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音を立ててブナの木は水を吸い上げる。
地下の滝は光を求めて上昇する。
森は暗く木々はみどり。
凡庸な言葉が指をすりぬける。

緻密な理論はブナの木に関わりがない。
ブナはただ立っ ....
たましい…だなんて
古臭いことばを
ミルクパン
で。どろどろに溶かしたら
ハートの型に流し込む

いつから
だった
かな

球体関節人形の
股間から
生まれてきた。わたし
だ ....
階段の踊り場のあたりで
父が釣りをしていた
家の中とはいえ
釣りをする父の姿が
再び見られるとは思ってなかったので
嬉しかった
子供のころ一度行ったきりだった
工場地帯の隅っこに広がる
 ....
おまえの乳房の形をたどって
月が闇に向かって死んでゆくぜ
ほら
見上げなよ
あんなにも
雲と星屑に讃えられて

死んで
このふしだらな世界からいなくなっちまうなら
 ....
行かないで、お願い

そう言って小さな女の子が俺の手を引いた
夕暮れ 海に落ちてゆく日は
どうしていつもあんなに決定的に
強烈に 
美しいのか

海辺の教会から ....
「種を蒔く」


種を蒔こう

花とか野菜とか植物の種を

ひとつでもたくさんでもいい



もし花なら、花束にして恋人に贈ろう

母の日には母にも贈ろう

それから大切 ....
ハイライト



白い光が、ぼくらを射してく
夢や妄想に近い場所で

簡単だよ、世界は回る
ぼくはもうそれを止められない

生温い風に溶ける煙
ぼくが吐き出すすべては消えてゆくよ ....
机は待ってます
春が来るのを
また芽吹く日を
小さな子が
自分の身体に触れるくすぐったさが
その感覚に似ていて
どこかに枝を伸ばしたくなる
少し離れたところで
真新しいランドセルが
 ....
他と
見た目が違うからと
 
除け者に、された
 
 
溶かせば
甘くなることや
 
そのままでも
他と
何ら変わりないことを
 
誰にも
気付かれずに
 
 
元は ....
何が味方で何が敵でも構わない
幸せであろうが不幸であろうが構わない
傷が増え心が病んでも構わない
偶然であろうが一瞬であろうが構わない

僕が何であっても
ただ君だけには笑っていてもらいた ....
はなさか爺さんのこぶは悪性の腫瘍だ。
だから{ルビ喫緊=きっきん}に手術を要した。
けれど、爺さんは聞く耳を持たない。
聞く耳を持たないから、耳をナイフで切り取った。
赤いものがきれいに飛んだ ....
夜を待つドライバーが眠る
黄色のタクシーが連なる駅までの道

すれ違うのはいつも仕事帰りの疲れた
サラリーマンかOL

しみったれたこの通りとも今日で最後なのだ

花束には真冬に不似合 ....
木がいさぎよく裂けてゆく。
節目をまばらに散りばめている、
湿り気を帯びた裂け目たち――みずの匂いを吐いて。

晴れわたる空に茶色をばら撒いて、
森は、仄かな冷気をひろげる、静寂の眩暈に佇む ....
さくらの便りが届く頃にいつも思う

4月が新年度だからか
裸ん坊だった樹々が
色を着飾っていく時期に呼応するように
春は変化のとき、旅立ちや新しい出会いが

その大事な一歩を踏み出す為に ....
桜の開花を待つことなく
君たちはゆく

若さとは強さであり
同時に弱さでもある

だけど安心しなさい

私が信じる君たちは
無限の可能性を持っている


桜の開花を待たずに ....
インターホンが鳴って
受話器をとる
誰も出ない
カーテンを開けて外を覗く
いつの間にか砂漠が広がっている
その真ん中を
うつむいた君が一人で歩いている
名を呼ぶけれど
窓の開け方を ....
世界

