すべてのおすすめ
 


そこまで行くのは ずいぶんだったよ
道があるとかないとか もうそんなんでなくてね
靴は 靴はまあいいのを昔買ってあったから
こう こうさ ざばあっと こう かきわけていくと あるわ ....
悲しみの釣堀をひけらかす
魚の泳ぐバージンロード
手のしわが直線だらけなので
手相がすこぶるよい
魚肉精神と手相精神の葛藤絵巻
から甦る土地のものぐさ
すべての平安時代は交通安全週間だった ....
僕のとなりに
座っているモノ 
ケダモノ

溶ける
重なる
曖昧な素体

やがて
意識の輪郭が
確かなものになり
今 再び視野に入るモノ

僕のとなりに
 ....
今夜の月は
半分しかないのに
風力発電の三枚羽根に
砕かれている
居場所がなくて
ぐるぐると、さまようものも
照らし出されれば美しいのだろう
今日も祈っている

風車越しに月を掴もう ....
帰ろうか、帰ろう
雲雀を見に
飛行機の音を聞きに

私の空想が止まる瞬間は
ワン!
という声が聞こえたとき
庭の草木すら記憶になく

ただ会うたび肯定してくれる
存在のもとに駆け寄 ....
暗闇の中 せせらぎの音だけが響いている
ぼんやりと見える水しぶき
岩陰には何も潜めないようで

だがそれは思い違いにすぎなくて
水しぶきのように見える放物線

微細な魚たちの鱗の鈍い光が ....
わたしがまだいきているから

かなしくてうれしくてたのしくてさびしい

それにきづいてしまったので

ひとりでおどるつきのよる


まっしろなまっしろなかみをひろげて

そのうえ ....
横たわっている、きみは埋没している
そのようにして
ひきとめられている何かが、横たわっているかつて息と
いっしょに投げつけられたもの。
みどりの、潜みで。
きみがぼくを迎え入れて、ただ
きみがぼくを
迎え入れて、ただきみが
ぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、その

夜の
むこうでは、歳月

きみが迎えられてい ....
両の手にさしだされている、きみは推し計られずに
両の手にさしだされている、
きみは推し計られずに


どこからぼくを見ていたのか、きみは
時間について
話すように、横顔で
 ....
冷たいお堀の水の上に 
桜の花びらが落ちていく
無音


しとしと
これは雨


影に
とじこめられる


鬱蒼と茂る木々のあいだに
用水路が流れている


ベンチに ....
 ジーパンに足を通す
 スニーカーを履いて
 アパートのドアを開ける

 ひとつの町に住み
 その町に射す
 乳白色の光の中で
 生活をする

 カンカンと階段を降りて
 ひとのか ....
 
いつからか
真夜中になると
ダンクシュートの途中で
目を覚ます

眼下には
シュートを終えて
遠いところへ歩きはじめる
祖父がいた

ボールがやわらかく
バウンドしながら
 ....
木の枝葉は肉食性、蜘蛛の巣のように光を捕食する。親である光は木の濃度に熔かされて死んだ。光の遺児は静かに渦巻き始め、魚のような復讐に、軋んだ泳路を貸し与える。遺児の波長が復讐の長さを測る単位となる。遺 .... 夏の雨が帰ってきた日
電車の行き交う河川敷で
嵐が運んできた枝で
薪には困らないなあ…って
ぼんやり過ぎ行く時間に蓋をして
現状のあまりのかなしさに
涙の雨も降らなかった日
写真にはやぎ ....
 
駅のホームで
乗り換えの汽車を待つ
少し味の濃い
月見そばを食べながら

かけそばにしようと思って
左ポケットを探したら
小銭が思ったより入ってたので

長い線路を
そばのよ ....
{画像=080325021315.jpg}

ぼくはNを持つよ
引き合う力が強く
反発する力が強い
君はSを持つんだ
不器用なところが似ている

お互い引き合う力が強いだけでは一緒に
 ....
正直今日の日はえぐれるような1日だった
いろんな意味で
あたしはもっと強くなっていかねばならない
昨日よりももっとぐるぐるめまいがした
あたしはもっと強くならなければならない

