すべてのおすすめ
 



明日の今頃



赤い傘に



黄色い合羽に



踏みしめた道に



バスのワイパー越しの



瞳の奥に



閉 ....
とぷん

小石が水面をたたく音は
日ごとに高く
遠ざかっていく
あんなに彼方で
気泡がきらきら揺れている
自分が沈んでいるのだろうか
こんなに暗い
水かさが増しているのだろうか
 ....
寒気団の
肺の
永続的な空咳が聞こえる


どこに辿り着けば的中と呼ばれるのかを知らぬまま発射され
自ら目隠しをしたまま直走るガードレールのスピードが
白い


苦しげな吐き方しか ....
小学生の頃
「俺はみんなとは違うんだ」
って言うのを見せ付けたくて
みんなの前で蛙を飲み込んだ

中学生の頃
「俺はみんなとは違うんだ」
と思うたびに
あのときの蛙が胃の中で暴れだした ....
午前3時に、
「y=(sinθ+cosθ)(sinθ−cosθ)−1」
という数式を目の前にして
「分からない分からない分からない」
と唸っていたら
「何が分からないの?」
と隣から声がし ....
佛暦二五一三年三月生れの
ヤーとよぶ女に出会った夜
細胞の隅々まで思い溢れる  
早朝の散歩に眺める干潮の

タレー。遠のいて行く波の
後ろからあがきながらみる
果てないアヴァンチュ ....
手のひらに握っています

揺られるバスの中でも
校則の厳しい学校の中でも

わたしは模範生です

けれど先生方には嫌われています

わたしが右手を決して開かないからです

左利き ....
鳥は去り
木が生まれる
切られては元にもどる雲
光の枝
朝の頬
つつむ手のひら
空は青い傷のもの



雨の暗号の向こうへと
ひとつのかたちが飛び去ってゆく
 ....
いつの頃からだろう、この目に見え始めたのは
今更、こんなの誰も知らない
スピッツのCDで聞いてなかったら、解らなかった
よくある、赤い糸 ってやつ?

左手の薬指から生えている人が、多いこと ....
僕たちは今でも窓のないドアを開けるために必死の形相です
向こう側から何も考えずにやってくる眠りの群たちをよけるために
靴下も履かずに枕ばかり投げつけているのです

雲の層のような薄皮を2, ....
在来線各駅停車上りのホーム


時刻表 一番上の 
帯 に ひとつ 
‘08’ あおく うすく
ともって 


枕木 たたいて すさぶ
指の 握る すきまも
冷たく

朝陽 ....
はじめから
あってないようなものを
ほしがるしあわせを
まだもっていてもいいですか


まだまだ
あまったれでいいですか


そらをみて
ときどき
うそぶいてみたり
そのうそ ....
船の重さに泣く海から
浪のかたちの水柱
けもののように吠えのぼる
冷えては骨に染まる鳥
心なき王国をかいま見る



低い月の光にまみれて
甘いにおいを
鏡の道 ....
いそぎんちゃくちゃく、えきにとうちゃく。
ゆうふぉーふじちゃく、じたいこうちゃく。
いっちゃんいっちゃく、おーちゃんおうちゃく。
いちにちみっちゃく、いつしかせっちゃく。
ひょうがひょうちゃく ....
朝の訪れたこの空間がとても狭くって仕方がない
視界いっぱいに氷の窓ガラスが張り付いている

ミニチュアの残月を蒼さに溶かして飲んで
机の前にナイフとフォークのない朝食が

コップの上まで水 ....
馬に乗った旅人なんてできすぎなんだよ!!!
ば〜か


完璧なものにはがゆくなり
背負うものがあるとすれば

それはきっとあなたの笑顔です



悲しくないなどと嘘は言いません


その華奢な背に
やわらかく大きな羽でも持っていたのでしょうか



そん ....
プーケット島であそびつかれて
男たちはミニバスによこたわり高鼾。
たおした座席に足をなげだして
ふとめざめて窓越しにみあげるとき、

ああ空がとんでゆく。雲がながれて
刻々と色をかえる熱帯 ....
蜜柑の里の海辺の丘で
まるで童謡の一節みたいに
蜜柑の里の海辺の丘で
太平洋に浮かぶ船をみている

