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冷めかかったコーヒーが半分だけ残っているカップを取る手が

僕の向かいの席に偉そうに座るのが

お昼にかかってくる電話やメールの主が

今玄関を開けたのが

ニュースにいちいち文句をつ ....
エレベーターの中は
どこまでもお花畑でした
見たことのあるような花ばかりだったけれど
すべての名前を言い当てることは出来ませんでした
ああこんなところまで来てしまったのだなあ
と感じて
中 ....
あなたに似ている
と。言われたくありませんでした

わたしはわたしに過ぎず
あなたのクローンではないのだから

あなたがいなければ
生を授かることはありませんでした
それだけは否定でき ....
西へ東へ
南へ北へ
飛んで回る
笑顔を絶やさずに

皆に喜んでもらい
人が寄ってくる
頼られ、断れず
腰が痛い

仕事から帰り
床に横になる
アップルティーを入れる
平井堅を ....
とりが
わたしをねむり
わたしが
とりをねむる
しんや
ばすか
とらっくか
おおきなくるま
のようなものが
いえのまえを
はしっていった
とりや
わたしが
めをさましたりゆう ....
あっ、春が飛んだ
今、飛んだ
すぅと、まっすぐに
春が飛んだ
とてもうれしそうだ

おや、あっちでは
春が跳ねている
清らな音で跳ねている
春のリズムで
なんだか楽しそうだ

 ....
あなたが
この頃やさしいのは
何か企みがあるのかと
首を傾げていましたが
いま、この橋にたたずんで
ようやく気がつきました
もう
春なのですね


欄干にもたれて
あなたの
い ....
人間になったときに
長いしっぽは捨てたはずだったが
ゆうべまた失くしたので
蜥蜴になろうと決心した

体が楽になったのは
まっすぐで生きられるからだろう

背中が陽に染 ....
ずっと見て居たかったから

すっと見ていようと 心に決めたけど

まばたき は するし

靴ひも も ほつれるので

約束 は きっと守れなかったのでした

君は 肩落とす 準備を ....
忘れなさい


静かな祈りのように
優しい言葉で
私は途方に暮れてしまう

思い 惑って
開いた唇

言葉を発する事も許さず


忘れなさい



祈りは薄く
で ....
写真では思い出せる
ものがたりは忘れてしまった
楽しかったことの記憶だけ
振り返ることもなく

通過電車のあとを追う
錆びた風であれば
印画紙を風の色に染めて
完成する思い出

岩 ....
幾多の苦難を
一つ一つ思い出に変えながら
今日も夜空には過去が浮かび
月影は淋しさをなぞるように
きれいな円を描いている

たとえば
「さよなら」の四文字を
どの星にあてはめれ ....
あんたの腕から
しなだれ落ちる
赤い糸を辿っていったら
どこに辿りつくんかな

いろんな女のとこ
ぐるぐる廻りながら
なかなかその先が見えてこうへん
女の人が多すぎて
 ....
あの人は
私の幸いをただ祈ると言った
けれどもし
私が彼女を不幸にしたまま
幸せになったなら

あの人は私を憎むだろう

あの人が幸せになれるだけ
私は不幸でも構わない



 ....
永遠に続くのではないかと思う
言葉の咲く道で
彼はずっと歩き続けて
ついに道の上に座り込んだ

そこから見上げる空も
言葉がたくさん見えていた
ほんの少し
ほんの少しだけ休もうか
つ ....
ただそらだけがある
ひとも
たてものも
どうしょくぶつも
わすれて
すみずみまで
ひろがっている
きおくのそとがわから
ことりがいちわきて
はばたこうとすると
そらはきように
み ....
一人の少年が少し前を歩いている友達に
石を投げた
石は彼の頭にぶつかって
その友達はとても痛がった
その様子を見た少年は
腹を抱えて笑った

石をぶつけられた友達は
少年 ....
俺は学校の
トイレでタバコ吹かし
銘柄の違うのに交換し
先生に怒られた

家では梅酒の1升瓶を
隠し飲んでいて
親に見つかり
お説教もらう

彼女にもらった
マフラ、手紙すべて
 ....
ダッシュボードに斜めに突っ込んだ
おもちゃみたいなラジカセ、レゲエのリズム
全開の窓から
おまえは
ほっぺた出して
ぶるぶるやってた
子供みたいに

俺は
クラッチとアクセル
ジャ ....
はじまりはとても静かであたたかで目を開けた赤子は咲く花花を見ゆ
るるるると蛙の鳴き声が聴こえてきた青い田園を目を細め眺めるそふ

なんども口づけを交わす祭りの夜の恋人達蛍や花火の真上で黙るつき
 ....
カブトエビ、という
小さな甲殻類がいるそうですが
さっきから門の前では
牛に良く似た人と
人に良く似た牛とが
縄跳びをしています
縄跳びが終わったらあの人と牛に
カブトエビの話を聞い ....
大学を中退した
だって
だるいんだもん
ダイエットにも失敗
大好きな
ダーリンが
ダメな私から
だんだん遠ざかっていく
ださい
大音量で
ダナグローバー聴いて
だらだらとベッドの ....
息子が戦場へと行く
それを彼の父親と祖父が見送る
私はどうして息子が戦場に行くのかを知らない
私は何度も自問する
なぜ息子は戦場へ行かねばならない
なぜそのことを私は知らない
息子は父親と ....
学習塾に行く道で
おばあちゃんが一人で野菜を売っていた
何も言わずに通り過ぎようとしたら
どこへ行くんだね
と話しかけてきた
塾と答えると
そうかい偉いねぇ
今の子達は大変だねぇ
せっ ....
毎晩 あらって
ものほし竿に かけておく
毎朝 とりこんで
アイロンを かけてから
戦場へ おくりだす
まっ赤で
おおきな歌に
くだかれた夕暮れの
かけらをよせあつめて
ぼくはトルソーを
つくった


奄美の島ざらめを
たくさん、うみにながしたら
おおきな涙に ....
いつかみんなに
ワイドショー用に用意されたコンフェッション



目的地まであと10分です


(母 世田谷区)

音声で表示されていく地図たち
がひろがって
信号待ちから動き ....
名前は意味だ


狼を雌鶏に変えた鷲の嘴は
焼かれて煌く

聞いてくれ!と
散歩道で騒いだくせに
すっと黙るのは
卑怯者の群衆
{引用=

 森が育むのは
 夜という物体
 ....
詩集「人生の最中に」
         批評子

(序) 

 公子に

 薄暗き読書する部屋に
 時すぎゆきて30年
 海の泡のごと、生きてきしこの方
 争いもあり、愛もあり
 ....
爽やかに吹く風
そよそよと吹く風
または暴風
果ては台風までを手づかみでちぎりとり
乱暴に白いキャンバスに貼り付けて
「これがほんとの風景画」
などとのたまうじいさんがいる

 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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