あっけなくこの世界は終わった
僕がいるのは何もない荒野です
思い通りにこの世界は終わった
救世主なんて何処にもいやしなかった

どうだっていいと
目を背けてた
問題のすべてが ....
僕、スルメ。
昨日、天日干し完了。 {ルビ字=あざ}二ノ八のおばちゃんに取り込まれた。

一ヶ月前は、海の中。 比較的、浅いところ。
淡い思い出ばかりだ。

先ず、ブルーオーシャン烏賊味噌 ....
ニュータウン


ぼくの街では
冷えたアスファルトや
コンクリートのビルが
そこらを支配しています

もう一度ここから
歩き出そうとしてる
躓いてばっかり
立ち直れないぼくです
 ....
裏庭で流木を見つけました。

流木なので、
どこからか流れて、
どこからかこの庭に、
流れ着いたのでしょう。
流木はぐっしょり濡れていて、
近づくと強い潮 ....
「今朝の関東地方の降水確率は午前中・午後共、全体にカサのマークに取り囲まれており、関東北部六十パーセント・・・ピッ☆」
テレビを消して、外に出る。外出するときは、カサを持たなきゃ。

「ガチャ」 ....
長い年月を波に洗われて打ち上げられた
流木のように古びた椅子に座っている
おまえがいるだけだった

正午の青空のした 影もなく

呼吸さえ 受動で
降りかかる陽射しに ....
潜水艦

虹色の海を渡る
魚たちを見ていたら
いつまでも
ここに居られる

気がしていた
だけどそこは
ぼくのいない
世界でした

ライラライラライライラ
流れ星も揺れる珊瑚 ....
湿った線香花火
火はすぐ消える
そんなのないや
勝手に夏を終わらせた

思い出橋の上で
歌を唄って
お上手ね
彼女は確かにそう言ったのに

ぽとりと落ちた火の玉に  ....
あしがいっぽんしかなくなって それでくるくるとおどります

すいそうのひろさは はじめから わからない

ひれにみたてたながいそでのふくは まわると とてもきれい

すそも まわるとまとわ ....
あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり

あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった

人生には幾つもの
改札があって

選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
今日はお姉ちゃんの卒業式だ
昔から卒業式はだいたい
今度入学する中学校の制服を
着ることになっている
お姉ちゃんもその一人だ
ぼくはいつものように
朝ごはんを食べている
いつもはみんな一 ....
※いちにちめ

朝起きたら
靴から花が咲いていた
綺麗な花ではなかったが
あんまり堂々と咲いていたので
迷った揚句に仕方なく
会社へは裸足で行くことにした

※ふつかめ

朝起き ....
「もくせい」



やあ、ひさしぶり。

ひさしぶり、どうしたの?

ぼくに芯が出来たんだよ。

へぇ、それはよかったね。それについて何か話がしたいの?

うん。ぼくの芯は新し ....
日が暮れて今日も塩屋に
ナメクジたちが集まる
口々に死にたい死にたいと言いながら
塩を求めにやってくるのだ
けれど感情が昂りすぎて
みな自分の流した涙で溶けてしまう
翌朝塩屋の前は
粘液 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
森は暗く木々はみどり。- 佐々宝砂自由詩807-3-19
IDOL- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-3-19
釣り- たもつ自由詩1307-3-19
花々- 水在らあ ...自由詩27+*07-3-19
ジプシー- 水在らあ ...自由詩38*07-3-19
「種を蒔く」- ソティロ自由詩6*07-3-19
ハイライト- ソティロ自由詩8*07-3-18
童話(芽吹き)- たもつ自由詩11*07-3-18
sweets(ザラメ)- 山中 烏 ...自由詩4*07-3-18
うそつき- 完食自由詩307-3-18
ルーレラ- ひろっち自由詩5*07-3-18
take_off- マッドビ ...自由詩3*07-3-18
森の心象___デッサン- 前田ふむ ...自由詩25*07-3-17
*青白い街灯の下*- かおる自由詩14*07-3-17
卒業する子供たちへ- ベンジャ ...自由詩10*07-3-17
駱駝- たもつ自由詩1307-3-17
世界- ソティロ自由詩5*07-3-17
スルメの人生- ひろっち自由詩6*07-3-17
ニュータウン- ソティロ自由詩4*07-3-16
「_流木。_」- PULL.自由詩16*07-3-16
カ_サ- 木棚環樹自由詩8*07-3-16
キス- 水在らあ ...自由詩32*07-3-16
潜水艦- ソティロ自由詩10*07-3-16
線香花火- なかがわ ...自由詩7*07-3-16
- ミゼット自由詩6*07-3-15
DNF- 恋月 ぴ ...自由詩46*07-3-15
お姉ちゃんの卒業式- ぽえむ君自由詩10*07-3-15
朝起きたら- 吉田ぐん ...自由詩2207-3-15
「もくせい」- ソティロ自由詩5*07-3-15
結晶- たもつ自由詩1507-3-15

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