すべてのおすすめ
がっこうからかえると
おかあさんのからだがばらばらになって
いえじゅうにちらばっていた
あわてて
ぜんぶかきあつめて
しんちょうにくみたてると
とりあえず
おかあさんみたいなかたちに ....
エレヴェータ
ボタンを押す
こうして
ひとつの街が沈んでいく
そんな日があってもいい
ひとつの
エレヴェータのために
 真昼の冬空 
風は片っ端から雲に形を与えていたが
僕は言葉に出来ず 見つめる視線は気絶した
灰色が潰れた雲の上でジェット機が飛ぶ
ぼろぼろとなった空の鼓膜は 僕の声はおろか 
トラクターの ....
上から下を眺めて
もし落っこちたとき
やっぱりコンクリの上じゃなくて
芝生の方に落ちたいなあ
なんて考えてるうちは
無理なんだろうな
デパートは
大好き
熱帯魚売り場と
屋上が
あ ....
とても綺麗な入れ物を手に入れたとして
中になにを入れようか
なかなか妙案が思いつかなくて

とても精巧な物を手に入れたとして
どんな風に作ったんだろう
なかなか興味がつきなくて

 ....
 悲しまないで悲しんでいるような男や女が
広場になだれ込む
梢の上 彼の手は彼女の腰を出発した ようだ
ジュテーム ジュテーム 利根川に雷魚が戻ってきた
またもや文字は泳げなくなった
誰も見 ....
昭和元年が
自宅の階段から
滑り落ちて
踊り場の手すりに激突
品よくあつらえられた手すりを粉砕した。

七人兄妹の末っ子である昭和元年は
戦時中もすくすくと
ちりめんじゃこを食べ続けて ....
屋根裏部屋には
消しゴムの標本があるって
かりふぉるにあおじさんが
声高々に自慢してた
その中に
砂消しもあるんやろかと
梯子に右手をかけると
親指がちょとだけ(約1cm)
 ....
ルーシー
背骨の
ちいさな
口笛
小雨降りしきる
午後
ホリー、ヴァレンス、ボッパー
冷笑を
土曜日は
トウモロコシ畑
ジャケットに
52人
なにもかもが
飛行機事故
45 ....
ビタミンB

カミキリむしのC

ジャイアンのA

目玉焼きのK
に殺されるので
メガー!!

爆発するメガー
爆発印の常識米
食べ過ぎて
腹が膨れて
爆裂弾 ....
おれの飼ってる猿が死んだから
おれは公園の隅に穴を掘る
猿の大好物だったジェリービーンズと一緒に
冷たくなった猿の小さな身体を埋めてやるんだ

かわいそうな猿
コロンビアのジャングルで密猟 ....
水も飲まず
GAMEに耽って
夕方
肩の痙攣が止まらなくなったら
世界の肉をしゃぶりに行く
丸めた汗臭い服を構わず羽織って
液晶に浸かった神経を
引っこぬいて


ものも言わず ....
やわらかく夜は
わたしと明日のあいだを流れてゆきます


あなたは
向かいあう見知らぬひと、や
すれちがうたいせつなひと、や
ほんの1ミリのすきまでとなりにいる
わたし、

ふい ....
ダヒテ。



ダヒテの発音は砂のようで
ダヒテの腕はいつもきみどりいろな気がする。
 僕の魂は重みにつぶされたりはしない
 青梅線を走る送電線に巻き込まれたりしない
 そうなったら
 ....
じーちゃんは 耳が遠い
ばーちゃんは 歯がなくて発音が悪い

二人の会話は
何度も聞き直し
何度も言い直し
互いの顔を
くっつけるように近づいて
可愛らしくて
仲がいい

ばーち ....
「少女の名前」

ちょんちょんと
ケンケンを
庭石でしている
突然かがみこむと
名も知らぬ花に
手を伸ばす
摘みゆかれる花
かわいそうなお花さん
お花はきっと痛いから
摘まないよ ....
窓辺のてーぶる
並んだふたつの影を朝日に落とす
じゃがいも・いちご
似ても似つかぬ後姿の影を背に
似た たましいの まなざしそろえ
窓の外に光のたまる
明るいほうへ   *

 

 ....
どうして
しかられたの
まちがってることを
しちゃったから
なの

どうして
ほめてくれたの
できなかったことが
できたから
なの

なにかのためだとか
きまったことだと ....
水力発電所の前で
一休みした
谷川に丸木橋が掛かり
女子大生が恐々渡る
写真に撮る
若い男が怖そうに渡る
男なら走って渡れ
近くに来たので見たら
いつも世 ....
昭和麓拾年に第一詩を叫んだ
涙と共に溢れ出た其れは
母親を始めとする数人の中での
第一詩だった