船は遠くて
たぶん大きいのだろうけど
ちいさくみえる
たぶん動いているのだろうけど
 ....
切なさをもっとたくさんください
君のお父さんとお母さんは
中途半端に愛し合っていて
ほんとうは 友達だったけど
セックスも何だかなまぬるくて
彼はずっと壁を見ていて 彼女は天井を見ていたので ....
雨上がりが
夕暮れに間に合ってしまい
その為に見てしまうもの、を
見ていました


結局は
全て冷えゆくというのに
明るみに出てしまったショベルカー、の関節
轟き続ける工場からた ....
まばゆさの
明かり障子 前にして
あらゆる形状の輪郭は 
努めて 溶け
まばゆさの内にあり 薄く 美しい水墨のようで
それでいて 
あらゆる形状は 悲しかった


思わせ振り ....
甘えてくるひつじ



この言葉に今、萌えています



想像して下さい



ふんわり・もこもこっ・ふにふに・・・



たぶん


べーと鳴く


めー ....
ちいさいくつは
ちいさいころにはいったっきりで
ちいさいおもいでとともに
ちいさいはこにいれて
ちいさいおしいれに
ちいさくしまいました。
ちいさいってなんてかわいらしくてかなしいのだろう ....
わたしのすきな
みっちゃんは
ぼくはとうさまのおはなやさんをつぎます。

ようちえん

しょうてんがい

しんせきたちのつどい
でも
ゆっていますが
いつも
うそのめをし ....
  げんまい


China Store
は知名商店
県立病院のはす向かい
時刻表が意味を持たない島の
まだ暗い時間から
白衣のままのインターンが
パンや牛乳を買って

{引用= ....
赤い 忌憚 の
ただ 中 を

棘 成る 不知火
喰 すすり

龍 の 大王
なま山 覚まし

海里 マグマ
の血に消える

裂ける 白花
破る 異質夜

ほ ....
わたし
たいよう
ひとりぼっち
よびかけても
へんじはない
なにもみえない
みんなどこへ
いったんだろう
わたし

わたし
つき
ひとりぼっち
さむい
こごえそうだ
 ....
さみしかったけど
雨が降っていたから
窓を少し開けて外を見た

空中で透明な雫達と
輪舞曲を奏でる
桜の葉たち
落ちてゆく哀しさは
私が見守ってあげよう

地で雫が揺れていた
桜 ....
 うまれた時に にぎっていたのは
 青いちいさな さみし石

 てのひらからもぐりこんだそれは
 ぼくの ひざっこぞうになった


 ときどき いたいの
 とっちゃいたいと おもう ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨、君が傘もささずに帰る頃、誰かが一人で眠る頃- AB(な ...自由詩304-1-9
小石- アンテ自由詩7*04-1-9
スピード- A道化自由詩404-1-9
蛙の咆哮- ヤックる自由詩304-1-9
やりかた- 半分自由詩5*04-1-8
ヤー_- 狸亭自由詩104-1-8
みぎて- 暗闇れも ...自由詩2*04-1-7
雨鳥の冬- 木立 悟自由詩304-1-7
人生劇場。- 自由詩304-1-7
窓から- あやさめ自由詩304-1-7
待つ- バンブー ...自由詩204-1-7
そら_の- AB(な ...自由詩3*04-1-7
光がひらく原- 木立 悟自由詩404-1-6
いそぎんちゃくちゃく- 半分自由詩1*04-1-6
水鏡- あやさめ自由詩204-1-6
ばかやろ。- 千翔自由詩104-1-6
ことば- 暗闇れも ...自由詩2*04-1-6
飛ぶ空- 狸亭自由詩104-1-6
まだ生きてるひとへの恋文- 佐々宝砂自由詩404-1-6
間違った- dendrocacali ...自由詩204-1-5
時刻通り- A道化自由詩304-1-5
水墨姿- A道化自由詩604-1-5
ひつじ- 暗闇れも ...自由詩2*04-1-5
ちいさい- かなりや自由詩404-1-4
しよむすび- かなりや自由詩304-1-4
げんまい- AB(な ...自由詩504-1-4
壊_笛- 砂木自由詩5*04-1-4
ほし- アンテ自由詩2*04-1-4
桜の川- 純太自由詩304-1-3
さみし石- こん自由詩504-1-3

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