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昼下がりの公園
子どもたちが四、五人集まって
わいわいやっている
何だろうかと覗きこんだら
身体が一番でかい男の子が
カマキリを手に持っている
青い立派なカマキリだ

「今から、このカ ....
わたしから、
誰もがみんな目を叛ける
見える人には見えてしまうのか
わたしの眩しいくらいの死線が

わたしはい ....
玄関に靴を並べて
朝日を当てる

猫に餌をやって
ミルクをやる
顎の先を少しなでて
それから座る
座って朝日を顔に当てる
それから この身の全てに

夜の間に
オニがやって来て
 ....
きみのだいじなピアノがあって
叩けば壊れる鍵盤と、たたかなければ止まる音楽


調律したての
うつくしい音色が始まり粒になって外に雪が降る
夕焼けが結晶にぶちあたりながら
きらき ....
美しさがある見えない糸の整列にあるなら
その糸の端っこをちょっと引っ張ってみたい

その僅かなゆるみが美しさを引き立てるのだろうか

謎解きが残された人生が美しいように
言い切らない余韻も ....
{画像=121105232111.jpg}

祈りは切実

祈りは本心

祈りは真剣

祈りと題したこの絵

祈りを書ききったと

祈りたいですけれど

祈りが足りないかも ....
貴重な存在だからこそ

歌にもなる

とんてんかん とんてんかん

侮るなかれ

つちうつを

貴君等はどうぞ知り給え
捨てる神あれば
拾う神あり
命を拾われた
一人だったら
死んでいた。

皆よってたかって
励ましてくれて
会ってくれる。
見ず知らずの人を誘ってくれた。

皆ネットの人だ
一人 ....
目が合ったのさ
葉っぱの ちゃんちゃんこを着て
寒いのが来るぞって わいわい ざわざわ言わせながら 走って来たんだ

でも 目の前で一人が つまずいて

だから 分かったんだよ 赤いちゃ ....
針穴に髪を通す
布地にぷすぷすと縫いつける度に
疼きだすわたしの心臓
心臓にもぷすぷすと
穴が空いている
踞るうちに  ....
つれていって戦地、立ち向かわせて敵前、
ここは地という宣告のもと飛び降りようとしている
ふたつの目がほんとうは空を凝視している


きみのもっているぜんぶの切れ味をわたしに集中させて ....
キラキラの宝石を眺めるために
もう一度だけ クリック

探し物は 見つかったかい

タッチパネルの 御機嫌を 損ねぬように
目下の課題は 其れだ

話が逸れたら 仕方 無いからと
斜 ....
こんな夢を見た
わたしはぼたぼたと
血を滴らせながら
部屋中を歩き回っている
わたしには、
左手がないのだ
鋭い刃物ですぱんと切られ
血が止まらない

母親はいつもの ....
もうすぐ君の好きな

冬が来る




冬が最愛の

季節だなんて

高村光太郎みたいだねと

僕が言ったら



そんな人は

知らないと ....
さしだされた 日差しに
両手を広げ 
思い出を 手放す

記憶にない私の産着
世紀を飛び越えて 目の前にある紋付袴
晒された金襴の帯 鯨尺の和裁版 
沈没しても浮上する船箪笥 ....
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというやつのアンプ内臓ミニギター

先輩のショーさんにきいたら直すとけっこうかかるんじゃないって答え
 ....
何かとても疲れているようだった
家に帰れば 違う仕事を探していた
休みの日は面接に向かう度に耐え難い疲労を重ねていた
しかし土日も休み無く働かなければならないとは 過酷だ
僕らには苦い ....
野ばらの刺を肉に刺さるを

貧しい故に放置される幼子

被曝の危険を金銭にするを

知覚の外の事は
もっとある
それらを述べられないの

それを残念とする私を

誰も知らない
わたしの家のポストには
いつも一枚の封筒が入っている
その中身は、
黒い活字体で
「あなたの血を提出してください」  ....
街で


首を竦めてぼくはひとり歩いていたのですが。
日暮れ色で賑わう通りでは
うっかりしていると
さっさと擦れ違ってしまいます
だぶだぶな外套(オーバー)に身をつつみ
壁のような背中 ....
見た感じが やわらかい 風船石
風船なのに 石 
だからかな

