すべてのおすすめ
くうきを
よせあつめて
かためて
わたしをつくった
とてもうまくできたので
ふくをきせると
やあやあ
あとはすべてまかせたまえ
くうきのわたしは
さっそうとでかけていった
きょ ....
一心不乱の息づかいが
助詞をくるわせ
やつらのアイドルの地位を与えるのだ
何だ 君は
ただの委員長じゃないか
少しばかり髪が綺麗なだけじゃないか
笑ったりするな
海には
ばらまかれた空が広がる
雲はときどき
空を恋しがって飽和する
眩しいくらいに雨を降らせたなら
やがて雲は白い波になる

ふゆの海では
鳥は幾千もの残照と背中合わせで
お腹はい ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
私が暮れた
それは見事な暮れ方だった
爆竹が散って
散っただけで火の気がない


何か分からないものが
動物に乗っていた
乗り回して
尋常でない速さでいってしまい
草原は暮れる
 ....
静かなひかりありました
わたしなにも言いませんでした

歩いていると辿り着きました
足下に打ち寄せてくる全ての波の約束を聴いています

ずっと前のところにはずっと前のことや
或いはずっと ....
それは 破綻だった 小さな部屋で
はじまっていた 壁が不必要に白すぎて
かといって 何を置けば あるいは ただひとつの
窓に 何色のカーテンをかければ その白が
中和されるのか わからなかった ....
空には幾世代もの飛翔した軌跡が
白く重なり
海には幾世代もの尾鰭の跡が
果てるともない波を繰り返している

そしてぼくらはときどき
幾世代もの記憶の上に立って
詩を書いていたりする
ち ....
 嘔吐- 間-
チックのアパルトメントの黙声
ベランダのラベンダーツが
風船の木星を射る
パチン! 破裂した木星から
徒花のシャワー 火壇では
枯れ木下 蛾列記した賛辞の
お可視の雨と無 ....
鈍く光る銀色のドアノブをひねり
といれに入ると
窓辺にはうす桃色の{ルビ薔薇=ばら}が咲いていた

水色のすりっぱには
背中合わせのふたり
男の子は贈る花を背に隠し
女の子は四葉のクロー ....
液晶が 関東平野を東へ走る青年 を映す 速度にまつわる素朴な
感嘆は冷気にあてるとしぼむ はずだから「ああ」という呼気をふ
くらまさず口のなか でビールと混ぜてのんでいる 速度よりも  ....
厳しく枯れたアスファルトへ
刺さり損ね
刺さり損ね続ける、冬枯れの枝葉の
その陰、から
密かな微かな摩擦、それは残像です


かつて彼らは節足動物でした
密かなのは、そ ....
  

なにか?
とあまりにも
涼し気に微笑む君
のせいで
僕はとりあえず
牛乳飲んで
落ち着こうと思う
確か僕は
君の肩に手をまわして
さりげない愛情と
そこからなにげなく続 ....
それなのに
知らないリズムだ
ヘッドフォンから
グレーの土手を
吹き上げる風をR/L
掬いとる
冷たい鼓膜
乾いたロック
冬をもう少し浴びていたい
サイドウォークは選ばない
影を広 ....
パンとミルクと水滴とカエルが

手を繋いで飛び降りた

おかゆの中に飛び降りた

ぐつぐつぐつぐつ煮えちゃった

ああ 可愛いなと人間が

自然の原理といぶかしがって

 ....
まだ幼くて小さくて
舌がもつれる女の子
一所懸命読んでいる
あきはゆうぐれやまのはいとちこうなりてからすのとびいそぐさへあはれなり
小春日和の昼下がり
声高々と
空に届けと祈ってる

 ....
タランは耳が無い

タランは聞きたくない音が多すぎて

耳がなくなるように進化した

タランは子を産めない

タランは子供なんていらなかったから

子供なんて産めな ....
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何もかも傾いている
時間にもたれかかっている

