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ふとした時に
小さな火ダネが
落ちてきました
 ゆっくりゆたかに
 両手のなかに

こんな小さなものなのに
私の全てに広がって
私の全てをあたためました

となりの人ももっていたの ....
 今
 そんなに強張っているけど
 肩の力を抜いて
 眉間の力も抜いて
 下唇の下の力も抜いて
 そしてなにより
 心の力を抜いたら
 自然に腹の力も抜けるから
 そしたら
 Boo ....
骨洗いの宿題はたいへんだ
僕は集中力がないから
いつも苦労する

僕のお姉さんは骨洗いが
とても上手だ

姉さんが骨を洗う姿は
とてもきれいで
僕は
自分のお姉さんなのに
変な気 ....
さびしい秋の夜の
さびしい田舎の
さびしい家の
さびしさが

さびしさのあまり
ちいさく凝って
足をはやして
ひょおんと跳ねる

さびしいね ひょおん
さびしいよ ひょおん
そ ....
光の彼方の地球では
時の流れが驚くほど速く

我々の一日が終わる頃には
すでに365日も過ぎているらしい


おやすみ織姫


また明日
会社を休んで
食卓の電卓の上に隠れてみた

電卓の5の上に立って
19731973と打たれたら
きっと楽しいだろうと思う

電卓の5の上に立って
14.26と打たれるのは
スリリング ....
横丁の角を
曲がると
公営住宅の
アンテナの遥か上
ライオンの
かたちした雲が
広いサバンナを
駆け抜けていた
これはうちが記憶する最後の景色
あんたの部屋の周りの最後の景色
タバコ屋は閉まってた
売れへんようになった酒屋さんも閉まってた
たこ焼屋はなんでかまた定休日で
あ、そっか
もう時間が遅いか ....
 感情の吐露です
  それは美味いのですか
  脂がのってるのですか
  私は場違いではありませんか
  大将、
  はちまき ずれていますよ
  ずれているのは何だっけ
  そ ....
外があまりにもしずかなので
わたしはまた音を失ったかと思いました
外があまりにもうごかないので
わたしはまた光を失ったかと思いました
外があまりにも秋らしかったので
わたしはまだ冬がきていな ....
全ての女の子へ
王子さまは
かえるだったりするのだろうから
玉子さまだったりもする
当然、白馬になんて乗っていないし
スポーツカーなんか持っていないかと思われ
運転免許だって持っている ....
うすよごれた
鍋に
ぜんぶいれなよ
なぁ


あたたかいふりをして
わたしの隣を歩く魚
ララと呼んだ
われ鍋に閉じぶた


あれが鍋です
今はれきしのしゅんかんです
椅 ....
人間は牛じゃないのに

大砲は豆じゃないのに

あれは

きっと

花壇の音







 
                       詩集「時遊時間」より
近くの小学校から
家路のメロディーがかすかにきこえる。
むくどりが騒ぎながら巣に帰る。
そろそろ帰ろうと思って土手に登る。

いつも歩く河原の
何度も踏みしめた砂地。
そこに蟻地獄がいる ....
真冬の風に押されて入る
どこか樟脳くさい昆虫館は
暖房でひどく乾燥して。
こんな昆虫館には必ずいる。

この大物を忘れたら
昆虫少年たちが怒るものね。
確かにすばらしい虫だものね。
あ ....
野生の呼び声を真似て 空を見上げる
数えられる雲の数だけ数えられる仲間と
数えるのを待ちながら数えられない他人たち
結託して
町の廃工場でシンナーを吸う
煙突から見える空は黒い
もしくは見 ....
たくさんの気持ちの詰まったお部屋。
女の子は泣いていました。
ここから、出て行きたいといいました。

さあ、腕の見せ所だわ。

分からず屋がいっぱいいるから、いけないんだわ。
だから、傷 ....
お母さんは免許を持っているのに、
自動車を運転しません。

恋人はふたり必要なのかしら。

わたしはおせんべいをばりばりたべながら
考えました。

色気も何もないのよね。
時代遅れにもわたしは、携帯を持っていません。
だから、あなたとの連絡手段は電話だけ。




最近、電話線をひっこぬきました。
何かを伝えるために生まれた
それが 私

けれど何を伝えるのか
けれど誰に伝えるのか
忘れてしまった 時の中に
それも 私

たぶん言葉ではうまく言えないだろう
たぶん涙がでてしまう ....
ヤギの角から
風が飛び立ってゆきます
壊れた蓄音機からは
もう染みださない炭酸
かわりもしたし かわりもしない
時計の螺子を抜くと
走りだす犬のシッポ
揺れては困るウッドチェアに
蜘蛛 ....
ゼリーに閉じ込めました
あるのならば 白桃や苺や なんやかんや
できることなら 凍った息や大根の湯気

風船の実の中にあるチョコレートは
あると思っていたけれど
6歳のときに無いことを知り ....
なぜ
目がさめるんだろうって
思ってた
まだ小さなころのこと
ずうっと眠っていられたら
幸せなのに

お金がかかるからよ
カナコさんがわらった
ブランコが行ったり来たりするのは
 ....
大切な人への手紙は
必要以上に 重い部分をを伝えてしまうから
僕は二通の手紙を作ります
さらけ出す文を一通作って
あなたに出す二通目のほうには
一通目の表面だけを丹念に ひろいあつめ
恥ず ....
ちっちゃくて硬い。
鈍色にくすんだ鉄のかけら。
美しい鳴き声は持たない。
美しい模様もない。

田舎の物置の
米ぬか臭い片隅で
ただ生きてゆくために
もぞもぞと生きている。

生の ....
君とアリス・ドライブの途中
蒼い森の入り口で白い車の息があがった。
僕は
車のボンネットを開けてしたたかに朝の蒸気を浴びる
ナビ・シートでは彼女のソウルが
コールタールの音をたてているんだろ ....
西北東三方を山に囲まれ
南東は関東平野に面する内陸県
高崎から下仁田を結ぶ上信電鉄沿線
南蛇井あたりの豪農の何代目かの曽祖父の放蕩がもとで
国を追われて富岡に出てきた祖父徳太郎は
赤貧洗うが ....
おっぱいは
大きさではなく

伝わってくる君の
優しさを感じる場所

それは心の上にある
十一月の夕暮れに
落とした財布は
世界の意味にすっかり濡れて
もう使い物にならない
ちょうど
開かれることのない
窓の高さで生きる
ぼくらのように

おとといと昨日と今日の夕焼けの違 ....
お前は
ビタミンを含みながら落ちていく

お前のばか
嬉しいばか

お前は
ビタミンの味も知らないで
そんなに若くして
ビタミンを含みながら落ちていく

お前のばか
お前のばか ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小さな火ダネ- りょう自由詩5*03-11-20
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骨洗いの宿題- k o u j i * ...自由詩1503-11-20
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