すべてのおすすめ
そんなとこに隠れていても無駄ですよ。
だって、匂いで分かるんだから。

今日の空はピンク色。
だから、許してあげます。
神様に、感謝してね。

アップルティーを用意したので、
チーズケ ....
濃い緑色の瓶は
ひんやりと冷たい

ラムネっていうのよ
ヒロコちゃんが
わたしの耳元でささやいた
花壇の柵に二人もたれて
瓶を高く掲げると
緑の濃さが変化した
きれいな瓶
 ....
踏んだ


二度、踏んだ




違う


全然、違う


今、キリギリスの話は全然していない
シェリー・シェリー
元気ですか? という意味だと
いうことにして ビール

浮かんで浮かんで押し寄せる
図らずもまわるカラッポの観覧車の午後1時に
昨日電車から眺めた風景の残像でした

 ....
花に触れた虫たちが
ひらきふるえる花になり
花のまわりを
まわりつづける


暗闇のなか
さまざまな数字たちが立ち上がり
わずかに差し込む光の下で
花粉のように踊り ....
学級委員のももちゃんは、
いたずらっ子の男子をこらしめます。
今週は7人の男子が女子に謝罪をしました。

青島君はめげません。
ももちゃんのスカートをめくりました。
はじめて、めくってもら ....
白昼の深い穴を彼等は掘る
彼等のものである棒で
彼等のものでない皿で
大地の中で生き延びるため
横臥して祭祀を待つために
一つの表情を埋葬する穴を彼等は掘る
流星を厭いつつも上官には従い
 ....
飛行機は鳥

くるまは虫

カンガルーはポケット

紫陽花はリトマス紙

彼女は猫背

ぼくは円周率



   詩集「時遊時間」より
〈君がマンホールの小さな穴に吸い込まれる〉
もう何日にもなる。
だから僕は一刻も早く、君を探さなきゃいけなかった。
ずっと寄り添ってきたはずなのに、何も言わずに君は夕焼けと一緒に行ってしまった。 ....
さいきん
じぶんの
はんぶんが
じつはおとこで
ななしの
ははおやであることに
きづいて
とこにふした


いやなこった


せけんのはなしなんかじゃない
にんげんは
に ....
イメージするということ

たとえば

ゴキブリいっぱいのプールに放り投げられるということ

眠っている間に鼻の穴から寄生虫を入れられるということ


イメージするとい ....
白い壁の
薄黄土色のドアの向こうに入る前に
これを持ってて
と渡された
エアキャップ

ぷちぷちと
つぶして待っていればいいんだろうか
それとも
ドアの向こうから戻ってきたら
自分 ....
十九世紀の石造りの建物が
蝟集する街
周囲に広がる田園や川や木々の緑の
歪んだ円形が
豊かにどこまでものびてゆく

牛糞が舞い
排気ガスや人の群れの
めくるめく騒音の海から隔てられて
 ....
マンモスは氷の中にしかいない
過去の或る時
きっと氷河期の氷の上で
跪いたきり
起き上がれなかった

マンモスは
それきり一頭残らず
地上から消え
今はマンモスは氷の中にしかいない
 ....
 秋の連休の最終日に
 剣神社のほうらい祭りがある
 小さな町のことで
 老若男女こぞっての縁日というところだ


 小学校低学年の女の子がボールを投げ 
 オッチャンが外れ ....
少女が外に出てくると
夕焼けが昇りはじめ
朝となる彼女の世界
「いつだって始まりが終わりつづけている」
そう言って
細めた目の中で
全ての映像は押し潰されていった

塵となったものたち ....
見知らぬ都会の夜
人ごみをかき分け
「すみません、手相の勉強をしてる者ですが」
の声を会釈でよけ
{ルビ潜=もぐ}りこんだカフェでコーヒーを1杯

( 日中の{ルビ時間=とき}は遠き夢な ....
祈りをこめてやれば
たどりつくと
おもっていたんだから
赤いくちびる
霧でみえない
やわらかな膜

せなかの音
呼びたいのは何
赤い点々
地図のうえ
おちる
うかぶ

 ....
雪虫という虫を知らないが
今日、雪虫を見たような気がする
すうっと目の前の少し高いところ
お尻にちっぽけな綿のようなものをつけていて
体はなんとなく水色だったと思う

