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うちのとけいは
3ぷんすすんでいる

わたしは
なおしたほうが
いいとおもう

ほんとの
じかんが
わからないから
 
やさしくて 
ことば は 壊れて 
きらきら 
わらうのがくせで 
ああ、いいこだねって 
かんけいないところでささやかれて 
でも、レジに入金して 
もどってきたら 
あなた、 ....
翳りはじめた葉の陰でねむる日の
腕をのばし
触れた輪郭を
最初のものとして、覚えておこう

たゆたう
まだ眼をあけてはいけない
つたい流れてくる感触は、にぶい冷たさにふるえ
昨夜、飲み ....
やわらかい指先が、僕の人差し指を包み込む
やわらかい寝顔の中の、ふにふにした頬っぺた
やわらかい笑みを見つめながら、僕の目も一緒に
やわらかな田舎の夕暮れに、やわらかく溶けてゆく

風鈴の音 ....
 誰の所有でもない
 扇風機が回っている


 建売の新築住宅の壁にこびりついた
 電信柱の影は
 皮膚病
 二階の窒息のベランダに干された
 布団は
  ....
「世界の脳髄」ときたら
もういっちゃってるの
あっちのほうへ
えっ あっちがこっち?
こっちはあっち?
あるべき(恥ずべき)ぼくの
灰色の脳髄は空っぽ(からから)だから
どどうどどうと  ....
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
まとわりつく風に 色をのせる夢を見た


あの日 あまりに駆け回って
おかげで ぼくらはたくさん転んで
傷だらけになって 笑っていたけど
傷の消えた今 なぜか
あの日の笑顔に泣かされ ....
夢精した春の頃、
ボクの青春は 柳行李の片隅に
隠されていた。

押入れに積まれた
布団の染みから 
ボクは産まれたらしいが、
それは 赤色の混じったヤミ
だったと
ボクは覚えている ....
なにかをしようとするたび
あー もうだめ
ゆびやかみのけのさきから
きもちのかたまりがぽろぽろころがりおちて
あたりをうめつくすので
ゆきかきのように
かきわけてもかきわけても
おも ....
ひんやりという言葉が良く似合う

水色のタイルの壁

トタンでカクハンされた日はぼやけて

浴槽は静かにはかないと感じる

蛇口も必死に静寂を願ったけれど

それは夢に終わってしま ....
胸が痛い
鳩が住み込んではばたいているのだ
絞め殺してやることもできない
それは自分をほふることだからだ
スペイン広場でもないのに
鳩がぼくの内臓をついばんでいる
肺病や 肺気腫でもな ....
不思議な果実がなっているよ
って
黒い人たちが
ぶら下げられた木を
見て
涙いっぱい
こらえて
Billieは唄ったけれど

ぼくらの仲間も
海苔ひびの竹に
首吊されて

ぼ ....
滑り台の上で滑り出せずにいる
後ずさることも出来ずにいる
飛行機が滑り込んでくる
地面すれすれ
空気が摩擦して
夏が濃くなる

毎日を鏡に映してみても
逆さになる他は何も変わらない
 ....
                  「メリーゴーラウンド」 3

  夢のなか

夢のなかにいると判っているのに
夢から覚めることができない
くらいつまらないものはない
小説や映画な ....
魚肉ソーセージは
もう
冷蔵庫の隅に転がっていた
わたしにも
ママにも
アレックスにも忘れられて
オレンジ色のビニールをぎちぎちと太らせて
なんの目的があるのかも知らないけど
冷蔵庫の ....
夜の商店街走る走る自分の後ろ漂うドップラー効果

追いかける裏返った足音その他

鉄である壁のシャッター光はくれない口も開けない

前にあるのは後ろと変わらぬ黒

トタン屋根でも世界は ....
あまりに懇願されるので
試しに小指を与えてみた
男は急いで口に運び
コクリと飲み込むと
生あたたかい求愛がわたしに届く
唾液に光った男の喉をうっとりと通りぬける
わたしの小指

満たさ ....
あいつはとても優しい
プラスチックの歯ブラシが風呂場で
ふいに落ちたときにおもうくらい
それくらいさみしい
大阪で

散乱する破片を踏んでみてから
それが言いたいことだと気付く
僕 ....
魚津の水族館で
イシダイの一尾が輪っかを
するりと抜ける
そのとき
古い学習図鑑の白黒ページのイラスト
を思い出した

それが
    かげろう


{引用=
 蜃気楼の街 
 ....
ピンクのカエルを

メロンのゼリー液に泳がせてみた

この気候だから、まだ当分は泳ぎ続けるだろうね

月と自尊心は似た形をしてるけど

こいつらがいれば

冷蔵庫は当分用なしかな
 ....
にび色の
繭玉

落ちて
割れて
光を放つ
背中

苦しくはない
賞賛を
浴び

悲しく飛ぶ
ための
蒲焼きなんかにされてたまるか!


