すべてのおすすめ
いつからか
いつからなのか
延長戦に突入した
そのときを見過ごした
イルミネイション
唱えるたび
蒸気の純度が増してゆく
過剰にいきてる
いきすぎてる
その確信を
嗤うイルミネイシ ....
夜と朝の
境界線は
音もなく
やさしく引かれ
月の輪郭は
あわく
ほどかれ
いつのまに
僕らは
しんと
立たされる
夜の長さと引きかえ ....
明かりども近づくな
残酷な街明かり
孤独が
影が
輪郭が濃く
刻み込まれる
できたばかりの傷跡に
秋の夜風が吹きすさぶ
明かりども近づくな
すがる ....
見せないこと
言えないことで
人はたぶんできているから
呑まずにはいられない人
酔いつぶれている人が
ときどき無性に
愛しくなる
前後不覚になってさえ
....
どこで食べても
お味噌汁はご飯の右
ぼくはこの配置が苦手で
いつも、必ず
ご飯の左に置き直す
お味噌汁が右にあると
右手で倒してしまいそう
その不安でいっぱい ....
昨日大好きな大好きなドナルドに初めて会った。
びっくりした。
僕は34歳だけど、
写真撮影の順番待ちをしている50分で
みるみる子どもになっていった。
ドナルドとハイタッチし、
ハグを ....
くたびれたスーツに
アルコールの臭気をまとい
頭髪はやや薄く
終電近くの電車に揺られ
汗の浮いた首を
大きく揺らしている
悲哀を帯びた
男と女
最寄り駅 ....
君に触れると溶け出してゆく
眠りに落ちると溶け出してゆく
自分と自分でないはずのものとが溶け合ってゆく
厳粛な孤独なんて本当はないのかもしれない
と 朝が来て 君と別れ
....
まどろみの向こうからわたしがやってきて
ことばではない言い方でわたしを呼んだ
いとおしく触れられ、そして擁かれる
霧に隠れた向こう岸で川の流れを見つめていた
わたしの手を取り、朝のほうへ連れて ....
眠れない夜にはふらり
外に出てあてなく歩く
優しくて淋しげな
秋の夜の風の涼しさ
虫の音が
まあいいじゃん
と囁いているようだ
ふと目を閉じて
....
コーヒー飲んだって
飲み屋に行ったって
言葉にならなことが
言葉にしたいことで
言葉にできないから
詩を書いたりするんだよ。
誰に ではなく
誰か に。
「趣味は何ですか?」と訊かれて、「詩を書くこと」と答えるのは難しい。なんだかものすごく恥ずかしいし、そもそもたぶん、詩を書くことは趣味なんかじゃないと思っているからだと思う、心のどこかで。
....
いつも同じにしてるのに
甘い日と
苦い日
傘を持っていっても
いかなくても
はずれそうな空
一杯だって
同じ珈琲はないんです
しても
しなくて ....
subaru★さんの三田九郎さんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
イルミネイション
-
三田九郎
自由詩
2*
12-12-21
希望の朝
-
三田九郎
自由詩
4*
12-12-8
傷跡
-
三田九郎
自由詩
2*
12-11-28
流儀
-
三田九郎
自由詩
3
12-11-24
お味噌汁
-
三田九郎
自由詩
11*
12-11-6
ドナルドダック
-
三田九郎
自由詩
3*
12-10-28
宴のあと
-
三田九郎
自由詩
3
12-10-18
朝帰り
-
三田九郎
自由詩
2
12-10-6
おはよう
-
三田九郎
自由詩
3
12-10-5
溶ける
-
三田九郎
自由詩
4
12-10-2
宛先
-
三田九郎
自由詩
5*
12-10-1
詩を書くということ
-
三田九郎
散文(批評 ...
6
12-9-20
傘
-
三田九郎
自由詩
5*
12-9-8
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する