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はじめての電話口での溜め息は
恥じらいながら憧れの色
「何色か聴いてみたいなきみの声」
「歌った声に似ているみたい」
話す声は低いのに不思議だよね
愛(かな)しがる声は高くな ....
両手のひらから 掬った砂糖をこぼすように
太陽を背中にしょって 始発を待つように
便りが届く
穏やかな風が吹き
背骨がふるえる
思わせぶりを横にやること
厚みを保つ ....
とどくきみ電話の声にねころんで
正しく蒔いたわたしの母音
はじまりの予感にまみれ匂い立つ
いとおしい小さな過ちよ
今日もやっぱり晴れたよねわたしたち
多摩一番の ....
終末を知らないロマンチストたち
シンプルを形にして
世界を手のひらにのせたがる
枯れない花を得た途端に羽化してゆく
繊細な彼も
前衛的な彼も
シンプルに還ってゆく
....
満月のせいで
胸元に口づけしたい
それから背中に手をまわして
背筋をなぞりたい
たくさん言いたい
たくさん抱きしめられたい
その数年分の星の数だけ
だいだい色の満月
あたたかさ ....
9月
真夏日
ロックミシンと
直線ミシンに
電気を通わせる
いくつもの
ささくれだった傷を接ぐように
激しくも繊細に
針を打ち込む
壁に拳を壊す
いくつもの
波を立てる
....
背中が痛いよ
見上げればお月様
おなかが重いよ
だから
筋肉を伸ばしたり縮めたりするよ
今夜も
夜を着て
招けば水が湧きいずる
鏡に立木や鷲をうつしながら
わず ....
嘆こう
いつか早朝のラジオで聴いたんだ
「前半しっかりと絶望すること。
それが復活や飛躍への、ステップになるのです」
私たちの脳は生きるために
絶望と絶頂を繰り返す
友だちが教えてく ....
subaru★さんのたちばなまことさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
色と声
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たちばな ...
短歌
13
12-2-10
未満
-
たちばな ...
自由詩
21*
11-12-14
多摩のうた十二月
-
たちばな ...
短歌
18
11-12-13
simple
-
たちばな ...
自由詩
14*
11-10-23
満月
-
たちばな ...
自由詩
23*
11-10-13
9月/真夏日_針仕事
-
たちばな ...
自由詩
17*
11-9-16
夜を着る
-
たちばな ...
自由詩
19
11-8-9
嘆く背に桜前線の風が吹くように
-
たちばな ...
自由詩
19*
11-3-19
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