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くも
もく となり
そら
らそ となる
36,000フィートから の ことば
は
とばこ
ですけれど
あなたへの きもち
が
ちもき に
なったとしても
....
あなた今夜はやけに暖かくない? と月が尋ねると
ああ、ロウソクの火が燃えているのさ と地球が答えた
この頃夜でも明るいのにロウソクの灯りが必要かしら?
明るすぎて見えないってこともあ ....
だって立体にだってなりきれてない
所詮 二次元ヒーローのキミが
四次元ポケットを持っているなんて
あんまりだと思う
雨が好きという小説を読んだことがある
雨が嫌いというのはあまり聞いたことがない
やらずの雨は都都逸にもあり乙なものである
城ヶ島の磯にふるなみだ雨はせつない
雨よふれふれも悩みをながす ....
第九、を
歌おう
裏声も雪のかたさにかすれ
鈴の音も惑う聖夜に
深く沈む想いと「僕」と二人きり
肩を並べて雪にとけて
それから
それから
....
-踏み切り-
たまに思うことがある
毎日は同じことの繰り返しだ
例えば私が竹ざおを黄色と黒ではなく
白とか青とかグレーと紫とか
そんな色で塗られていたとしても
同じように皆閉じていれば ....
君のフェラチオは駄目だ
駄目ではないが、駄目だ
思ったとおり
君がしそうな顔で
そのままで
君ではない、感じがしない
バスのことを考えている
とりあえずは、だ
その中で僕は傘の ....
-煙草の自販機-
ずいぶん
寂しくなりました
昔はね
夜中にぶらぶらと訪れる
思案顔の男性や
ほろ酔い加減の千鳥足のハイヒールの音をつれた
夜のお嬢さん方が
ああ!セブンスターはも ....
Ciao Totti!
チャオ、トッティ!
木目の、ピノキオ
君は何の亡骸か?
スクリーンに映し出された、Saga
湿った、蒼い敗北の風がピッチを吹き渡る
冷たいか?それ ....
今のうちには邪魔でしかないのに
この鎖骨の下の無駄におっきい山二つ
山って言ってもなんかプニプニしてて
木が生えてる代わりに産毛が生えてて
谷間は夏んなったら汗の粒が下ってく
こんなんは ....
もしもし
聞こえますか
「物質」が観測することができる
宇宙に存在する質量は
全体のほんの数パーセントにすぎない
残りは
「物質」では観測できない物体や
測定できないエネ ....
パランカ・トランカ
ぼくらの思いつきの架空の都市ですが
なにが名物だろう と笑いあいます
きっとそれはぎょうざのような食べ物で
チリをつけて食べるのでしょう
パランカ・トランカ行きの ....
ななつ のゆび
ことり なでて
みっつめに
つき つっついて
ちょっと なかせたら
ちょっぴり わらって
ここのつ めになきまね
──またの名をアナグマ。
(ムジナ暦:何が起こったか)
0年:ムジナ誕生。
誕生の経緯は不明。全くの突然に現れる。
この頃は名前がまだ決まっていない。
....
びっしりとつまった細字はかすみ
秋のかわりやすい天候のような
さむい冬のうすい存在と時間のような
たよりない国のざわめく都市の片隅
あたたかい寝床の中にもぐりこみ
じっと息をころし ....
どうも、熱っぽい。
目覚めると、洗濯物の半乾きのような臭いがする、日曜日の午後3時
降り続く空まみれにならないようにと、室内には干しっぱなしのシャツと靴下
お気に入りの革靴は、もう5回も ....
根っこ の傘
に ツカマリ
しゃぼん
いえロー
ちゅ
トレイン
はかねずみ とり
かかってる 奴に
驚くもんか
とどめ のさし方
にやり ちゅ
に
....
ひとよ、ひとよ
おちるこえのない、ひとよ
ゆびおりかぞえても、ひとよ
ねむればあける
いまだけが、ひとよ
きゃらめる 1
とけい
1
あさおきて
さいしょに
とけいのふりこをとめる
かおをあらって
きがえをして
おちゃを ....
澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
良きダイビングするために
黒いゴーグルの女は
永く待ち続けたのです
よき便りも
悪しき結末も
畢竟それだけの事だったのに
大陸性高気圧は
水銀柱を押し上げ
ちぎれた雲が
南へ ....
一陣の風とともに
夏が 去る
この夏もついに
去年の夏はすでにくちはてる
おさない日
戦火
くりかえされた汐の満干
階段にひしめいた軍靴
あれる海も
もえる恋も
一族の歓談 ....
雨が降ってばかりの午後の終わりになって
雨が止んでばかりであること、感づいた
数億粒の喪失、愕然として足を止めた
ずぶ濡れのアスファルト踏みしめるゴムタイヤ
が群れ行き
音、が愛撫を ....
温い溜まりへ ひとつ
温い溜まりから ひとつ
蛇口の縁から
温い空ろ の余滴
そこから始まった
輪 は
瞬時に
洗面器の縁で
終わる
ほら
蛇口の 縁で
ふたつ目が諦める頃 ....
骨壷をもうひとつと
父親は頼みました
寒い寒い一月の斎場で
白い骨になってしまった
母親を乗せた
鉄板をみんなで囲みながら
葬儀屋が用意してくれたのは
大きな骨壷がひとつと
....
暑中お見舞い申し上げます
今年は母さんの新盆だから
せめて墓参りにくらいは帰ってきなさい
父より
追伸
そういえばクロがおとと ....
その夜、男の子と居た。
でもやっぱり
手をつないだ相手は「夜」
男の子は何時でも皆先に眠る
子供のような寝顔でぐっすりと眠る
手をつないでくれるのはいつでも「夜」
ひとりぼっちにな ....
かなしみがぼくを襲う日は
なぜだか
地下鉄にのりたくなります
そんなときのために買っておいたオレンジカード
は
そんなときにしかひきだしから出しません
つめたい改札口は
地下への扉
あ ....
はだくると風がきけえま
かみんくる海になせてま
へめろほな丘にゆめめら
あろめてら嘘がはてらま
きら片靴を
てけれくらしま
はろさるい夏はきらとま
[まめ]
こまめにつかめ
たかめをつかめ
まめにかめかめ
わかめにごまめ
[ひめぎみのかぞえうた]
いちのひめぎみ いばらひめ
にいのひめぎみ にんぎょひめ
さ ....
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