すべてのおすすめ
ただよって ふかく 
抱かれて ひろがり
水となって しかし
すべてを忘れ 風の   
かなたで あふれる
つきぬけるような青空だ
天国の存在も許さぬほどに

旧年度の引き継ぎが終わり
神様は後任のために天を掃除した
きっぱりと片付いた空に満足し
目を細めれば

見よ 地上には桜の煙り
赤 ....
なにも言わずに
雲をしぼっては
しずくを たらしてくれた
みずいろの影が
塔のように たっている
こわれるまで かかねば
ならぬ いいわけもなく
ひたすら くちびるかんで
わたしの わたしが
ほんとうに なくなるまで  
その舌の根の
乾かぬうちに
あやしく
くるしく 
はじまる わたし
きよらかな恥辱を
浪費して
おしまいに
わたしよ わたし
薔薇と咲け
あこがれて あきらめて
うちひしがれて 汚れた
たましいを つきることなく
あらって あかぎれになった
おかあさんの手に 接吻してもよろしいですか
序列と権威から遠く
(そうであることが必要だった)
ぼくは夢の ドミノたおしの黒幕を
暗殺するため たったひとつの武器である
ことばを 自分自身へ向けたのであった 
抱きしめると
あなたが
ガラス玉の寄せ細工に
思え
はじけ飛ぶ
その寸前を確かめたくて
そっとぎゅっと
力を入れる

と、
あなたは
小さな咳をするので

腕をゆるめて
顔 ....
かわべりで おにぎりを
たべているとき ライオンがきて
たてがみをはずし じゃぶじゃぶ
あらいだしたら まちがっても
めをあわせては いけません 
おとこが さばくで 
星を かぞえている
ひとつずつ 指さして
いまにも 泣きだしそうな
顔で けしている


●関連作品
海難の話→http://po-m.com/forum/sho ....
星を なくして
みすぼらしいまま
たおれるたびに 砂をつかんで
たちあがる はてしのない
夢のなかに いるとしたら 
はじめからなにも
なかったみたいに きみも
ぼくも いつか消えるから
もっと傷つけあおう ふかく
愛しあおう いさぎよく
ホントの詩を語りに
風のなか 集まろう
みんなが いっせいに
この指 つかんだので
ぽっきり 折れちゃった
手をつながない
なかよくしない
月のうらがわを
のぞいても
とびこんだりしない
剣士がドワーフに めくばせをした
魔法使いが呪文を となえはじめた
ぼくはあわてて お姫さまをマントにかくした
「汗くさいわよ」
「うわ ごめん」



●関連作品→http://po ....
ほこらかに だれにも
似ていないことを
きそいあっても じぶんの 
言葉など ないと知りながら
がんばって てんぱってます
いっそ よっぱらって 
しまえ ぐでんぐでん
ぜんごふかく ぐえっ
とか はきちらして
しぬほど くるしめ
苦悩のあたらしさを
うしなって 道がおわる
そこに はこんできた自分を
泣きながら捨てると
また道が はじまる
こわれた たましいの
かけらが 寄り合って
ぼんやり ひとの
かたちを つくっている
影がないので それとわかる
麦が降っている
魚が立っている
耳が語っている
あなたはかくも
祝福されている
そして すみやかに崩壊が
つづいている いまを
いとおしみ 儀式の日に
ひろいやすいよう
骨を みがく
難しいことは
良く分からないけど
君と僕には
同じ血が通っている
それだけで優しい痛み
怒る怒る怒る怒り狂ったボールが大爆発炎症
爆発爆裂莫逆非道の大殺戮が瀰漫する日曜日
殺せ殺せ殺せと子守歌の輪唱竜胆胴田貫正国
がらんどうの地下道に待避せよ神経衰弱の蛙
がらんどうの脳味 ....
誓いの しるしは
むすばれた
手でなく たがいを
うちつらぬいた
星のきずあと
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
「お土産は、何がいい?」と
聞かれたものですから
私、何とはなしに
「らっきょう」と答えたの


お父様とお母様が夕食後に奏でる
小気味良い音が好きなのです
ぽり ぽり ぽりり
 ....
みきわめて いっせいに
ちらした そのわけの
まさにその ありかへ
りょうらんと はなを
おくって たむけとする
シンジュク駅地下の廃墟で
道に迷っていたドワーフと
異貌の剣士を 運命のように
東急ハンズへ 案内してあげた
春の帽子には 穴があいていた


●関連作品
ドワーフの大冒険の話→htt ....
「理由」
 
 今、また飛び立っていった

その跡地に残っている匂いを慈しみ
つま先に少しだけ残った春を払い落とした 
することもないので、踵の重さを告白する
あなたが、立ち尽くしていた ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(言海の話)- みつべえ自由詩706-5-11
天国- 岡村明子自由詩106-5-11
そろもん(師匠の話)- みつべえ自由詩406-5-10
そろもん(自己放下の話)- みつべえ自由詩206-5-7
そろもん(カルマの話)- みつべえ自由詩206-5-6
そろもん(エピローグの話)- みつべえ自由詩206-5-5
そろもん(聖母の話)- みつべえ自由詩306-5-4
そろもん(懺悔の話)- みつべえ自由詩406-5-3
臨界点- たりぽん ...自由詩14*06-5-3
そろもん(遠足の話)- みつべえ自由詩1206-5-2
そろもん(ロマンの話)- みつべえ自由詩306-5-1
そろもん(疑惑の話)- みつべえ自由詩506-4-30
そろもん(銀婚式の話)- みつべえ自由詩306-4-29
そろもん(集会の話}- みつべえ自由詩606-4-28
そろもん(マナーの話)- みつべえ自由詩806-4-26
そろもん(ボスキャラ接近の話)- みつべえ自由詩406-4-25
そろもん(リーチの話)- みつべえ自由詩306-4-24
そろもん(惑溺の話)- みつべえ自由詩406-4-22
そろもん(歴程の話)- みつべえ自由詩1006-4-21
そろもん(常夜灯の話)- みつべえ自由詩1106-4-19
そろもん(誕生日の話)- みつべえ自由詩306-4-17
そろもん(知命の話)- みつべえ自由詩106-4-16
それは家族という- 美味自由詩3*06-4-16
サッカリン- あおば自由詩5+*06-4-16
そろもん(盟約の話)- みつべえ自由詩606-4-15
断片集「幸せの庭」- 簑田伶子自由詩46+*06-4-15
薔薇と_らっきょう- 千月 話 ...自由詩24*06-4-12
そろもん(木の詩人の話)- みつべえ自由詩406-4-8
そろもん(遭遇の話)- みつべえ自由詩106-4-7
迷彩- 英水自由詩5*06-4-7

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