不安なのだ

矢印を明日に向け
地に足をつけば斜めになる

上り坂の頂上に
日が昇るのを待ち

やがて

ビルとビルの間から
 ....
空襲警報の夜
逃げ遅れ
群衆に踏みつけられて
押し潰された
松岡君のランドセル
遮断機の上にも拡がる空
雨の日も
上がったり
下がったり
忙しい暮らしの中で
溜息をつく暇もない ....
ひょうしょうじょう
あなたは
とてもきれいな
おほしさまを
みつけましたので
ここにそのえいよをたたえ
いっしょに
てをたたきましょう
ならんで
かわらにねそべりましょう

 ....
死ぬのを忘れたカナリアは
月夜の晩に酔いつぶれ
死んだふりする卑怯者
二月の雪を貯め込んで
春の来るのを妨げる
迷惑至極の無礼者
如意棒もどきの長い竿
背中に担いで歩いてる
あした晴れたら
レモンキャンディー舐めながら
コンビニ強盗でもやってみようか
それとも
この腕枕している右腕が壊死するまで
きみとふたり眠り続けてみようか
丘に寝そべっていた少年が
組んだ足の先で 空を横切る電線を踏む

はりつめていた空は ぴりりと裂けて
へき開し
裂け目の奥からふうわりと
薄紅や
橙や
菫色の花びらが
うっとりと目 ....
かつて死んだ人のことをうたった人が死にました
そうやってみんな
小指一本で繋がってゆきます
いつか自分があの繋ぎ目を切ってやるのだと意気込んでいた人たちは
例外なく、自分は生きているのだと主張 ....
怒髪天を衝き
コタツに空手チョップ
一刀両断
見事なまでに真っ二つ
でも全然スッキリしない

今日の朝刊で読んだんだけどさ
太陽の直径の千五百倍もある
馬鹿デカい星が見つかったらしい
 ....
右手にもったきゅうすを傾けたら
青い湯飲みの底に花が咲いていた

一瞬にして
そそがれた緑のまどろみの下に
花は消えた

この湯飲みで
数百杯の茶を飲んでいるというのに
知らなかった ....
空を

どこまでも飛んでみるということを
振り返った視線の、端のほうの夢の中
ほんの少しの香りで、漂っている

今、この辺りで



いつのまにか、梯子がなくなっている
あの木の ....
私はオレンジ色のバッグを持っている
私は眠っている
私はオレンジ色のバッグを持っている
私は夢を見ている
私はオレンジ色のバッグを持っている
私は夢の中にいる
若い男が私に言う
「そ ....
 
 
 
 
鳥角度、見た(ぼくの)ひとにちを終電車、ふりかえり逃げる。どうしてあんなことを(こどもの)と流れてゆく(せせりだしてしまう)蛍光灯。つるつるとした(足の爪で)金属の棒にもたれか ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぐるぐるかぜが- アンテ自由詩205-3-1
準備- 吉岡孝次自由詩305-2-28
冬物語- tonpekep自由詩9*05-2-28
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩126*05-2-27
lack- サカナ自由詩305-2-26
波/リフレイン/- tonpekep自由詩6*05-2-26
カーテン- 塔野夏子自由詩7*05-2-25
地上にて- tonpekep自由詩7*05-2-25
ap- 六崎杏介自由詩105-2-24
といれのかみさま- 服部 剛自由詩6*05-2-24
散乱- 田代深子自由詩805-2-22
枯れ比べ- A道化自由詩405-2-22
キスデスカ- AB(な ...自由詩9*05-2-22
#JUMP- バンブー ...自由詩405-2-22
おなかすいた- ayu-m自由詩205-2-21
チャシャーキャット- あおば自由詩3*05-2-20
タラン- ayu-m自由詩505-2-20
雑音- 槙田雪自由詩405-2-20
垂直になる- ベンジャ ...自由詩14*05-2-18
遮断機- あおば自由詩2*05-2-18
ひょうしょうじょう- アンテ自由詩305-2-18
- あおば自由詩2*05-2-17
あした- 大覚アキ ...自由詩305-2-16
- ふるる自由詩9*05-2-15
冷たい遊戯- サカナ自由詩505-2-15
超新星コタツ- 大覚アキ ...自由詩405-2-14
顔のうらがわ- 服部 剛自由詩10*05-2-13
いつか、忘れるという日のことを- 霜天自由詩1605-2-13
AN__ORANGE_COLOR___BAG- 梼瀬チカ自由詩305-2-13
鳥角度- nm6自由詩905-2-13

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