昭和奈奈拾麓年に童貞詩を読んだ
熱い感情で紡がれた其れは
拾麓年目の人生の中に於いての
 ....
あなたの子供は駈けていきました
あなたの急を知らせに
道の向こうの
そのまた向こうまで
私が知らない間に
他の多くの大人たちが
それぞれの世界の片隅で
何も変えられないでいる間に
あな ....
そうして
僕らのこれまでの順路を
紙の上に書き出してみる
その上に雲なんか浮かべたりして
無駄に力を入れて笑ってみたり




過ぎ去ったあとで
自然に昔話ができれば
それはそれ ....
 ヘッドフォンはあたしを救ってくれない
 次第に締め付けられる頭
 バロメーター
 あてにならない
 不可能に蛍光ペン
 それから
 食卓

 世迷言 垂れ流す 毎日
 途切れない  ....
救う

掬う

なぜ同音なのでしょう

溺れかけの金魚を
掬い上げて
救いました

いやいや
待てよ
金魚が溺れるわけがない

慌てて水に戻したら
金魚は一目散に逃げ ....
さびついた
すいどうのじゃぐちを
ひろってきてくれたひと
さぁて きせきとやらを
おこしてみようか
ぐるぐるうでをまわしながら
ほんとなんにもないなあ
おしいれやどうぐばこをぶっしょ ....
ワリカンで飛んでったビールが
水族館で破裂した

目の前真っ暗
お先真っ暗

手さぐりで見つけたイカが
実は海に住んでいたらしくて
私は溺れた

コレくらい沈んだ
すこしだけ、遠くを考ることにして
足元の言葉など
深めの空へ向けて投げる
そこまで
届いた音を見届けてから
ぼくの窓からロケットを打ち上げる


高いところ
見渡せる、空が近い
た ....
歌が聴こえない。
碁盤の目の街角で、
うなぎの寝床のその奥で、

紋屋町に紋はない。
糸屋町に糸はない。
今織町に今はない。

上七軒の花が枯れている。
織機の歌が聴こえ ....
たくさんの紙片が撒かれて散って落ちてきます
これは誰かのカーテンコールなんでしょうか

私はそれを静かな病院の採血待合室、
大きな等身大以上のガラスから見ていました

降り積もる紙片
溶 ....
その頃
ぼくらといえば
美しい霜のうえを
自転車で完璧な曲線を
描きながら
ふるえる独奏者としての
ふるえるりんごの夕陽のことばを
所有してました
複雑なぼくらのようなわたしたちの
 ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なにか- アンテ自由詩20*05-2-12
エレヴェータ- 辻野克己自由詩205-2-12
こみあげる景色- プテラノ ...自由詩6*05-2-11
午後のデパート- チアーヌ自由詩705-2-11
ぎざぎざ- アンテ自由詩205-2-9
広場の悲しみに- プテラノ ...自由詩4*05-2-8
驚異の骨密度- 草野大悟自由詩4*05-2-6
梯子- AB(な ...自由詩605-2-5
アメリカン・パイ- 大覚アキ ...自由詩205-2-5
メガー- あおば自由詩3*05-2-5
死んだ猿の歌- 大覚アキ ...自由詩205-2-4
世界の肉を食いに行く_a- 大村 浩 ...自由詩7*05-2-3
やわらかく夜は- 望月 ゆ ...自由詩23*05-2-3
ダヒテと世界- 嘉村奈緒自由詩2005-2-3
なかよし- さち自由詩25*05-2-2
少女の名前- 梼瀬チカ自由詩9*05-2-2
早朝の青空に消ゆ_みすずノ星の_澄んだ瞳に見守られ・・・- 服部 剛自由詩12*05-2-1
あした- アンテ自由詩405-2-1
発電所- あおば自由詩2*05-1-31
蒼イ春_/_9TEEN_the_Night- 虹村 凌自由詩7*05-1-31
駈けていった- 岡部淳太 ...自由詩12*05-1-30
通り雨が過ぎても- 霜天自由詩1505-1-30
ファミリアル- 細川ゆか ...自由詩205-1-30
すくう- 大覚アキ ...自由詩505-1-29
もしもし- アンテ自由詩805-1-29
ブれる- 加藤泰清自由詩205-1-28
ロケット- 霜天自由詩705-1-28
「_西陣。_」- PULL.自由詩3*05-1-27
紙片- ふく自由詩4*05-1-27
うた- 青色銀河 ...自由詩905-1-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111