました

「おたんぽぽしてるの
ふうてん とばそ」
 ....
どこまでもどこまでも
堕ちていくのが恋ならば
廻り続ける愛こそ望め

君との距離を保ちつつ
君の周りを廻ってた
君を優しく見守って
君の幸せ願ってた

何のきっかけだったろう
ほん ....
零れる光の碧(みどり)の中を
お散歩するわたしは
待っていない



もう、
不安や警戒とは
距離を置いたのだ



「森林浴の効能」なんて詩
書いたっけ

 ....
鉄条網の針を越え、
肉体の中へ世界が群がりやってくる
便所の鏡に向かって
拳銃を向けるポーズをとった老人にひっかかり
おれは両手を上げ、
挨拶する。
わたしはピクニックがしたかった

母にきくと
いいよと言った
ためておいたおやつを
バスケットに入れて
母が貸してくれたゴザを持ち
野原に行った
靴を脱いで
ゴザの上に座った
飴を ....
{引用=
目をさます
{ルビ灯火=ともしび}に光りをともす
夜の帳をとく
忘れれば 万物の命を病めさせる


部屋に家具ひとつなく
静寂に そこは
音という概念すらありもぜず

 ....
ゴジラに破壊された街

昨日人が往き来した街
昨日車が往き来した街
昨日喧噪と怒号の街
昨日軍が往き来した街
昨日ゴジラが破壊した街


ゴジラが去って何も無い

人もいなければ ....
身体のなかにわだかまっているものたちが心を刺す
なんだかチクチクして気色悪いのだが我慢する
もういいさ年貢の納め時だと何かが言ういや違うと別な声もする
人間はこうやってせめぎ合いながら生きてゆく ....
腕が切断されていく
苦痛にゆがむ口元
ぎりぎりと捻じ曲がる針金
漏れる息に混じりこむ声
椅子に座ったまま
ぐるぐると包帯が巻かれていく
皮膚が枯葉のようにがさがさになって
白い布の上に浮 ....
 トントントン
 コトコトコト

包丁でなにか刻む音
味噌汁や魚を焼く香ばしい匂い
いつもの朝の風景
ありふれている

それは
繰り返す風景である
そして
同じようでいて
 ....
僕は
犬になった
小さな声で
わん、と泣いて
僕は犬になった

犬の生活は
ことのほか難しく
僕にはうまく
泣いたり笑ったり
出来なくなった

ことのほか
難しい事の他は
 ....
水の上で鴨が死んでいた
鴨が死んでいた所に今日は
ラップで包まれた焼きそばパンが三つ
誰かが冬の川に
凍えたモノクロに着彩をする。

水鳥が笑う
夜のまぶしさに鳥が笑う
いや、命を考え ....
さようなら
ふしんはきえないし
うらみごとなら
たくさんある
だから
さようなら
あんごうかされた
ことばをあやつって
よくぼうで
どうぞずっとあそんでて
わたしはもうあいてしない ....
大きく見せる必要はない
かっこいい言葉
使いたい言葉
綴りたい言葉
伝えたい気持ち
衝動
恥ずかしさ
評価

できないことはできないし
やっていないことは埃を被ってそのままだ
 ....
僕は軽くなりたいんだこれまでより軽くね
重すぎる心と身体はもう要らないさ小鳥になって遊ぶ
僕は何者だったというのだろうかそんなのかんけーねーってか
乗り過ぎはいけないがぶっとしていてもダメだ
 ....
あざみの花が咲いた
あざやかに 色づいた
笑い草が生い茂る藪の中に 野薊
たおやかな仕草で天につきさす刃の薊
白い卯の花の薫りの路に まごうことなく薊
どこまでも続く道のところどころに 負け ....
守護霊が中二病 かつて 人は 
真夜中に天井裏をばたばた走る音に目覚めても
ネズミだと知れば安心して眠った

 家で餅をついていたころ
 鏡餅を刻んで 部屋に広げた
 子どものおやつを作るために…
 だ ....
僕は毎日怒られます

どんどんガミガミ
びくびくしょぼん

僕は本当によく怒られます(´・_・`)

でもそんなのたいした問題か?

世の中いろんなことが本当にたくさんあります

 ....
{引用=

詩を詠むように
風を読むものたちがいる


読経の声
いや、それは蜂の羽音にも似た
風だった


見上げれば、しばらく忘れていた空が
いそぐ雲を 連れ立ち ♯

 ....
散歩者たちが、特に詮索するのでもなく、歩行の余興のように視界の端にとらえておく果樹園。それは、少し中に入ればわかるが、空間を切り開き、うねるようにして迷宮を作り出している、風の身体によって隅々まで踏み .... 私は実家の南にある野菜畑で産まれた。私は幾重にも重なった肉の皮の中で、羊水に浸されながら、地下にへその緒を差し込んで、水分や養分を吸い上げて少しずつ成長した。その肉塊が十分熟したとき、肉の皮は一枚、ま .... 昨日買った文庫本
電車内で 読んでたら
意外なくらい するすると進む目。
逸るのではなく ただするすると。
奇妙な感じ。

そうだ!
デジャヴだ!
前にも読んだ。
ひとから借りて。
 ....
「赤ちゃんは
この世に産まれたのが 苦しくて 怖くて 泣くのです」
と誰かが言いました。

笑わせないでください。

産まれたばかりの赤ちゃんは まだこの世なんて知らないのです。
あの ....
一番 つらかった時代のことを 
あなたに 話した

放してみて 霞んだ生活に
何処か 懐かしさをも 感じながら

そんな筈はないと 律する心は 儚くて
もっと 吐けば 良かったのだろうと ....
地図を見ているだけでは分からなかった
山麓からゴンドラに乗り換えて頂上をめざす
青空 見下ろせば一面の銀世界に
「雪」と名前を呼んだら窓が白くくもった

標高1,400メートルを登る空中散歩 ....
想像できるだろうか
市民生活の中に拳銃が溢れ
拳銃廃絶は絵空事と思われる世界を

想像できるだろうか
拳銃の所持規制に対して
拳銃を所持する権利を
真剣に主張する人がいる世界を

想 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天使は川辺にて- あ。自由詩8*13-5-30
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守護霊が中二病- 北大路京 ...自由詩113-5-25
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おこ- 2012自由詩5*13-5-25
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果樹園- 葉leaf自由詩513-5-24
- 葉leaf自由詩713-5-24
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勝利- 凍湖自由詩5*13-5-22
分銅- 藤鈴呼自由詩2*13-5-22
3度目の付添いだが今回はスキーとは関係無かった。- メチター ...自由詩2*13-5-22
それでも理想はある- kauz ...自由詩11*13-5-21

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