ぷ〜ん と 遠くに 
飛んで 行って しまうの

捕まえたくて 追いかけるのに
船は風の波に揺られて ふわふわり
プー ....
青空いっぱいのクレパス
小脇にかかえて師匠が走る
予定より少し早い
このあがないきれない月をどこにやればいいんだ
くもは
水気をおびてたくましくくもは
ひろがった気圧のすきまからいっせいに ....
刻まれてゆく季節
夜半の雨は痛みをともなっていた

言葉で綴られる感情には限りがあるのか
ややもて余しているこの存在と日々

ただのスランプなら人生にはいくらだってあるさ
いままでやって ....
月曜日に食べた寂しさは
水曜日辺りにはすっかり消化されて
金曜日にはうんちとして出てしまった
うんちが出ると
お腹が減るので
土曜日に楽しさを食べた
だけど、楽しさは消化が早くて
日曜日 ....
夜は明け

雨は止み

(寒い)

つぶやいて

改めまして

毛布にくるまる

僕の胸のあたりで

マルコがくるまる

そういえば昨日、帰り

君は僕に

マ ....
幼いころの幸福な季節に帰りたいと あの人とうまく行っていた頃に帰りたいと 先生方に守られていた頃に帰りたいと それらすべての過去はもう死んだのだと 絶望的に死んだのだと なぜ諦められないのか 過去は共 ....  
想いの珠がふくらんだり、しぼんだり

どっくん どっくん 鼓動する


あたいは、生きる



 
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げきやすの しゃけのきりみは あじけない ころもまとわせ しゅやくになった

くうことに こだわることは はずかしい いじきたないと きみはいうか ....
商品が 色褪せて いたよ と
あなたは 笑う

褪せても 使えるよね と
わたしも 笑う

並ぶ おもちゃ箱を
設置 できる 幸せ

売る 姿を
眺め られる 有り難さ

子供 ....
時計の針が熱を出し
飴のように変形する文字盤
使い古された木製の乳母車が
らせん階段をひとりでに
転がり落ちてゆく

それを追いかけ飛び跳ねる
古びたフランス人形
音の鳴らないトイピア ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_カマキリの災難_】- 泡沫恋歌自由詩15+*12-11-9
_『架空の地上』- あおい満 ...自由詩4*12-11-9
起床- オイタル自由詩3*12-11-9
ABEGG- しもつき ...自由詩5+12-11-8
見分けるちから- 梅昆布茶自由詩2312-11-8
祈り- ドクダミ ...自由詩512-11-8
村の鍛冶屋- ドクダミ ...自由詩7*12-11-7
捨てる神あれば拾う神あり- ペポパン ...自由詩13*12-11-7
ちゃんちゃんこ- ぎへいじ自由詩10*12-11-7
_『投影』- あおい満 ...自由詩4*12-11-7
最前線ふたたび- しもつき ...自由詩812-11-7
指揮者は_キミ- 藤鈴呼自由詩2*12-11-7
『切断』- あおい満 ...自由詩3*12-11-7
冬の花- 多紀自由詩13*12-11-7
光る陰- るるりら自由詩18*12-11-7
はずれた音- 梅昆布茶自由詩16*12-11-7
販売員との立ち話- 番田 自由詩312-11-7
誰も知らない- ドクダミ ...自由詩4*12-11-7
『赤い督促状』- あおい満 ...自由詩3*12-11-6
秋を見つめてみませんか_三篇_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩18*12-11-6
風船石- 藤鈴呼自由詩4*12-11-6
まぜるな危険- メチター ...自由詩4*12-11-6
夜半の雨- 梅昆布茶自由詩1112-11-6
きれいな落ち葉をひろって- 小原あき自由詩7*12-11-6
クラウディ- 三田九郎自由詩4*12-11-6
twitter- 葉leaf自由詩3*12-11-6
生きる- 殿上 童自由詩22*12-11-5
夕飯- ドクダミ ...自由詩3*12-11-5
一番の_力- 藤鈴呼自由詩5*12-11-5
時間と光- sample自由詩6*12-11-4

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