風の中、雪の匂 ....
インド最大の商業都市ボンベイ
高級ホテル 三十五階建てオベロイタワーの窓から見下ろす
女王のネックレス

アラビア海に沿うて
ゆるやかに湾曲してはしるマリンドライヴは
女王のネックレスと呼 ....
生駒さんの餅まきで
みっちゃんは手を伸ばしとったけど
その手に餅は届かず
白い紙切れだけが絡んできた


帰り道

こんなんいやや
とちぎろうとしたころ
竜田川の迅奈良が顔出し ....
幼かった私たちは
この蝶をヨツアシチョッチョと呼んだ。
今はもうそんな幼稚な名では呼ばないが。
私たちは誰も大人びた名称を知らなかったのだ。

でも私たちは知っていた。
昆虫は六本脚という ....
昼休みの中学校の教室に
セセリの群れが舞いこんできたことがある。
女の子たちは気持ち悪がって騒ぎ
男の子たちは争ってつかまえた。

鱗粉は毒だと言われていた。
茶色いし羽根の閉じ方が普通の ....
毎日、あたしは金色の坂道をのぼるの。

街路灯とごみ箱と赤い自転車。

あと、あの小石とダンボール。

と、あたし。

長く長く、伸びた、かげ、たくさん。

小さく伸びた、かげ、ひ ....
不機嫌な運転手の硬い毛髪の臭いに堪え
埃塗れの道を走り続けて永い時間が過ぎ
険しい人の顔が溢れ活気ある村落に着く
下半身に溜る不快な重量は増大してくる
乾季のただ中に晴れ上がった大インドの
 ....
ピンクレディーを聞いてます。
『S.O.S.』は踊れちゃいます。
自慢なの。

そんなことより、もう、12曲目。
早く、明日着ていく服を決めなきゃ。
 
 
 朝 二台並んだクリーンベンチの前に座り
 ルーチンワークを始める
 もうひとつの椅子にはいつもの相棒Sが座る
 「サザエさん症候群」
 マスクでくぐもった声が話し出す

    数 ....
 ねぇ知ってるわたし
 開襟ボタン二つ開けて
 コンコース
 階段上から三段目で
 すかすかメール打ってるふりして
 下からのぞくあなた みてて
 値踏みじゃなくて
 放課後さがすの
 ....
私から風が生まれる
気まぐれな風が生まれる
一瞬 あなたの風に吹かれて
少しだけ 大きくなったみたい

風は吹き止まない
時が決して止まらぬように
若い愛はまだまだ荒削りで
カタチが一定ではない
まだまだ真綿でくるまれた
うぶな部分を持ち合わせている
胸中は欲望の渦の中
独り暴走を始めている
だがその欲望にいやらしさはない
子供のミ ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大きなねずみ- 浅野 す ...自由詩503-11-24
ラムネ- アンテ自由詩603-11-24
キリギリス- Monk自由詩803-11-24
シェリー・シェリー- nm6自由詩1003-11-23
日々の花- 木立 悟自由詩303-11-23
芽生え- 浅野 す ...自由詩503-11-23
掘る/彼等- 大山猫自由詩203-11-23
未題- 石川自由詩2+03-11-23
マンホールの下- 前方後円 ...自由詩403-11-23
とぶ- 石川自由詩703-11-23
Imagine._And_imagine.- いとう自由詩3203-11-23
預かり物- AB(な ...自由詩303-11-23
カルカッタの動物園にて- 狸亭自由詩303-11-23
マンモス- まんぼう自由詩403-11-22
ヨイヤマ- AB(な ...自由詩403-11-22
オレンジの朝- 前方後円 ...自由詩403-11-22
しまパンえれじい- 服部 剛自由詩5*03-11-22
りずむ- 石川自由詩703-11-22
雪虫- 小池房枝自由詩3*03-11-22
女王のネックレス- 狸亭自由詩203-11-22
迅奈良と幣_(じんなら_と_ぬさ)- AB(な ...自由詩403-11-22
ジャノメチョウ(百蟲譜11)- 佐々宝砂自由詩603-11-21
イチモンジセセリ(百蟲譜10)- 佐々宝砂自由詩403-11-21
ジョニー- とっこ自由詩103-11-21
水牛を追う少女- 狸亭自由詩403-11-21
ピンク・タイフーン- 浅野 す ...自由詩803-11-21
日曜の夕暮れ- AB(な ...自由詩403-11-20
「ねぇ知ってるわたし」Good-Bye,Mikiki- バンブー ...自由詩203-11-20
かぜが- 春日野佐 ...自由詩403-11-20
愛の歩幅- 本城希望自由詩103-11-20

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