威嚇のために
鰭をいっぱいに広げて
跳び上がったのがいけなかった


まんまとハリにかかり
ひゅん と
潟スキーの人の手に
おちてしまった
とてもおおきなきもちをひろったので
めいっぱいふくらませて
そらにはなった
おおきなきもちはかぜにのって
たかくたかくまいあがりながら
ますますふくらんで
まちをすっぽりおおったかとお ....
電車に乗るどこかに連れて行かれる
たしかに
どこかに連れて行かれる電車には
ひどい恐怖があるとくに
闇の
なかを走り続ける地下鉄の
なかの蛍光灯
にぽっかりと照らしだされた人たちが
何 ....
こんばんは
泊めてください
って
うちは旅館じゃ
ないんですけど
帰ってください

と言いつつ
かわいそうなので
戸を開けると

彼が入ってくる

なんでこのひと
毎日みた ....
夏バテしちゃって
ソーメンばっかり食べていて
しばらく米を食べてなくって
米びつの米はほっぽらかしで

へんだなあとは思っていた
締め切りの部屋に小さな蛾が群れ舞うから
妙だなあとは思っ ....
青白い殺虫灯に
まっさきに誘われて
バチバチと音を立てて
まっさきに死ぬ。

燃え上がる火を見つけると
後先知らず飛び込んで
一瞬火の粉を吹き上げて
あっというまに死ぬ。

光に惹 ....
山ブドウのつたに
寄生しているから
ブドウムシと呼ぶ。
冴えないちっぽけな芋虫。

それがどんな成虫になるか
私は知らない。
たぶん冴えないちっぽけな蛾か蜂に
なるんだろうと思う。
 ....
わたしは
だれのものなのか
だれもおしえてくれなかったので
わたしは文字になりました

そうすると
色々なところで
わたしを使ってくれました

本の中にわたしが居たり
チラシの中に ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とけい- モエ自由詩504-8-18
派遣- ふう自由詩6*04-8-18
この朝、流れゆくものは- キキ自由詩1304-8-18
鋭角- 自由詩204-8-17
斜線が入った- カンチェ ...自由詩13*04-8-17
「世界の脳髄」- 青色銀河 ...自由詩204-8-17
ごらん、ゆうぐれる- みい自由詩68*04-8-16
少年期の氷結- 田島オス ...自由詩5*04-8-16
押入れの中- 多々田  ...自由詩204-8-15
だめなきもち- アンテ自由詩404-8-15
__- びわ自由詩204-8-15
伝書鳩- 天野茂典自由詩104-8-15
干潟の風景〜Billie_Holidayなコアジサシ- 草野大悟自由詩2*04-8-14
鏡面- 霜天自由詩704-8-14
夢のなか- アンテ自由詩404-8-13
魚肉ソーセージ- かなりや自由詩204-8-12
- びわ自由詩3*04-8-12
美しき日々- 石畑由紀 ...自由詩3204-8-12
大阪で- 船田 仰自由詩1004-8-12
カフェ・ミラージュ- AB(な ...自由詩5*04-8-12
_- びわ自由詩204-8-11
シルクワーム- たかぼ自由詩3*04-8-11
干潟の風景〜ムツゴロウの挑戦- 草野大悟自由詩2*04-8-11
おおきなきもち- アンテ自由詩6*04-8-11
地下鉄- 高橋正英自由詩604-8-10
おかえり- チアーヌ自由詩904-8-10
コクガ(百蟲譜46)- 佐々宝砂自由詩7*04-8-10
ヒトリガ(百蟲譜45)- 佐々宝砂自由詩6*04-8-10
ブドウムシ(百蟲譜44)- 佐々宝砂自由詩6*04-8-10
■マ○コ映像公開!■- よだかい ...自由詩2204-8-10

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