 ....
ラピスラズリは、青い。

惑星に似た丸い石は、原石のまま磨かれずにいて、
濡れてもいないのにいつも冷たい。

時々、水脈を聞く。

明かりを知らない水の奏でる音楽を。
明かりの届かない ....
書いて逆らうことを止め
暫く闇に流されてみる
空白は私を包んで
静かに冷える


蓄光時計は
カウントする
ゼロ−ワン、
光や熱の胎内で
確かに私たちは始まったが


彼 ....
しょっぱくて
小さな海みたいな
空からはらりと
やってきた雨みたいな
あの一滴は
海ほど大きくて
空ほど広い
かなしみや
よろこびの物語が
瞳の奥で
やさしい手のひらに
ぎゅっ  ....
ながい腕を
まっすぐに伸ばして
陽ざしをさえぎり
さらにずんずん伸ばして
父は雲のはしっこをつまんでみせた


お父さん
いちどきりでした
あなたの背中で
パンの匂いがする軟らかい ....
嘘がとりでから出てきたよ
えんぴつで○を描いたよ
じゅっことはんぶん
もうちびて描けない

嘘はじゅういっこ出てきたよ
みんなおんなのひとで
みどりやあかのドレス
あおやきいろのくつ
 ....
秋分の日は久しぶりの晴天
スーパーへの道のりも
穏やかな陽射しに包まれて

欠伸している
のはこの僕だ

スーパーへの近道は
途中で寺の境内を貫いて
道幅が急に細くなる箇所がある
 ....
住んでいる町は田舎で
電車は一時間に一本あればよいくらいで
待合室があるのが不思議なくらいで
今日は一冊の小説を携えていて
外は雨が降っていたので
回数券を買った

駅の待合室で
携え ....
もう、ずっと、葬列のターンだ
山裾から行儀よく
山頂までの道のりを進む
お前たちの名前は
アダルベロ
だったり
クロデガンク
だったり
ジグラム
だったりする
高貴な熊や
有名な ....
一粒が生み出す
万粒のめぐみに
くらり と
軽いめまいを感じ
くはあ と
空を見上げたら
しっしっし と
うろこ雲に笑われた
鉛色を映した屋根を幾つか越えて
街に響く、錆び付いたレールの
軋む音、
今日も始発の出る頃
そこでやっと夢から覚める
床に就く

この街に雨が降ったのは
何日前のことだっけ

高層 ....
朝、目覚めると妻がいなかった
身重で明後日には出産する予定だった
大きなお腹が隣から消えた
「好きだよ」と言うと「当たり前」と答える
あの妻がいない

ふらりと朝の公園へ出向く
鳩が悲し ....
 
本家にはいつも
猫がいた
本家とよばれる所には
いつだって
猫がいるのだった

お盆とお正月に
本家に帰ると
やはり猫がいた
けれどもその猫は
おなじ猫ではなかった

お ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水源- 縞田みや ...自由詩7*08-9-28
yesterday_all_my- 葉leaf自由詩408-9-28
ケダモノ- 大木円盤自由詩1*08-9-27
胸の前で祈るように携帯を- たりぽん ...自由詩22*08-9-27
雲雀と飛行機- 木葉 揺自由詩6*08-9-27
流体- kauz ...自由詩8*08-9-27
おどる- 自由詩208-9-27
潜みで- こもん自由詩5*08-9-27
ひとつの車輪が回っていった- こもん自由詩21*08-9-27
観測- こもん自由詩6*08-9-27
雨の桜- 渡邉建志自由詩4*08-9-27
sugarmagnolia- 水町綜助自由詩608-9-27
真夜中にダンクシュート- 小川 葉自由詩2*08-9-27
作戦- 葉leaf自由詩308-9-26
秋の夏の雨- たちばな ...自由詩12*08-9-26
左ポケット- 小川 葉自由詩708-9-26
一人の磁石は愛を持つか- beebee自由詩1308-9-25
レター(ミクシーより)- モリマサ ...自由詩40*08-9-25
旅の、あなた- rabbitfighte ...自由詩3008-9-25
創書日和【夜】夜に向かって- 大村 浩 ...自由詩18*08-9-25
なみだの話- 明楽自由詩208-9-25
- yo-yo自由詩21*08-9-25
- ふるる自由詩808-9-25
彼岸の中日- kauz ...自由詩4*08-9-24
駅と本- かんな自由詩9*08-9-24
グランツ- 嘉村奈緒自由詩708-9-24
豊穣- 明楽自由詩3*08-9-24
靴音とブルース- かのこ自由詩208-9-24
毛を舐める猫- 木屋 亞 ...自由詩5*08-9-24
毛を舐める猫- 小川 葉自由詩7*08-9-23

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